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2018-05-04 Book, Engineering

いかにして成果をあげ、成長するか。P・F・ドラッカー著「プロフェッショナルの条件」に学べ

10年前、まだ新入りエンジニアだった頃、僕は仕事について悩んでいた。毎日残業の日々。終わらない仕事の数々。

その頃は色々な本を読み漁った。人生これでいいのか、もっとやり方はないのか。本屋を歩いては棚を眺め、何か参考になる本はないかな、とさまよっていた。

そのときに出会ったのがこの本。

プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))」P・F・ドラッカー著

仕事を始めて1年もしないうちにこの本に出会えた僕は幸運としか言いようがない。

10年経った今も僕の本棚にはこの本がたたずみ、僕に語りかけてくれる。サブタイトルはこうだ。

いかに成果をあげ、成長するか

P・F・ドラッカーさんがエッセンスをまとめた1冊。

何度読んでもいい本だ。

大学を卒業して社会人なりたての人や、学歴問わず自ら考え仕事に取り組んでいる人、プロフェッショナルとして仕事をしている人、もちろんエンジニアの方々、年齢問わずみなさんに読んでほしい。

10年経ってから読み直してみて、今後また意識していこうと思えた部分をまとめる。

 

知的労働者と貢献

知的労働者はKnowledge Worker(ナレッジ・ワーカー)のことで、定義は難しいが、頭を使って付加価値(アイデアや知識、情報)を生みだす人でそれにより報酬を得る人、と理解している。

インダストリアル・エンジニアリングや品質管理など肉体労働者の仕事を測定評価するための手法は、知的労働者には適用できない。不適切な製品のための美しい設計図を大量生産するエンジニアリング部門ほど、ばかばかしく、非生産的な存在はない。知的労働者が成果を上げるためには、適切な仕事に取り組まなければならない。

うーむ、おっしゃる通りで、いかに適切に仕事に取り組むか、というのは本当に難しい。誰だって無駄な仕事はしたくない。でも大きな組織にいると、全体感を失ってしまうこともしばしばある。

何が必要なのか、考え続けることが重要であることを再認識。思考停止で日々を過ごすようになってしまったらおしまいだ。

 

知的労働者が何を考えているかは確かめようがない。だが、考えることこそ、知的労働者に固有の仕事である。考えることが、なすべき仕事の始まりである。

ぼーっとしている人がいたとしても、それは何かのアイデアをひねり出すために必要な行動かもしれない。考えることこそが仕事。だから知的労働者に該当する人は、実際一生懸命働くことが正しいかというとそうとも言い切れない。

だってぱっと思いついたアイデアがすごいビジネスや研究成果に繋がる可能性もあるのだから。

難しいのは大きな組織の一員になると、アイデアを出す仕事も単純作業も両方あるということ。でも本当に大事なのは考えることだ。何も考えずに単純作業しているだけの人は、多くの報酬を得ることは難しい(職種によるが)。

 

知的労働者は、それ自体独立して役に立つものを生み出さない。排水溝、靴、機械の部品などの物的な生産物は生み出さない。知的労働者が生み出すのは、知識、アイデア、情報である。

しかも今や知的労働者は、アメリカ、ヨーロッパ、日本など高度の先進社会が、国際競争力を獲得し、維持するための唯一の生産要素である。

日本という資源のない国で生きる僕らにとって、何かを生みだしていかなければお金を得ることはできない。けれどもあまりにも今の日本は状況がよくない。本当に世の中を良くするために考え、一生懸命仕事をしている人はどれだけいるのか。

ニュースに出てくる国会議員のみなさんの仕事ぶりは、ほとんどどうでもいいと思ってしまう。本当に頑張ってくれている人もいるのだろうけれど、それはマスコミも報道してくれない。

嘆いてもしかたがない。僕ら一人ひとりが何か価値を生み出すべく、前向きに頑張ることが重要だと思う。

僕は一人のエンジニアとして、自らの価値を高め、いい仕事をしていきたい。

 

結果に責任をもつ者

肩書や地位がいかに高くとも、権限に焦点を合わせる者は、自らが単に誰かの部下であることを告白しているにすぎない。これに対し、いかに若い新入りであろうと、貢献に焦点を合わせ、結果に責任をもつ者は、もっとも厳格な意味においてトップマネジメントである。組織全体の業績に責任を持とうとしているからである。

すごいいい言葉だと思う。若い人が聞いたらどう思うだろうか。うるさいと思うのだろうか。

新人なんだからゆっくり仕事を覚えるのが当たり前だと思うのだろうか。

若くとも、自らがどう貢献できるかを考え、行動する人はすごく伸びると思う。そういう人にはいい仕事がきっと巡ってくる。そして更に伸びる。

これを聞いて若い人がどう思うのだろうか。。

うるさいと言われても嫌われても言い続けたい。

「どのような貢献ができるか」を自問することは、自らの仕事の可能性を追求することでもある。

 

まとめ

この本から学んだことを語ろうとするだけで、何千文字も書けてしまうだろう。10年前に購入し、いまでも見直して学び直せる大変素晴らしい良書である。

これが2000円程度で手に入るというのだから、P・F・ドラッカーさんには感謝するしかない。

「いかに成果をあげ、成長するか」は働く人皆に共通すると考える。だからみなさんに一度ぜひ読んでもらいたい。

 

そして僕は、一流のエンジニアになるために必要なことはなにか、どうしたら貢献できるのか、考え続けたい。

 

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