FULLCOUNT(フルカウント)は僕が最もおすすめするデニムブランドの一つ。
生地や糸にこだわり、最高のジーンズを世に送り出し続けるフルカウント。ヴィンテージジーンズのようなカッコいい色落ちを追求していて、ハイクオリティのジンバブエコットンを使った生地と糸はフルカウントのアイデンティティになっている。
以前に以下の記事でも書いたのだが、リジッドの状態からノリを落とし、穿いては洗濯を繰り返すことによって自分だけの色落ちのジーンズができる。
10月26日はデニムの日だったらしい。ジーンズの魅力を語りたい
FULLCOUNTデニムの魅力を最大限に感じたいなら、ノンウォッシュの状態で購入して洗濯と穿きこみを繰り返すことをオススメする。
今回は、そんなFULLCOUNTの定番モデルの中で細身の1109という品番の色落ちを紹介していきたい。
購入時(2013年)と2017年2月時点、そして現在(2018年7月)のジーンズの状況を写真で見てみよう。
FULLCOUNT 1109のスペック
公式サイトによれば以下の通り。
- NARROW STRAIGHT (細身のモデル)
- Color : INDIGO BLUE
- 13.7oz
- ZIMBABWE Cotton 100%
- Made in Japan
1109はフルカウント定番デニム4品番中(1105, 1101, 1108, 1109)最も細身のストレート。セルヴィッジデニムなので赤耳付き。
ノンウォッシュ
2013年に購入したノンウォッシュの状態の1109。
この状態ですらかっこいい。革パッチは龍が向き合うデザイン。
細身のシルエットはメリハリのある色落ちを期待させる。
フルカウントのバックポケットのステッチはなかなかカッコよくて気に入っている。
ボタンフライ、コインポケット、各種縫製のディテール、隠しリベットetc.と細身のモデルであるがヴィンテージジーンズを意識した設計。
僕はノンウォッシュのデニムを買ったらまず一度お湯でノリを落とす。
その後洗濯機にかけて乾燥機でガッツリ縮ませてから穿き始める。このジーンズももちろん同じ手順をふんだ。
2017年2月時点の色落ち
穿き込み状況
- 穿き込み頻度は概ね2回/Week
- 汗をかかない季節のみの穿き込みとし、洗濯回数は抑えめ(2〜3回程度)
Top View
フロントまわりのヒゲや膝周りのハチノス状の穿きグセは完全に定着し、メリハリのある色落ちが期待できそう。暑い季節を避けて穿き込むことにより、洗濯頻度を少なめに抑えバリバリの色落ちを目指してきた。
そんなはき方でももちろん、フルカウントの真骨頂である自然な縦落ちは楽しめる。
Back Pockets
右バックポケット
左バックポケット。飾りステッチが切れつつある。
裾
裾のステッチは切れ始め、生地も擦り切れてきた。
FULLCOUNTのセルヴィッジデニムは赤耳というか、ピンク耳に近い。
社会人なので毎日着用することは出来ないが、数年かけることによりかなり風合いが出てきたことが写真から伝わると思う。
2018年7月時点の色落ち
これが現在の色落ち。穿き込み頻度は変わらず。その後1回洗濯し今回に至る。
Top View
色落ちにメリハリが出てきた。
左右で色味が若干違うのは僕の撮影技術のなさ。
自然光と照明とうまくいかなかった模様。。。なんとなく雰囲気が伝わればと思う。
Details
膝周りのバキバキに入った色落ちが素晴らしい。
フロントの写真。ヒゲの入り方もいいし、ボタンフライゆえに現れるボタンに沿った色落ちもすばらしい。
右ポケットのステッチはボソボソとかろうじて残っている状態。
左ポケットのステッチは一部すでに消えてしまった。でもこのステッチが抜けた後に残る濃いめの色残りラインがまた味があってよい。
革パッチに大きな変化はない。若干カサカサになってきて擦れているのはベルトの影響か。
後ろはベルトループの色落ち、パッカリング、丸まった赤タブ、隠しリベット部分の色落ちと、見どころがたくさん。
膝裏のハチノス状の色落ちはバキバキに。素晴らしい。
裾のステッチはさらにすり減ってきて、裾崩壊のリスクが出てきた。これはこれで雰囲気あっていいのだけれど。
おわりに
まだまだこのジーンズは色落ち過程にある。これからもガッツリ活躍してもらうつもり。
シルエットは細身で合わせやすいし、色落ちも抜群の雰囲気を出す。
日々穿くことにより変化がでてくる。これをながめながら気づくのもジーンズの楽しみ方の一つ。
フルカウントのデニムはジンバブエコットンを使い穿き心地の良さを追求している。夏に穿くならやっぱりフルカウント。色落ちもカッコいいし本当におすすめできるジーンズです。
次回レポートはまたいつか。では。
その後のFULLCOUNT1109の記事
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