エンジニアが学んだことをお伝えします

No残業の時代?我々はどう乗り越えていくべきか。答えのない問題にこそ挑む価値がある

2017-10-17View

オーストラリアで仕事をしていた時、「本当にそうなんだな」と思ったのは、みんな(必ずしも全員ではないが)定時で帰るということ。

残業してまで頑張って仕事を終わらせるという考え方は、基本、ない。

遅くまで仕事をしていると、残業しないと与えられた仕事をこなせないできないヤツだ、と見られかねないほどだ。

日本ではアイツ頑張っているな、となるかもしれないけど、そこは違う。基本的な文化・考え方が違う

日本人は他の人に迷惑をかけないよう育てられた人が多い、したがって残業はすぐにはなくならないと思う。日本に根付いてしまったものが全く無くなるまで時間がかかるだろう。

そうはいっても明らかに時代の流れは変わっている。ノー残業が基本という文化に向かっているように見える。東洋経済7/1号でも「残業禁止時代」として特集が組まれていたほどだ。

このような時代をどう乗り越えていったらよいのだろうか。

業務効率化という武器だけでアウトプットはそのままに労働時間を減らすことができるのだろうか。

エンジニアの仕事と労働時間

エンジニアの仕事は多岐にわたると思うが、まずは言葉通りエンジニアリングをすることである。

自分の頭で考え、時に計算し、形にする。

形は計算書かもしれないし、プログラムかもしれないし、設計図面かもしれないし、提案書かもしれない。個人的な経験上、これらを考える時間というのを効率化することは難しい。

ツールを最大限活用し、成果物を仕上げる時間を短くすることはもちろん必要だ。

しかし、「考える時間」、これだけは難しい。ここにかけられる時間というのが重要。

いかにシンプルで美しい製品に仕上げるか、どのような仕組みを構築するか、課題に対してどのような対策を提案するか、一生懸命考えなければならない。

このエンジニアのコア業務を邪魔する他の業務をいかに取り払うか、いかにさっさと済ましてしまうのか。考えるべきは単純な業務効率化じゃなくて、ココだと思う。

答えはきっと一つじゃない。考え続けなければ。

大切なことは

単純に業務効率化という言葉に惑わされて本当に大事なことを見失ってはいけない。

エンジニアはアウトプットを出してこそ価値が認められる存在。そもそも労働時間じゃない。

本来エンジニアには成果に対して対価が支払われるという仕組みが馴染むべき。日本の組織を変えるのは難しいのだろうけれど、遠回りしながらでも将来本来あるべき姿に近づいていくんじゃないかなと思う。

エンジニアとして重要なのことは、労働時間ではなく、アウトプットを出すこと。こんなに頑張ったのに!という思いは届かない残酷な時代になると思う。

成果主義の世界で生きていけるだけのスキルと経験、実力を身に着けたい。

得られた時間で何をするのか

遅くまで会社に残って一生懸命仕事をする時代はいつか過去の話になるだろう。

そうなったとき、僕らは早く帰って何をするのか。家族のために過ごすのか、自己研鑽に励むのか、ひたすら遊ぶか、etc..

何かしなければいけないとガチガチに考えてしまっても疲れてしまう。一方何も考えず過ごすのももったいない。そのバランスを見つけるのが難しくて悩む人が多くなると予想する。

多くの日本人が悩む時代に入っていくのか。

それとも笑顔でオフの時間を楽しめる時代か。

自分次第だ。

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Yo
エンジニア(Mechanical)。日々の生活や読書、仕事などから学んだことをまとめます。
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