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オーストラリア おすすめの旅行先

オーストラリアおすすめの旅行先と時期の選び方。主要8つのエリア・都市を実際に訪れた経験をもとに語ります。

2019-05-09Travel

広大な大地と自然、美しい街や多様な文化を楽しめるオーストラリアは、旅行先として人気の国の一つ。

日本と時差もあまりなく、いくつかの都市は直行便で行けることもあって、オーストラリア旅行を計画・検討している方も多いと思う。

僕は過去オーストラリアに2年半ほど仕事で滞在していたことがあった。田舎町に住んでいて旅行以外にあまりお金を使うこともなかったため、とにかく行ける限りオーストラリア国内の旅行を楽しんだ。

こういう経験をした人で、ブログを書いている人は少数だと思う。だから「経験者が語るオーストラリア旅行まとめ」的な記事を書きたいと思っていた。

実際に訪れ、自分の足で歩き、自分の目で見て、自分の感性で感じたうえで語る「オーストラリアおすすめの旅行先と時期」をお届けします。

なお、ここで紹介している写真すべてYoが撮影したものです。

旅行先リスト

僕が実際に訪れたことがある場所は以下の通り。

上記の名称は都市を示すものもあるし、エリア(タスマニア島など)を示すものもあるが、このようにカテゴライズした。

オーストラリア 地図

(参考)訪れたことがない場所リスト

参考までに行ったことがない街はこちら(行ってみたい。)

ということで、残念ながら僕はブリスベンやゴールドコーストの良さを解説できないし、ここからの記事内にはこれらの街は登場しない。こちらを検討されている方は他の方のサイトを参考にしていただければと思う。

それではここから旅の目的に応じたオーストラリアの旅行先選び方を書いていこう。

旅行先のおすすめの仕方

人それぞれ、旅に求めるものは違う。

そのときの気分にもよるだろう。だから旅行先の勧め方は難しい。ここでは、だいたいのイメージに沿って街の説明をしていく。

なお、その旅行先が自分に合うかどうかは、自分自身にしか分からない。多くのサイトや旅行記を参考にしながら、自分自身とよく相談してもらって、行き先を決定してもらえればと思う。僕の記事がそれを少しでもお手伝いできれば幸いです。

大自然を楽しみたい方へ

オーストラリアの魅力は、その広大な大地。そして海。

特に日本にないのは、その圧倒的な広さを誇る大陸の方。

日本では絶対に味わえない経験をしたいなら、ウルル(エアーズロック)がいいと思う。

大きな一枚岩がそこにある。

それ以外に何かあるのだろうか?行く前はそんな風に思っていたけれど、実際に行ってみた感想は、「行ってよかった」。

地球すげぇな、そんなことを感じられた旅になった。

ちなみに日本から直行便はでていないので、ケアンズかシドニー等を経由するケースが多い。経由した街でも何日か滞在すると旅がさらに充実するはず。

続いて、大自然のうち、海も楽しみたい、という方ならケアンズ。

グリーンアイランド ケアンズ 朝

地理的に日本から比較的近く、直行便もあるのでアクセスしやすい。

世界遺産グレートバリアリーフは一見の価値あり。

体験ダイビング(日本語対応もありました)もあるので、初めてダイビングを楽しむ方もあまり心配する必要はない。

なお、ケアンズなら世界遺産となっている熱帯雨林のあるキュランダも楽しめる。

大都市と大自然両方を楽しみたい

まず、オーストラリアの主要都市を訪れたいなら、検討すべきはシドニーかメルボルン。

オペラハウスやハーバーブリッジ、ロックスなど見所が多いシドニーは最初の旅行先としておすすめ。

オペラハウスとハーバーブリッジをフェリーから

美しいビーチが複数あるし、少し遠出すればこちらも世界遺産のブルーマウンテンを楽しむことができる。

ブルーマウンテン全景




一方、メルボルンは「世界で最も住みやすい街ランキング(World Liveability Ranking)」で何度も一位に選ばれたことがあるほど魅力のある街。

フリンダースストリート駅 メルボルン

歴史ある建築物と近代ビルが融合し、多種多様な人々も集まっていて、アートや文化の発信地として重要な都市となっている。

ツアーやレンタカーでグレートオーシャンロードを走れば、最高のドライブを楽しめるとともに、大自然の力で生まれた不思議な地形を鑑賞できる。

12使徒 波

シドニーもメルボルンも魅力溢れるステキな街なので、行きたい場所をリストアップしてみて気に入った街を訪れるとよいと思う。

オーストラリアの主要都市は制覇。次の旅行先を探しているという方

僕のつぎのおすすめはタスマニア。

クレイドルマウンテン

自然は美しく、空気はきれいで、食事は美味しくて、街は美しい。

そんなタスマニア島をレンタカーを借りて縦断した旅は忘れられない思い出。

州都であるホバートと、世界で一番空気がきれいといわれるクレイドルマウンテンは押さえてほしいポイント。限られた期間でどこを回るのか、計画するのも楽しい旅になるだろう。

