もともと長く使えるベーシックなモノに惹かれるところがあり、昔から色々と入手しては丁寧に使い続けている。
ギブソンのアコギは大学生の時のもの、すなわちすでに20年は使ったことになる。今でも現役(長年愛用のアコースティックギターを楽器店に見てもらい、メンテナンス。:2023.7.30)
時計は2012年頃だったか、メンテを挟みながらすでに12,3年使い続けている。
革靴はクリームを使い、減ったソールは取り替え、を繰り返し10年以上履いてるものが複数足ある。
スーツケースは比較的最近購入し、今まさに使い込んでいるものである。
メタルフレームの眼鏡も大事に使っている。一生使えるといいのだが。
カメラのマニュアルレンズはメンテしながらなら長く使えるだろうか。数十年前のオールドレンズが今も使えるのだから、長く使えると信じたい。
ジーンズは一生物ではないが、メンテしながら大事に履いている。
昔から気になっていたが、最近ついに手に入れたものがある。それがWhite’s(ホワイツ)のSemi-dressというブーツ。


以前レッドウィングを持っていたが、足に合わずに手放してしまった。
ただ、仕事でもなんとか使える範囲のデザインで、タフで、どこにでも使えるユーティリティ性のある靴があると良いなとずっと思っていて、今回目をつけていたのがこれ。
黒のセミドレス。購入時の記録として、写真を並べておこう。
外観

非常に美しいシルエット。
ホワイツのセミドレスはダブルステッチがスタンダードのようだが、このブーツはよりフォーマルよりでシングルステッチ。

ヒールの形状が特徴のブーツ。見れば見るほど美しい。
ソールはいろんなパターンがあるが、選んだブーツは少しフォーマル目な見た目。

箱のカラー表記にはBlack DRESSとある。ドレスレザーはオイルドレザーより薄いとの情報もあるが履きやすさに違いはあるのだろうか。

レザーの質感もとても良い。クリームを塗りながらメンテしていきたい。

もう一枚後ろの角度から。

後ろからの姿が特徴的なこのブーツ。見る人が見ればわかるらしい。
上からの見た目。

もう少し細いとよりシュッとするかなと思いつつ、グッと靴紐を結んで馴染んでくれば印象変わるだろうか。
サイズは履き口のレザーに打ち込まれている。見にくいが、6インチのDワイズを購入。通常のスニーカーのサイズより小さめの作りのようだ(スニーカーだとUS6.5とか7なので)。

ちなみに開封時、布のケースに包まれている。これはこれでGood。

履いてみてのファーストインプレッション
履き始めから履き心地が良くて驚いた。もっと硬いと思っていたが、ドレスレザーがオイルドレザーより薄めというのもあるのだろうか。
とはいえ、グッと靴紐を縛るとトップの固定金具部分がスネ脇にあたり痛い。長く履いたら馴染むと思いつつ。
土踏まずの部分を盛り上げていると言われるアーチイーズ(ARCHEASE)には全く違和感感じず。むしろちょうどよかった。ここは人それぞれなのだと思う。
どちらかというと、足先の方が堅く、ダイレクトな履き心地で距離を歩くと痛みを感じた。
革がない部分なので馴染むこともなさそうで、インソールを手配中。
靴紐は、オイルが染み込ませてあるのか、しっとりしてて、緩みにくい。
おわりに
上がる物価、落ちる円の価値、ダブルパンチで手間のかかるものはどんどん買いにくくなっていく。
買うなら今だろう、そう思って思い切って購入した。
あとは鞄くらいか。一生モノの鞄なんてあるのだろうか。そういえばマザーハウスのリュックは定期的にメンテしながらすでに5年くらい使っているけれど。
そう思うと、一生モノと呼ばれるものはもういらないのかもしれない。今あるものを長く使っていく。ついにそのフェーズに入ったように思う。
いつか10年20年使ったものたちを並べて紹介したいと思っている。すでにその域に入ってきたものたちもあるが、今回加わった新たな仲間も含め引き続き大切に使い続け、愛用していこうと思う。
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