高城剛さんが、厳選して使っている持ち物を写真と共にまとめる「LIFE PACKING」という本がある。
数年前に発売された2冊の同シリーズを読んだ際、大きな衝撃を受けた。
斬新なアイテム選び。世界各地で様々な経験をし、多くのアイテムを試しているからこその選定。決してミニマリストというわけではなく、必要と考えたものは揃えるスタイル。でも軽さと移動のしやすさに徹底的に拘っている。
「アイデアは移動距離に比例する」という言葉を用い、少ない荷物であっちこっち飛び回ってきた高城剛さん。それをどう実現するのか、何を持つのか、その考え方に僕はかなり影響された。とても真似できないけど。
そして2020年。
「LIFE PACKING 2020 未来を生きるためのモノと知恵」が発売。
今回もかなり楽しませていただいた。
著者はぶっ飛んだ感覚(いい意味で)の持ち主で、常に時代の先を走っている。彼が今注力している分野のトレンドを本書から知ることができる。
今回から増えたと感じるのは
- 自分でデザインして作ったと言うアイテムたち(カバンや財布など)
- 健康に関するもの
セルフでモノづくりができる時代。
自分で企画し、制作、テストし商品化までできる時代になっている。本書で紹介されている洋服やかばんなど、高城さん自ら制作した商品が多い。
僕もいつかオリジナルジーンズを作りたいと思っているので本当に刺激をいただける。
そして、こんな時代を生き抜くために必要なのは「健康」。
健康グッズの多いこと。自らを実験台に様々なことにトライされている。
なお「自分がどう感じるかを大切に」と説くことも多く、その通りだと思うのでなんでもかんでも真似するのは違うかなと思うけど。
この本は、写真多めであっという間に読めてしまうが、多くのことを感じ取れる書籍。読む人にとって得られるものが違うと思う。
そのまま同じものを揃えたって自分の人生が良くなるようなものでもない。どうしてそのようなモノを身につけるに至ったのか。これからの時代を生き抜くヒントみたいなものを考えながら読んだりすると人それぞれ異なる発見があるかもしれない。
好みが分かれそうな気もするので万人にオススメしたいとまで思わないけど、間違いなく自分と異なる感覚を感じられる書籍だと思う。ぜひ一度目を通してもらいたいなぁと考える次第。
ガツーンと頭を殴られるような衝撃を受け、何かに取り組みたいと思うのなら、少し高城さんワールドに足を踏み入れてみるのはいかがでしょうか。