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IPad Pro Smart Keyboard folioとMagic Keyboard

【3ヶ月使用レビュー】Magic KeyboardとSmart Keyboard Folioの両方を使ってみて【iPad Pro】

2020-07-27Mac/iPhone/iPad

2020/4に発売されたiPad Pro用のMagic Keyboard。

それまでSmart Keyboard Folioを使ってきたが、Magic Keyboardも購入し4月から併用中。

僕はiPad Pro 11インチ(2018)のヘビーユーザーで、Smart Keyboard Folioのキーは一部文字がかすれる程に使い込んでいる。

ブログもiPad Proで書いていて、文字入力数がかなり多いので、Magic Keyboardを迷うことなく購入した(iPad Pro 11インチ用のMagic Keyboardを開封してみて。ファーストインプレッション。)。

この度、Magic Keyboardも3ヶ月ほど使ったので、データ的な比較ではなく、使用感的な感覚的な比較記事を書きたいと思う。

個人個人で感じ方は違うと思うけど、一つの意見として参考にしていただければ。

僕のiPad Proの使い方

僕は記事執筆時点(2020/7)で以下のデバイスを所有している。

MacBook Proは最近ほとんど使用しておらず、ウェブブラウジングから読書、勉強(Apple Pencil使用)、写真の簡単な編集、図の作成、ブログ執筆までなんでもiPad Proを使っている。

関連記事:
僕がiPad Pro 11インチで行なっていること in 2019。MacBook Proを使う時間が減り、iPad Proを使う時間大幅に増えた1年。

会社に行く時もiPad Proは持っていくことにしているので、持ち運びも行う。

3ヶ月併用してみての感想

Magic keyboard Smart Keyboard folio 比較

併用してみて感じたのは、僕にとって、Smart Keyboard Folioも必要ということ。理由は2つ。

iPad Smart Keyboard magic keyboard 比較
カバーを折り畳めるSmart Keyboard Folioと、稼働範囲に制限があるMagic Keyboard

一方、Magic Keyboardのタイピングのしやすさは素晴らしい。ひたすら文字を打つならコレ。Smart Keyboard Folioのそれとは全然感触が違う。

トラックパッド magic Keyboard iPad Pro 11

また、トラックパッドの使い勝手も良くて、パソコンの操作に近い形で使える。
Keynoteである範囲をドラッグしたらオブジェクトを選択できるようになったのには感動。

ということで、家で何か資料を作ったり文字を打ったりするときはMagic Keyboard。

キーボードの付け替えはマグネットでくっついてるだけなので簡単。手間ではない。

細かいところの違い

毎日使うものなので、細かいところの違いも気になってくるもの。いくつかメモを残しておこう。

開閉のしやすさ

閉じた状態からiPadを開くとき、どちらも両手を使う。片手でキーボード側を押さえながら、iPad側を開く感じ。どっちもどっち。

一方、閉じるときはMagic Keyboardの方に軍配が上がる。こちらは片手で上から押さえつける感じ。

Magic Keyboardをワンタッチで閉じる

ワンタッチで閉じることができる。

Smart Keyboard Folioの方は、マグネットでくっついているiPad Proの下端を引き離す必要があり、これに少し力を入れる必要があるので両手が必要。

充電しながらの作業

たまに充電中に作業したくなる時もある。

これまでSmart Keyboard Folioだと、iPad Pro本体のUSB-C端子でしか充電できない。よって、作業中右側からしかケーブルルートを取れない。

