長期出張を終えた。
ヘルメットをかぶり、作業着を着て、汗だくになりながら現場を歩き、梯子を登り、梯子を降り、真っ暗な場所をライトの灯りを頼りに歩き、狭い開口部をくぐり、湿気のある場所、粉塵の舞う場所をチェックしたり。それも気密性の高いマスクをしながら。。
コロナ禍においては滅多にない機会であり、僕はオフィスにいるより現場にいく方が好きなので、望んでこの出張に行かせていただいた。感謝ばかりである。
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さて、そんな日々を支えてくれた道具が3つ。
それらは全て日常でも毎日のように使っているモノたち。あらためて懐の深さを感じることができたので、今日は感謝を込めて紹介したい。
1.ライカQ2
2.パネライPAM00048
3.Porter Tanker 7L
それでは一つづつ。
1.Leica Q2
フルサイズコンパクトデジタルカメラというカテゴリーに属する。圧倒的な描写力、そしてライカな写真が撮れる。
コンパクトか、と言われると「フルサイズにしては」という枕詞がつくが、現場を歩いたりマンホールをくぐる分にはそれほど邪魔にならないサイズだった。
4730万画素という解像度も武器で、とりあえず広角で撮っておいて、後で必要な箇所だけトリミングすることもできる。
また、F1.7という明るいレンズかつオートフォーカス付きのため、暗い場所で記録写真を撮る際に重宝した。また、防塵防滴というのも心強くて、非常に湿度の高い場所でも気にせず使用した。ちょっとしたかすり傷がついたものの、道具は活躍してもらってこそ。
ま、このカメラじゃなきゃいけないかというと、他にちょうどいいカメラはあると思うけど、出張のためにカメラを買うのは違うと思ったので今回ついて来てもらった。
ただ、Leicaのロゴが前面に出るとなぜかプラントエンジニアの仕事用という気がしない。黒いマスキングテープをしようかな、と思ったり。
想像以上の使い勝手だったので、当面手放せなさそうである。
ライカQ2関連の記事はこちら:#LeicaQ2
2.PANERAI PAM00048
戦時中イタリア海軍に提供されていた背景をもつパネライ時計。
一時デカ厚ブームが到来した時期があったが、パネライはそもそも視認性や耐水性を要するバックグラウンドがあり、機能として必要なデザインであったと思われる。
ロマンに憧れ10年以上前に購入したものだが、オーバーホールもしながら愛用中。
これはルミノールというモデルでリューズガード付。300m防水であり、汚れても洗うことに躊躇しない。機械式時計で電池切れの心配もない。壊れさえしなければ使い続けられる。ベルト交換も簡単で、汚れてもいいベルトに付け替えて出張に臨んだ。
現場でぶつけて何箇所か浅いキズが入ったものの、それも自分の歴史の一部。最近は気にしないようになった。オーバーホール時に望めばまたピカピカにもできるし、と。
タフさと安心感をもつ時計。今回も心強い相棒だった。
3.Porter Tanker 7L
十数年ずっと使ってきた軽くてタフで小さなリュック。プライベートでもかなりの頻度で使用している。
今回は書類やカメラ、ペン、メジャーなどのツールを入れて現場を歩くのに大活躍。
汚れても濡れたタオルでゴシゴシ拭けるタフさは頼もしい。。
ただ、ダメージが一箇所見つかったので、そろそろ引退の時期が近づいてるかも。
過去記事:長期間使用レビュー: PORTERのTANKER DAYPACK 7Litre ミニマリストさんにもオススメできるリュック
おわりに
プライベートはもちろん、仕事や過酷な環境での使用にも耐えられる道具たち。
パネライの時計とPorterのリュックは、日本はもちろん海外で生活していたときも含めて10年以上一緒に生活してきた。Leica Q2は2年と2ヶ月。丈夫でシンプルなデザインかつ洗練されたモノであるがゆえに長い間使える。他に目移りもしにくいから手放すことなく気がついたら何年も一緒にいる感じ。
そして共に乗り切った経験がまた愛着につながる。
また一つ、思い出が増えた気がする。