以前紹介したFULLCOUNT(フルカウント)の 1108というモデルを今も穿き続けている。
とにかく穿き心地が抜群で、家でもジャージ感覚で穿いている。外よりも室内で着用している時間が長いので、座っているときに擦れる場所の糸が切れたりとダメージが出始めてきた。
今回洗濯したタイミングで色落ちの状況を写真に収めたのでFULLCOUNT 1108の色落ちレポート第2回をお送りします。
ジーンズの色落ち全体感
![フルカウント 1108 色落ち 2019年に撮影](https://engineershareinfo.com/wp-content/uploads/2019/02/270A2299-63D1-4AA5-B53C-76C7DBB045DF-e1551018978659.jpeg)
全体的に色は落ち始め、面構えが良くなってきた。光の当たり具合によって見え方は異なるが、この写真だと濃淡強めに表現されていると思っていただければ。
バックはお尻周りの色落ちが進んでいる。家では座っている時間が長いからかな。
![フルカウント 後ろ 色落ち](https://engineershareinfo.com/wp-content/uploads/2019/02/46EFE358-6881-4B79-BC1A-0FDBF5193B65-e1551019019166.jpeg)
この1108はもともと細身に分類されるが、僕は若干ゆったり目で穿いているので、膝裏のハチノスはそこまで強く出ていない。
バックポケットや革パッチエリアは変化の見られるパーツが多い。
![フルカウント1108 後ろ全体](https://engineershareinfo.com/wp-content/uploads/2019/02/82C28EEF-707E-4AE9-AA88-209D5E55891B-e1551019093654.jpeg)
ベルトループ、バックポケットのステッチ、革パッチ、赤タブ、隠しリベットのアタリ、etc.。それではこれらの詳細な状況を見ていこう。
ディテールのレビュー
それでは各パーツの経年変化状況を見ていこう。
革パッチ
![フルカウントの革パッチ 2019撮影](https://engineershareinfo.com/wp-content/uploads/2019/02/917568A6-0CC6-4C60-B654-6C68F2320BE4-e1551045047491.jpeg)
革パッチに大きな変化は見られない。特になんの処置もしていないため、触ってみるとカサカサ。ベルトがよく擦れる部分はとくに色が落ちている。
バックポケットのステッチ
![フルカウント1108の糸へのダメージと隠しリベット](https://engineershareinfo.com/wp-content/uploads/2019/02/FE455FC0-C3B5-4B1F-B17C-E733A41FAE51-e1551045123496.jpeg)
モデルチェンジによってなくなってしまったバックポケットのステッチ。右側のバックポケットのステッチはほぼ完全に抜け、色の濃淡のみが残っている状況。
![フルカウント1108の左バックポケットを2019に撮影](https://engineershareinfo.com/wp-content/uploads/2019/02/29F588B5-6864-42AC-849D-397A1101CDA4-e1551045176767.jpeg)
左側のバックポケットはまだ少しステッチが残っている。これはこれでGood。
隠しリベット他
隠しリベットのある場所は生地が擦れ白さが目立つようになってきた。
![フルカウント1108の後ろの糸にダメージ](https://engineershareinfo.com/wp-content/uploads/2019/02/058C3DE0-6CBC-44FE-85E3-9F95591B5D54-e1551045220103.jpeg)
この写真を見てもらうとわかるが、左右のバックポケットのちょうど間を盾に通っている糸が切れ始めた。経年的に糸の色落ちも楽しめるもののダメージも出やすいのが弱点かなと思う。
裏から見た写真がこちら。
![full count 1108のダメージを裏から](https://engineershareinfo.com/wp-content/uploads/2019/02/6191E543-3601-48A3-813A-CBA5DF86CF91-e1551099050387.jpeg)
2箇所で糸が切れているのがわかる。修理のタイミングは考え中。とりあえずまだはけると判断。
ちなみにデニム生地の方はまだあまりすり減っている感じはなくて、当面破ける心配はなさそう。ステッチの方が先にダメージが目立つようになってきた。
裾