意外とコンセントの位置との兼ね合いで都合が良くないことも多い。

一方、Magic Keyboardは、キーボードに追加された端子から充電が可能。

Magic Keyboard USB C

こちらは反対側の左に設けられているので、どちらの向きからも充電することができる。

角度の調整

Smart Keyboard Folioの角度調整は2種類固定。

smart keyboard iPad pro セットした状態 深め
iPad Proセットした状態 浅い

上の写真のように、溝に合わせてiPad Proをはめ込む。2箇所ある溝の位置でしか角度を調整できない。

一方、Magic Keyboardは稼働範囲において自由に角度を調整することができる。

iPad Pro Magic Keyboard
Magic keyboard 立てた状態

角度を変える際はそれほど力を必要とせず、片手で簡単に調整可能。かといってゆるゆるで安定感がないわけでもなく、絶妙に設計されていると思う。

光の反射具合だったり、首の角度だったり、ここの微調整を重視する方はMagic Keybaordのメリットの一つと思う。

しかし、個人的にはそれほど大きなメリットではないと感じている。おそらく、長らくSmart Keyboardを使い続けてきたので、それに体が慣れてしまったからと思われる。もちろん人それぞれ感じ方は違うと思うけど。

まとめ

iPad ProとMagic Keyboard

何かキーボードやトラックパッドを活用するアウトプットをするときは、Magic Keyboardがいい。ここに投資価値を見出せる人は買う価値があると思う。僕はブログでかなり文章を打ちこむので、活用している。

一方、持ち運びをするときはずっしりくるMagic Keyboard。Smart Keyboard Folioに付け替えて外出している。Smart Keyboard Folioもタイピングがしにくいというほどではない(個人的な感覚)し、これまで1.5年ほど使い続けてきたので、作業性がそれほど落ちるというレベルではない。

180度カバーを折り返してキーボードを背面に持っていき、机に置いてApple Pencilを使いたい場合、こちらもSmart Keyboard Folioを使う。読書の時も、手でiPadを持って読みたい場合は同様に180度カバーを折り返す。

ということで、結局どっちも使っているのいうのが実態。

僕はモノが増えるのがあまり好きではないので、両方買ったらどっちか手放すことを考えるが、今回に至ってはどちらも手放しにくい。

それぞれのキーボードはいいお値段がする。

「どっちか一つだけでしょ?」という方が普通だと思うので、いろんな使い方を考えている人は、Smart Keyboard Folioの方が良いのではないかと思う。カーソル操作をしたいときは、Bluetoothでマウスをつなぐこともできる。

iPad Pro 11インチとワイヤレスマウス

iPadOS13.4でワイヤレスマウスを設定する。iPadとマウスの操作感など、ファーストインプレッション。

タイピングのしやすさにこだわる、トラックキーボードが必要、という方はMagic Keyboardを選ぶといいかも。あと、見た目の質感はMagic Keyboardの方がかっこいい。どちらかというとタブレット端末がPCに近い使い勝手になる(ただし、OSがiPadOSである以上、パソコンやMacではない)。

どっちも使ってみなければ分からない使い勝手やメリット・デメリット。

次は一つだけしか買えません、どっちを買いますか?、と言われたら悩んだすえにSmart Keyboardと答えるかなぁというのが正直な感想。

僕のようにiPad Proをメインデバイスとして、アウトプットにキーボードをガンガン使っている人がどれくらいいるのだろうか。Magic Keyboardはそういう人向けかなと思う。どちらかというとウェブブラウジングや動画視聴、Apple Pencilでメモをとる、絵を描く、勉強する、などの使い方の場合、Magic Keyboardは相性が良くない。

少し煮え切らないレビュー記事になったかと思うけど、3ヶ月使ってみて素直に感じたことをまとめてみた。購入を悩んでいる人に少しでも参考になれば幸いです。

<2021.7.24追記>

さらに1年使ってみて、基本的な使い方は変わっていない。ブログ執筆などタイピングを行うときはMagic Keyboard。外に持ち出すときはSmart Keyboard folio。

どっちか一つに絞るかと思ったけど、結局両方活用している。Magic Keyboardの打ちやすさはM1 MacBook Airよりいいと感じていて、なかなか手放しにくい。

またMagic Keyboardでも、iPad本体を外して畳んだMagic Keyboardの上におけば、Apple Pencilを使えることを知り、そこも大きな弱点ではないかなと感じている。Magic Keyboard最大の弱点は重さかもしれない。

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Yo
エンジニア(Mechanical)。日々の生活や読書、仕事などから学んだことをまとめます。
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