次に、他に替えが効かない場所といえば、北部準州にあるカカドゥ国立公園。こちらは文化・自然の両方で価値が認められている世界遺産(複合遺産)となっている。ダーウィンから車で移動する必要があるけれど、早朝のイエローウォータークルーズは忘れられない思い出。夕方のクルーズもいいらしい。

日の出 イエローウォータークルーズ カカドゥ国立公園 早朝



西オーストラリアのパース、南に位置するアデレードには数日ずつしか滞在したことがないけれど、街はキレイで美しく各々見所がある。ワイナリー巡りなんかに参加してもいいと思う。ただ、シドニーやメルボルンをおいて優先順位をあげてオススメするほどではないかなと思っている。特別な目的がないかぎり。

ちなみに、パース(Perth)もアデレード(Adelade)もWorld Liveability Ranking(住みやすい街ランキング)のトップ10の常連である(メルボルン・シドニーもだが)。素晴らしい街であることは間違いないと言える。

キングスパークから撮影したパースの街並み。


とにかく広大な土地にゆとりを持った設計の建物・道路が広がるアデレード。

アデレードの街並み

日本では見られない街を体感できるだろう。

それぞれの旅行先とオススメの時期について

ということで、なんとなく行き先は絞れてきただろうか。
それでは、ここから各旅行先とそれぞれのエリアの特徴をもう少し細かく記載していきたい。

  1. ウルル(エアーズロック)
  2. ケアンズ
  3. シドニー
  4. メルボルン
  5. ダーウィン

ダーウィンを訪れる優先順位は低いと思うけど、カカドゥ国立公園のような他の街では経験しにくいアクティビティもあるため、あえてここにリストさせていただいた。

アデレード・パースについては、以下の過去記事を参考にしてもらえればと思う。

1.大地の圧倒的な雄大さを感じたいならウルル

その圧倒的な存在感、サンライズ・サンセットでの神秘的な姿。多くの人々を虜にする魅力がウルルにはある。

簡単には行けない場所だし、お金もかかるけど、行く価値がある、それが僕の行ってみての感想。

ウルル サンセット サンライズビューポイントから



日本ではウルル(エアーズロック)だけが有名かもしれないが、車で40分の場所にあるカタジュタ、車で4時間ほどの場所にあるキングスキャニオンもぜひ行き先候補に加えてもらいたい。

どちらも、行ってよかった、と思える凄さを感じられるはず。

キングスキャニオンは気温が上昇すると閉鎖されてしまうので、早い時間からウォーキングを始めるようスケジューリングすること。

キングスキャニオン 絶壁

なお、ウルルでの移動はレンタカーがおススメ。ツアーで行く場合はそれに従っての移動になると思うが、レンタカーならとても自由度高く旅を楽しめる。

難しい都会の道ではなく、ひたすら続く平坦な道なので運転へのハードルは高くないはず。ぜひレンタカーを検討してみてほしい。

詳細は旅行記をご覧ください:

ウルル(エアーズロック)のベストシーズン

一般的にベストシーズンと言われている時期は5月〜9月(南半球のオーストラリアでは冬にあたる時期)。

夜間早朝は冷え込む時期だが、この期間はハエが少ない。晴れの日も多いそう。

僕が訪れたのは9月。

このときはハエはあまり飛んでなくて、快適だった(ハエよけネットを持って行ったけど使わなかった)。

気温については、朝晩は冷えるし午前中日陰で風が強いと寒さを感じるほどだったので、ダウンジャケットを着用。日中気温が上がってくると、シャツを羽織る程度。そんな感じで調節した。

