Leica Q2のFirmware Update 2.0があるとのことで、早速導入してみた(2020.2.12)。※2020/11/7 Firmware Update 3.0があったが基本操作は同じ。この記事はFirmware2.0の時に作成した記事に、3.0の内容も少し追記している。※2 2023/4/22 Firmware 5.0へのアップデートも同様。
このアップデートの情報は以下のページを見て知った。
LEICA Q2 – FIRMWARE UPDATE 2.0 -LeicaとNikonとApple話題
こういう情報はとてもありがたい。
実際にアップデートをしてみたのだが、いくつか気になる点もあったので、このブログでも、僕なりに記事にまとめておこうと思う。いろんな情報や経験談があった方がいいと思うので。
ファームウェアエア2.0へのアップデート手順概要
手順の概要は、以下の通り。
- ウェブサイトから最新のファームウェアをダウンロード
- それをSDカードの最上層フォルダに保存
- そのSDカードをカメラに入れてアップデート実行
- カメラ再起動
- 各種再設定
使ったデバイス(参考)
カメラ単体ではこのアップデートはできない。ファームウェアを一度別のデバイスにダウンロードする必要がある。僕は以下のデバイスを使ったので、参考まで。
- Leica Q2(フル充電状態)
- SDカード
- iPad Pro11インチ
- USB Cハブ(SDカードスロット有)
SDカードには写真のデータも残っていたが、それらはそのままでも問題なかった。
【注意】アップデートを始める前に
カメラ設定が初期化されることがある、と公式サイトに記載がある。
実際、僕のLeica Q2は初期化された。日付・言語設定からショートカットの設定や保存ファイル設定まで。
念のため、設定で変更しているところはメモしておくと安心かなと思います。
アップデート手順
ライカのウェブサイトにiPad Pro等のデバイスからアクセス。
マニュアルがあるので、ダウンロードして読んでおく。
マニュアルに従えば問題ないと思うが、どんな感じかを写真を交えながらお伝えする。
まず最初にファームウェアをダウンロードする。iPadOSのダウンロードフォルダに保存される(113MBほどありダウンロードには少し時間がかかった。)
続いて、ダウンロードしたファームウェアをSDメモリーカードに移す。
カメラの電源はOFFの状態でSDカードをカメラに入れる。
カメラの電源を入れ、MENUボタンを押して、[カメラ情報]を探す。
ファームウェアの項目にある「アップデートを開始」を選択。
V2.0にアップデート、で「はい」を選択(最初は「いいえ」が選択されている)。
プロファイル情報をSDカードに記録しますか?「はい」を選択(最初は「いいえ」が選択されている)。※あとで気になったが、この記録した情報の復活のさせ方がよくわからなかった
ファームウェアがアップデートされるので待つ。
完了メッセージが出る。
カメラ側でアップデートを開始したら、数分もかからずに完了。
SDカードは抜かずにカメラの電源を切る。
そしてももう一度入れる。
すると初めて電源を入れた時のアニメーションが始まった。
WELCOME TO THE LEICA Q2。
時間設定や言語設定を行う。
むむ、設定していたショートカットが全て消えてしまった上に、戻し方がいまいちわからない。。。ということに気づく。
確かに「カメラの設定が初期化されることがあります」とはあったが…
ショートカット設定は僕にとって必須なので、思い出しながら再割り当て。復活のさせ方はあるかもしれないが、僕は見つけられなかった。
本記事の冒頭にも触れたが、念のため設定のメモをとっておくと良いと思う。
LEICA Q2 ファームウェア2.0での変更点
公式サイトに変更点について記載がある。僕が気になったのは以下(これが全てではない):
メニュー画面を押したらステータス画面が表示
MENUボタンを押すとこんな画面が出るようになった。
ここに並んでいる項目は、ここで選択して設定を変更できる。まずは使って慣れてみたい。結構使い勝手は良さそう。
マニュアルフォーカス時、AFフレームのある箇所を自動拡大
操作性のところも結構変えてくるんだな、と思ったのがこれ。
ちょっとわかりにくい写真だと思うけど、マニュアルフォーカスの際に中央に四角い枠が出てくる(前あったっけ?違和感)。
このフレームは左右上下に動かせる。
これまではMF時にフォーカスリングを回すと中央を自動拡大してくれていた。
今回のアップデートから、このAFフレームのある場所を自動拡大してくれる。
右の方に寄せておいてフォーカスリングを回すと、右の方が拡大され、そちらでピントを合わせることができる。
なるほどー、そういうことか。
トラッキングAFの改良
正直、Sonyから移ってきて、Leica Q2の追従性はSonyに劣ると感じている。この辺りがどう改善されるか気になる。
Leica FOTOSでの転送速度向上
10MB/枚とかある写真転送は時間がかかる。ここの向上はありがたい。体感するほどか試してみたい。
Leica Q2ファームウェア2.0アップデートしてみての感想
思った以上にカメラの操作性の部分に変更があった。
使っていけば慣れるかなと思う。こういうアップデートはウェルカム。MFがメインのイメージがあるライカ、AFは今後もっと改善されていくのだろうか。
アップデートにアンテナ張りつつ、色々試していきたい。
2020年11月にFirmware Update 3.0
Firmware 2.0に続いて2020年11月に3.0のアップデートも行われている。
- サムホイールボタンのショートカット機能がMFモードでも使用可能に
- AFフレームのサイズが変更可能に
- モニター設定とJPG記録画素数がお気に入りのメニューに登録可能に
- フラッシュモード専用オートISO設定
- 新ユーザープロファイルリスト
- JPG画質と色再現性が向上
特に最後のJPEG画質と色再現性向上が気になるので、使いながら違いを気にして見ていきたい。