Leica Q2にはマクロ機能が用意されている。
通常だと最短撮影距離が30cmに対し、マクロに切り替えると17cmまで寄れるようになる。これが意外と使い勝手が良くて、モノ撮りだったり、子供が近づいてきでもピントが合った写真が撮れたりと活躍してくれている。
「ところで17cmって具体的にはどこから測るんだろうな?」
と、ふと疑問に思い、実機で簡単な確認もしてみたので、1つ記事を書きたいと思います。
マクロモードへの切り替え
ライカQ2にはMACROと表記されたリングがある。通常時は白いドットが合致していて、通常モードでは0.3〜∞[m]と記載されている。
上の写真の左、矢印で示した部分にキザギザがあるので、ここに指を引っ掛けて回す。
すると「MACRO」の文字がカメラ本体側の白いドットの位置にくる。
マクロモードに切り替えると0.17〜0.3[m]の表記の部分が現れる。マクロ機能切り替えのリングを回すとニュニュッと動くのがカッコいい。
最短撮影距離の定義
最短撮影距離とは?を調べてみると、一般的にはセンサー面からピントの合う位置までのことを言う。
レンズの端から被写体までの距離ではない。
それってどんな感じだろうというのを、ちょっと確認してみよう。
ライカQ2の通常最短撮影距離:30cm
カメラを起動し、被写体を近くに置く。
マニュアルでピントが最も近くに合うように調整し、最短撮影距離を体感する。
モニタから見るとこんな感じ。
30cmというのはだいたいこのくらい。
どこにセンサーがあるのかわからないけど、適当に測ってみても実際は30cmよりちょっと短い気がする。
なお、素人が興味本位で実施しているものなので、精度を求めるものではないことはご理解いただきたい。
ライカQ2マクロ機能、最短撮影距離:17cm
続いてマクロモードにして同じことをしてみよう。
かなり寄れる印象。
17cmってずいぶん近くに感じる。
レンズフードの端から被写体まではこの写真から読み取るに、8-9cm程度。
思ったよりも17cmって近いんだな、と思った。
LEICA Q2 マクロモードを試してみて
ライカ公式サイトをちょっと調べた限り明記された箇所は見つけられなかったが、最短撮影距離17cmというのはセンサー面から被写体までを言うと思われる。
レンズの長さはそこに含まれ、実際レンズフードから被写体まで8-9cmほどまで寄れるようだ。
以前、最短撮影距離50cmのレンズを使ってたが「結構寄れないな」という感想だった。テーブルフォトは普通には撮れないイメージ。自分がちょっと引いて撮影しないとピントを合わせられない。
使ったことはないけど70cmというのはかなり距離があるイメージ。
30cmというのは、1ヶ月使ってみた限りその辺のストレスがない。
17cmというのはかなり寄れる。
そんな感覚。
子供を撮っていると、笑顔でこっちに近づいてきてくれることが多い。そのままレンズを触られそうになるのだが、それを覚悟でアップのかわいい写真を撮る。
うまくピントが合えば最高の写真になる。
ライカQ2ならそれが撮れることに気づいた。(もちろん最短撮影距離が短ければどんなカメラでも撮れる。でもライカのつくる写真はライカじゃないと撮れない)
Leica Q2は28mmの単焦点レンズを搭載しているが、思いのほか幅が広いな、と感じる。
いろんな場面に遭遇する日常。その記録をステキなカメラ1つで残したい方にとって、Leica Q2はオススメかもしれない(カメラの値段を除いては)。
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