旅行会社はチケットを売りたいので真夏の時期(11〜3月)も旅行できます、と言うかもしれないけど、ハエが多くかつ気温がかなり上昇する真夏はオススメの時期ではない。

ウルルの登山について

2019年の10月より、ウルルの登頂が禁止となる。これまでは風の強さなどのコンディションが整えば登ることができた。

だけど、僕はぜひ登らないでほしいと思う。ウルルは現地の方にとって神聖な場所。彼らは登って欲しいと思っていない。

だから登るべきではない。以下の記事に考えをもう少し詳しく書いたのでぜひ一度お読みいただければと思う。

2. 海、陸両方の世界遺産を楽しめるケアンズ

グレートバリアリーフは世界最大のサンゴ礁地帯。世界遺産にも登録されており、楽しみ方もいろいろ。

グリーンアイランド ケアンズ オーストラリア1

グリーン島やフィッツロイ島などの島まで出てグレートバリアリーフを楽しむ方法もあって、僕はグリーン島に一泊し、贅沢な1日を過ごせた。

一泊するメリットとしては、日中は日帰りの観光客で島が賑やかになるのだが、夕方の最終の船が出港すると、一気に人が減り、とても静かな時間を美しい島で過ごせること。

続いてケアンズ陸側の世界遺産といえば熱帯雨林。

世界の車窓からのオープニングを務めたキュランダ高原列車。

Kuranda Scenic railway キュランダ高原列車 オーストラリア ケアンズ


キュートなコアラたちに会えるコアラガーデン。

コアラガーデン キュランダ


スカイレールから眺める熱帯雨林。

キュランダ スカイレール 戻り

見所たくさんの1日を過ごせる。

旅行記:

ベストシーズン

僕がケアンズを訪れたのは3月下旬。

一般的にはベストシーズンは4〜5月上旬と10〜11月。気候が安定(風が穏やかで暖かい)しているそう。

1〜3月はこのエリアは雨季。雨が降ると海の透明度が下がってしまうらしく、あまりオススメされない時期。だけど、自分自身の経験からすると、3月下旬で少し雨にも降られたけど天候にまぁまぁ恵まれ十分楽しめたので、一概にダメな時期とは言い切れない気もする。海は確かにちょっと濁っていた気がするけど。

ケアンズ フェリー乗り場

晴れの日もあれば…

ケアンズ ホテル 海沿い

曇りの日(少し雨)もあった。

オーストラリアの冬に当たる7〜9月は海の透明度が高くダイビングにはベストシーズンとなる(ただし気温が低い)とのこと。

3. 美しいオーストラリアの都市と大自然を楽しみたいならシドニー

シドニーの街は広くてとても整っている。

天気のいい日に散歩をするだけでも十分楽しめる、そんな街だと思う。

交通機関の一つであるフェリーに乗って、移動するのだって、それだけで楽しめた。

フェリーでマンリーワーフへ




そして最初に述べた通り、少し遠出すれば世界遺産のブルーマウンテンで広大な自然を感じることもできる。

とにかく間違いない旅行先、シドニー。

過去の旅行記はぜひ参考にしていただければと思う:

ベストシーズン

一般的に春(9月〜11月)、秋(3〜5月)がいいらしい。ま、それは日本も同じかなという気もする。
春から初夏(9月〜1月)がいいという人も。

ビーチを楽しむなら夏がいいだろう。

シドニーのマンリービーチ

シドニーは年間を通して過ごしやすいので、時期について心配する必要はなさそう。冬も日本ほど寒くないとのこと。

12〜2月は夏で、僕が過去に訪れたのは夏の12月末〜1月頭。朝は少し寒さを感じるくらいで、日中はやはり暑かった。羽織るものを持っていくといい。

12月31日は何と言っても花火。このタイミングで旅行する方は花火鑑賞を計画に。

シドニー年末花火

1月1日は比較的お店が閉まってしまうので、旅程を計画する際はご注意を。

4.多様な文化やアートの発信地、メルボルン。グレートオーシャンロードも必見

多様な人々が集まっているメルボルン。そこから多様な文化が生まれ、それらが融合した魅力ある街となっている。

歴史ある雰囲気のよい街並みもある一方で…

トラム メルボルン



近代的なビルが存在感を放つ。

Yarra river melbourne



Eureka Tower Skydeck(ユーレカタワー スカイデッキ)から見渡せば街全体の雰囲気を一望できる。ここもオススメの観光スポット。

メルボルン eureka sky deck 88


日の入まで待てば、美しい夜景を鑑賞することもできる。

夜景 メルボルン エウレカスカイデッキから




また、カフェ文化も世界有数の街であり、街のいたるところにカフェを見つけることができる。ぜひメルボルンのコーヒーを一度味わってほしい。

カフェラテ メルボルン マーケット付近




さらに、車で移動できる範囲にグレートオーシャンロードがあり、最高のドライブを楽しめる。

できれば往復で2日ほどグレートオーシャンロードに時間を確保したいところ。日帰りでも行って帰ってこれるが、時間に余裕がない。

グレートオーシャンロード 絶景


どうやったらこんな地形になるのだろう、そんな風景が広がっている。

ロンドンブリッジ オーストラリア

ここでは紹介しきれないほど魅力満載の街メルボルン、とてもおすすめである。

詳細な旅行記はこちらからどうぞ:

