今回、パネライのラジオミール(自社製ムーブメントキャリバーP.999/1)をメンテナンスに出したので、そのメモを残しておく。
購入してから10年程度だと思うが、この42mm径のRadiomirは薄型で、自社製手巻きムーブを搭載したモデルで、シンプルでスマートなデザインが気に入っている。
あんまりガツガツは使っていないのだが、気づけば結構時間が経過してしまったので、パネライのお店に持ち込み修理を依頼した。
コンプリートサービスと呼ぶようだが、分解オーバーホール、組み立てにより時計機能と防水機能を復元する。
ベースの価格が決まっていて、不具合などでそれをオーバーしなければそのままメンテナンスを進めるという形(ダメージが著しいとその金額じゃ収まらなくて電話がかかってくるのだろう)。
お値段はなんと約8万円也。。
一生モノと思ってメンテしながら大事に使って行くつもり。10年メンテしないのは長すぎると思っていて、次はもう少し早めにとは思っている。そうすると1万円/年くらいの維持費ということになるのだろうか。そういう解釈をしておくと、まぁそれなりかなという気もしてくる。大事な相棒なので。
依頼してから1ヶ月と3週間で、修理完了しました、の電話をいただいた。
大きなダメージもなかったようで何より。よく機械式時計は3-5年程度のメンテを、と言われるが使い方もあるだろうし、中身を自分で精査できないゆえに最適周期を見出すのは非常に難しいものがある。精密機械であり針を動かす機械物。今回メンテまで期間が長すぎた気がするけど、試行錯誤しつつ大切に使っていきたい。
戻ってきたラジオミール
持ち運び用の紙袋、ケース。この紙袋なかなかかっこいい。
そしてケースも付属してきたが、こちらもなかなかかっこいい。
元々あまり傷ついてなかったのでポリッシングは今回依頼していない。中身がリフレッシュして無事帰ってきたことが重要。
おわりに
正規店でのメンテナンスは高額になる。ただ、保証もきくし、長く使う物だからこそ安心を買うというか、お金はかかるけどそこは大事なところかなと考えている。
最適なメンテ周期はすごく難しい問題。10年ほど使ってきたとはいえ、この時計は毎日使っていたわけではないので、毎日動かしたらどうなのかな、とか。部品に大きなダメージがあればコストもかさむだろうし、ここは機械モノのメンテの難しいところ。日々丁寧に使っていく心持ちが1番大事なのかなとも思う。