![2019時点でのフルカウント1108の裾](https://engineershareinfo.com/wp-content/uploads/2019/02/6B6FC880-2D36-4587-88E5-3E1E16237B26-e1551045264211.jpeg)
裾は若干の引きずる部分にダメージがあるものの、崩壊するほどにはなっていない。
購入する際の裾上げの他に、1〜2年後にもう一度長さ調整で裾上げをしているので、ダメージの進み方は他の部分よりも少し遅いはず。
膝まわり
![2019時点のフルカウント1108の膝裏の色落ち](https://engineershareinfo.com/wp-content/uploads/2019/02/359ED9D2-3CA7-46C6-A745-AB5ECDD8DE59-e1551045301773.jpeg)
膝裏の色落ちはバキバキなハチノスはできていないものの、まぁまぁそれなりに雰囲気が出ていて悪くないと思う。
膝回りを表からみるとこんなかんじ。
![full count 1108 膝回りの色落ち](https://engineershareinfo.com/wp-content/uploads/2019/02/B6148620-4950-4291-9CEE-8E7B6381D0A7-e1551099303789.jpeg)
ヒゲが降りてきているのと、膝裏へつながる部分と膝を中心に放射線状に白い線が出ているところはお気に入り。
フロント周りのヒゲ
![フルカウント1108ヒゲ、腰回り](https://engineershareinfo.com/wp-content/uploads/2019/02/4D57D0BE-4A82-47E5-A887-5EDDDF31406D-e1551098999988.jpeg)
座ることが多いと、フロント周りのヒゲは出やすいものと思われる。結構しっかりとヒゲが刻まれているのはナイス。
ミミのアタリ
![full count 1108の耳のアタリ](https://engineershareinfo.com/wp-content/uploads/2019/02/DA47B5F6-95E9-43EB-A9A5-7A2CC2BC1E55-e1551099110739.jpeg)
僕がフルカウントで好きな部分の一つ。それはミミのアタリ。キャタピラが通ったような跡がしっかりと残るのでカッコいい。
ボタンホール
![ボタンホールのダメージ フルカウント1108](https://engineershareinfo.com/wp-content/uploads/2019/02/95736649-7B60-4309-8BCA-A73246BCC9A4-e1551099220804.jpeg)
いよいよボタンホールにもダメージが出てきた。トップボタンのホールの糸がほつれてきている。生地の方にはダメージが出ていないので、もう少しこのまま穿いてみようと思う。
フルカウントデニムの縦落ちの雰囲気
![Fullcount 1108 縦落ち](https://engineershareinfo.com/wp-content/uploads/2019/02/700557C2-875F-4293-B3AE-272E25D65885-e1551098985953.jpeg)
サーっと自然に縦落ちするフルカウントのデニム生地は本当にお気に入り。2019年にモデルチェンジしても生地は変わっていないとのことなので、引き続きこの色落ちを楽しめるのはありがたい。
![縦落ちもも周り フルカウント1108](https://engineershareinfo.com/wp-content/uploads/2019/02/5B13C2DD-A740-4166-B70F-875085FFCB05-e1551099265932.jpeg)
上から見てもやはり雰囲気がよい。
まとめ
![](https://engineershareinfo.com/wp-content/uploads/2019/02/95CC088B-753E-4AF0-8BC1-96ECEDC758C6-e1551099159159.jpeg)
さて、いったいどれくらいの人が興味があるのか不明なレプリカジーンズ(ヴィンテージジーンズを再現して作られたもの)の色落ちレポート。ニーズはあるのか?という疑問はある。けれども昔僕がジーンズを選ぶときはみなさんのジーンズの写真を参考にしていたのもあり、引き続き誰かの参考になるかなと思って色落ちレポートは続けたいと思う。
なにより色落ちの過程を記録できるので、後から見返したときに自分自身も楽しめるというメリットがある。
リジッドの状態からデニムを穿いて色落ちを楽しむというちょっと変わった趣味であり、理解されにくいけれども、ブレずに続けていくつもりです。
みなさま、よいデニムライフを。
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