ベストシーズン

四季のあるメルボルン、一般的には春から秋(11月〜4月)が旅行に適した季節とのこと。

僕が訪れたのは12月上旬、晴れの日もあれば分厚い曇りの日もあるという感じだったけど、過ごしやすい街という印象。

グレートオーシャンロードをドライブした日、十二使徒はなかなかの強風という天気。快晴の写真は取れなかったけど、逆に強い風・波という自然の凄さを感じることができた。それはそれでよかったかなと思っている。

12使徒 オーストラリアメルボルン

メルボルン旅行とタスマニア旅行の組み合わせについて

せっかくオーストラリアを旅行するのなら、複数の都市やスポットをまわりたい。そんな計画を希望する方もいるだろう。

メルボルンはタスマニア島に近い。もし時間が許すなら是非タスマニアにも足を運んでもらえたらと思う。素晴らしい自然、美しい景色を堪能できる場所。

ワイングラスベイ ビュー タスマニア



クレイドルマウンテンではそこら辺を歩いている野生のウォンバットやワラビーに出会えた。

ウォンバット タスマニア クレイドルマウンテン
ワラビー クレイドルマウンテンロッジ




州都であるホバートも美しく、街を歩くだけでも楽しめると思うが、せっかく訪れるなら是非サラマンカマーケット に行ってみてほしい。

サラマンカマーケット タスマニア

毎日開催されているわけではなく、毎週土曜日の開催が基本だが、スケジュールが合えばぜひ。

トータル10日間ほどあれば、メルボルンとタスマニアを楽しめると思う。僕の場合、まずタスマニアをレンタカーで縦断(5日間)し、その後メルボルンに移動しグレートオーシャンをドライブ(往復で2日)、メルボルン市内を観光(2日)といったスケジュールを計画した。

タスマニアの旅行記はこちら:

なお、タスマニアは寒い地域なので12月〜2月の夏の時期がおすすめ。

この時期でもクレイドルマウンテンまで登ると寒く、防寒対策は必須となる。

遊歩道を散策 クレイドルマウンテン

しっかり調べた上で荷物の準備をしよう。

5.夕日の美しいダーウィン

ダーウィンはオーストラリアの北部準州に位置し、海の向こうに沈む美しい夕陽を眺められる街。

気候においては四季がなく雨季・乾季という特徴を持つ。もしダーウィンを訪れるなら、絶対に乾季(5月〜10月中旬頃)をオススメする。強烈な雷や毎日のようにスコールのような雨を経験したいなら雨季(11月〜4月)でも構わないが、基本避けるべき。

乾季はほとんど雨が降らず、それでいて気温も上がり過ぎず(最高で30度くらい)、とにかく過ごしやすい。カラッと爽やかな夏という感じ。

絶対に訪れて欲しいミンディルビーチマーケットも乾季の時期にしかオープンしていない。

Mindile beach market ダーウィン



海の向こうに沈む夕陽を眺めるのは最高の瞬間。多くの人たちがビーチに集まる。

Darwin Mindile Beach Sunset



複合世界遺産であるカカドゥ国立公園に行くのも、乾季を狙って訪れた方がいいと思う。僕が訪れたのは8月。最高の旅となった。

鳥たち カカドゥ クルーズ

野生の動物、日出・日入のタイミングでの風景の美しさ、とにかく見所が満載。

夕日が沈んだ後のイエローウォーター

詳細は以下の旅行記を参照いただきたい:

おわりに

たくさんの魅力に溢れるオーストラリア。旅行先として選んで間違いはない。

ただし、各エリア・都市ごとに特徴が異なるので、しっかりと事前に調査をして旅行を計画しよう。

僕は街歩きや文化・自然の素晴らしさを実感するのが好きで、この記事ではそれらに特化した内容となっている。他の楽しみ方もたくさんあると思うので、ぜひ幅広く調査し、充実した旅行を楽しんで欲しい。

実際に旅行に行った人の話は参考になるし、とてもありがたい。僕はいつもそう感じているので、自らの経験をこのようにまとめることとした。

7000字を超える記事となってしまったが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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Yo
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