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Leica Q2 and M10-R

Leica Q2とLeica M10-Rを並行して4ヶ月程使ってみて。の感想

2022-01-28Camera

僕はプロではない。でもライカの魅力に取りつかれてしまい、ライカQ2とM10-Rを使っている。

おいそれと買える値段の代物ではないので、こんな人間もそう多くはないと思う。だからこそ、率直に両方使ってみての感想を書きたい。

本記事は、ライカQ2を2年使ってきた人が、M10-Rを4ヶ月使った時期に書いたものです。

感覚

まず両方使ってみて感じたのは、「自分なりに両方を使い分けている」という点。

僕はLess is More.の考え方が好きで、「どっちか1つでしょ」と思うことが多いのだが、Q2とM10-Rにおいてはどっちか一つ、と言えない。

どっちにも良さがあり、どちらか1つで両方をカバーすることはできない。

ライカQ2はパーフェクトだが。

ライカがPerfectとうたうLeica Q2。

ライカQ2

Summilux 28mm f1.7というレンズを搭載し、35/50/75mmクロップ・オートフォーカス・手ぶれ補正・マクロ撮影など撮影に役立つ機能を搭載。テーブルフォト、景色、ポートレート、、、と撮影の幅が広い。写りはシャープ。ボケも楽しめる。

その上で防塵防滴。デザインはシンプルで堅牢。カッコイイ。

動画も撮れる。

ゆえにパーフェクト。

どのポジションも守れるユーティリティさを持ちながら描写も素晴らしいときている。チームに一人、エースとして絶対に欲しい人材だ。

とはいえ弱点もある。レンズ交換ができない。

また、例えば、単焦点オールドレンズで情緒ある写真を撮りたい、とか、よりもっとボケて柔らかさのあるポートレートを撮りたい、と言った場合、向いていない(とはいえしっかりボケ味は楽しめるのだけど。それ専用じゃないというか)。あくまでQ2についてるレンズは28mm。50mmはクロップ機能でまかなっているわけで、50mmの単焦点レンズで周辺減光を活かした撮影を…みたいなこともできない。

パーフェクトとはいえ、何でもかんでもできるわけではない。

M型はできないことが多いが

マニュアルでの撮影が基本となるMシステム。

レンジファインダーをのぞき、マニュアルでピントを合わせ、シャッターを切る。

丁寧に写真を撮る道具。

Leica M10-R ブラックペイント 光
M10-R Black Paint, Summicron M f2/50mm 3rd

M10-Rを使っているが、オートフォーカスなし、マクロ機能なし(レンズにもよるが70cmまでしか寄れない)、手ぶれ補正なし、動画は撮れない。

EVFではなくレンジファインダー撮影だと撮影後の色味や明るさなど撮ってみないと分からない。ファインダーのぞいて色味を見ながらJPEGのホワイトバランスを調整する、ということはできない(Q2はできる)。

テーブルフォトも難しい。70cmの最短撮影距離だと椅子から離れないとピントを合わせられない。

動く子供の撮影も難しい。僕は絞り開放で撮ることが多いが、被写界深度が浅い上にマニュアルフォーカスのため動く子供撮影に向かない。(絞ればある程度いけると思う。)

暗い場所での撮影も難しい。レンジファインダーは光を取り込んでピントを合わせるが光が極端に少ない場所では…。(液晶見ながらうまくできるのか今度やってみたい)

レンズ交換式である以上、防塵防滴も難しいらしい。まぁここはしょうがないと思う。

しかし、レンズが豊富にある。オールドから最新まで。ノクチルックスと言ったレンズから近年はApo Summicronと名の付く描写力抜群のレンズまで、幅広くラインナップされている。そのレンズでしか撮れない写真がある。

ライカM10-Rで撮る写真はなんともいえない描写をすることがある。打率は悪いけどホームランがあるとよく聞くが、そんな感じ。

マニュアルフォーカスゆえ、ピントがばっちし合ってない写真も少なくないが、それすら味があることも。

違う撮影体験、思い出が残る、そんなカメラだと感じる。

写真を撮るということも学べる。M10-Rに教わったことは多い。

レンジファインダー機。実像を見て、丁寧にピントを合わせ、絞り・ISO・シャッタースピードもいつも以上に意識する。写真の本質を学べる気がする。

そして実像を見ながらシャッターを切るという撮影体験。「その瞬間を自分の目で見ながら切り取る」これができるカメラ。

Leica M10-R ブラックペイント ファインダーファインダー

今主流のEVFではできない体験。ここにこんなに魅力があるなんて。

まだ使って数ヶ月。僕はこのカメラのもつ魅力にどっぷり使っている。カメラ(とレンズ)の奥深さについて学んでいきたい。

おわりに

撮影可能なシーンの幅、という観点で行けば確実にライカQ2に軍配が上がる。

Leica Q2をM10-Rで撮影

通常で30cmまで寄れる、すぐ隣に座っている子どもも撮れる。M10-Rは撮れない。最短撮影距離が長い。なんならQ2はマクロ機能で17cmまで寄れる。

Q2は動画も撮れる。M10-Rは撮れない。

Q2はオートフォーカス機能がある。M10-Rはない。

Q2は手ぶれ補正がある。M10-Rはない。

Q2は防塵防滴。

機能面であげたらQ2の方が勝るポイントが多い。

旅に出ていろんなシーンを撮るなら、動く子どもを開放気味で撮りたいなら、Q2。あと子供を一人で見ているときはQ2。あまり目を離せないので、SSもISOもフォーカスも全部オートでさっと撮れるのが大変ありがたい。M10-Rを購入以降も結構出番が多くなるとは想像してなかった。

一方でM10-Rには不思議な魅力がある。

M10-Rはじっくり撮りたいときに選ぶ。撮影体験自体が特別なものになる感覚がある。すごく素敵な写真が仕上がることも多くて。時折放つホームラン級の写真をiPadで見てはニヤニヤしている。

「どっちか1つでしょ」

そう思っていた過去の自分に言いたい。

「どっちも手放せなくなるぞ。」

どっちか悩んでいる方へ

素人の全くの個人的な考えだけど。

まず、幅広い用途を考えているのなら、Q2がおすすめ。

守備範囲が広いし使いやすい。それでいてカメラとしての機能は抜群。

ライカな写りが好みなら、満足は度間違いないだろう。

しかし後でM型が欲しくなる、かもしれない。Q2は沼への入り口。僕はまんまとライカさんの戦略にひっかかった。

M型はとっつきにくさがあるし、カメラだけですごい金額なのにその上にレンズ代も乗っかってくる。レンズ沼も待っている。

しかし。なんとも説明できない、惹きつけるものがM System周りにはある。Leicaの魅力にどっぷり浸かっているのなら、最初からM型に行ってしまう方がいいのかもしれない。

僕はその沼に足を踏み入れたところ。いや、肩までもう浸かってる気もする。今後数年使ってみて、どんなことを思うのか。また続編を書きたい。

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Yo
エンジニア(Mechanical)。日々の生活や読書、仕事などから学んだことをまとめます。
好きなものはApple製品、コーヒー、革製品、デニム。旅とカメラも。Less is More.な生活に憧れる。
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