4月は新入社員も入るし、人事異動も多い季節ではないだろうか。
そんな中、いきなり海外赴任が決定して新しい環境で頑張っている!という人もいるかも知れない。
でも英語は苦手。。。そんなあなたへ、どこから手をつけたら良いか、少しでもアドバイスできたらと思っている。
僕は2013年頃に英語環境(上司が外国人、書類も会議も英語)に突っ込まれた。最初は上司が外国人だけど職場は日本(1年くらい)、その後はオーストラリアに職場を変えて2年半、そんな環境。
上司が外国人の職場に異動する半年くらい前から英語の勉強を始めたが、全然間に合わなかった。そんな経験もふまえてのまとめ。
なお僕の英語力は、「もともと英語が苦手だった人が気合で勉強して、4年ほど英語環境で仕事をして、なんとか上司や周囲のエンジニアと英語でコミュニケーションとりながら仕事をできるようになったレベル」。(海外に行く前に受けたTOEICは870点、帰国後は受けてないのでMax値は不明。)
英語の勉強に近道はないと思っていて、とにかく愚直に一つずつを身に付けていくしかないと思っている。ただ、回り道をして何も身につかなかったでは悲しいので、今回僕の経験に基づく勉強方法をまとめます。
*この記事は1週間で英語が身につく方法を示すものではありません。英語の習得には時間がかかります!。時間がかかるからこそ、どのように勉強を進めたらいいか僕の経験からのおすすめをお伝えするものです。
英語の勉強を始めるにあたってまず最初に行うこと
まずスマートフォンに英語辞書をインストールしよう。
ここはお金をかけるところ。常に持ち歩くスマートフォンに辞書を入れておくべし。ウェブで意味を検索しても情報は得られるけど、その単語の使い方や発音、文法などは辞書が圧倒的によくまとまっている。
ちょっとしたときに調べられるメリットは計り知れない。スマホに辞書アプリを入れることを強くお勧めする。
急がば回れ
発音とアクセント
僕からの次のアドバイスは「まず正しい発音とアクセントを。」である。
数日の出張ならまだしも海外赴任して何年も英語環境に行くなら、正しい発音を勉強しておきたい。
長い目で見れば、大きな効果がある。
日本語と英語で音が違う、ということに気付くだけでも大きな成果だと考えている。
せっかく単語を覚えるなら正しい発音と正しいアクセントで覚えた方が絶対いいし、後戻りがない。
僕は「通じる英語の発音エクササイズ: 早口言葉で耳と口を鍛える ([CD+テキスト])」芝詩史を購入して勉強した。
また今の時代は素晴らしくて、参考書を買わなくてもGoogleで検索しても参考になるページがたくさんヒットする。
「英語 発音 舌の動き」でGoogle検索してみてほしい。
舌の位置が大切なので、絵みて音を聞きながら勉強したい。
あと、できればネイティブの人に自分の発音を聞いてもらおう。英会話スクールでもWebレッスンでもいい。正しいと思ってもネイティブには違って聞こえることは多々ある話なので。
日本語では「ザ」と表記するけど、英語の”the”は「ザ」ではない。”the”である。
monthはマンスではない、monthだ。
workはワークではない。workなのだ。
rightとlightはネイティブにとって全く違う発音。日本語にしちゃうとライトなのだけど。
ちなみに、一生懸命勉強しても日々の会話のなかでちゃんと使い分けることは難しい。やはり日本で20年、30年かけて染み付いてしまった日本語の発音を僕は忘れることはできなかった。
でも使い分けようと思わなければ一生できるようにならない。だから発音の使い分けの重要性を主張したい。自分への意識づけも含めて。
なお、以下の記事も参考にしていただければ。
読む・聞く・書く・話すで叩き込む
語彙力をあげる
次は語彙力。ある程度の語彙数がないと会話ができない。とにかく覚えよう。
中学高校で学んだ英語がどれくらい残っているかによって使うべき単語帳も変わってくる。
僕はDUOという単語帳を使って、とにかく体に染み付くまで繰り返した。DUOは文章まるごと覚えながら単語も覚えるスタイルで、単語を1つずつ覚えるよりも効果が大きいと感じる。CDも活用しながら速やかに基本的な単語を習得したい。
単語帳はとにかく1つを繰り返すこと。あっちの単語帳を試してこっちの単語帳を試して。。。と繰り返すよりも1つを徹底的に覚えた方が身につく。
読む、聞く、書く、発音する全てを使って体に叩き込もう。
以下の過去記事も参考にしていただければと思う。
- 英語の勉強初期の頃に英単語をどうやって覚えたか。1冊の単語帳をひたすら覚えるまで使い続けること。オススメはDUO。
- 記憶力の悪い僕から英単語の覚え方のコツを一つ。単語を構成する個々のパーツの意味を理解し応用する。
定型文は暗記
実践的な英語は文章ごと丸覚えがおススメ。
電話対応やプレゼンでの英語は、ごっそり覚えてしまうこと。定型文ばかりなので、文法がどうとかは置いておいていい。
僕が活用した参考書は以下の通り:
ビジネス Quick English <電話> (ビジネスquick English)@Amazon
ビジネス Quick English <プレゼン> (ビジネスquick English)@Amazon
アウトプットする
日々アウトプットすることは英語力向上において重要。ベストな環境は英語しか通じない場所に突っ込まれることだが、なかなかそうはいかない。日本にいながらしてアウトプットするには:
- 文章でのアウトプットでおすすめは、英語日記(毎日)
- 言葉でのアウトプットは何と言っても英語での会話。英会話レッスンは必須
上記二つを継続すれば、少しずつ日常会話ができるようになる。そうなったら外国人と話をすることに対する苦手意識は減っていく。
- 英語で日記のススメ。英語勉強法として、英語日記の習慣化が持つ4つのメリット
- レアジョブは英語のアウトプットトレーニングに最適なサービス。これまで650回レッスン受講したのでメリット・デメリットをお伝えします
英文法
文法・構文についてはしっかり身につけておきたい。
最低限の単語さえ口から出てくればなんとなくの意味は伝えられるけど、やっぱり文法は大事。特にメールは相手の受け取り方を都度確認できないので正しい文章が書けた方がよい。
中学高校で習う基本を復習することはもちろん大切。僕がそれに加えてどうやって勉強したかは以下の記事を参考にしていただければと思う。
また文法で大切なのは、単語を辞書で調べるときにその単語の使い方も必ず目を通すこと。例えば、動詞なら自動詞と他動詞で使い方が大きく異なる。一つ一つ使い方があるので、これはもう調べて使って覚えるしかない。
受け取ったメールに書いてある文章で気になる表現があったら必ず辞書で調べて身につけよう。逆にこういった表現をしたい、というときも面倒がらず辞書をひきたい。
聞く・読む–>分からなくて辞書で調べる、使おうとする–>分からなくて辞書で調べる、これのエンドレスループである。
意識編
英語で仕事をする上で、いろいろなハードルがある。話しかけるだけで緊張もするだろうし、みんなの前で発言するのもなかなか慣れるものではない。それでもなお、トライするしかない。本当に難しいけれど、頑張らないと。と思っている。
それらについても以下の過去記事を参照していただければ。
おわりに
帰国してからあっという間に1年が経過してしまった。英語力は低下するばかり。
過去に自分が書いた記事を読み返しながら、英語に対する勉強へのモチベーションを上げているところ。せっかく身につけたスキルは維持したい。
新しい環境でチャレンジしている方におかれましては、みなさまの成功を祈念しつつ、少しでも僕のブログが参考になればと思います。英語が苦手という理由で実力が発揮できないなんてもったいなすぎますから。
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