僕はLess is More.という言葉が好きで、当ブログにも1カテゴリー設け、ときどき思うことを記事にしている。
少ないもので豊かに暮らす。なぜこのような考えになったのか?
それはそういったライフスタイルを実践し、発信している人に影響され、「これだ!」と思ったから。
ミニマリストという言葉が使われるようになってからもう何年も経つ。こんな時代だからこそシンプルに豊かに暮らす、という生き方というか選択肢も重要性を増しているのかなと思う。
今日は僕が強く影響を受けた人たち8人を紹介します。
- 佐々木典士さん
- ミニマリスト肘さん
- 高城剛さん
- 近藤麻理恵さん
- 丸山和訓さん
- Steve Jobsさん
- 枡野俊明さん
- ミニマリストしぶさん
*なお、本記事のタイトルは「ミニマリストな人たち」としているが、簡潔に書く必要があったためこうしているだけ。紹介するみなさん全員が自分はミニマリストだ、と名乗っているわけではない。シンプルさを求めていたり、ミニマリストを目指していたり、片付けのスペシャリストだったり、禅の考え方を解説してくれていたり、モノを捨て世界を飛び回っていたり、人それぞれ。そういった人たちをぼくが勝手に“広義”の「ミニマリストなひとたち」とタイトルにつけただけなのでご承知おきをいただければと思う。
1.佐々木典士さん
「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」の著者。ブログも運営されている。
ぼくが最も最初にミニマリストという言葉を意識したのは、この本を読んだとき。本に出会ったのは偶然。オーストラリアに住んでて出張で韓国に行ったとき。乗り継ぎで成田空港を使った際に、本屋でこの本を手に取った。出会いはいつも偶然。
内容は衝撃的だった。だけど内容はスッと入ってくるものだった。すごく共感できる内容ばかりだった。
持ちモノを自分に必要な最小限にする、ミニマリスト(最小限主義者)という生き方。
ぼくたちに、もうモノは必要ない
その生き方を通して見えてきたのは、単に部屋がスッキリして気持ちがいいとか、掃除がしやすいとか表面的なメリットだけじゃなく、もっと本質について。
つまりどう生きるか、誰もが求めてやまない「幸せ」を、自分の頭で考えなおしていくことだった。
ミニマリストに興味がある方は必ず読んでほしい。モノを減らすことが目的ではない。なぜミニマリストになったのか?その考え方こそが本質。
2.ミニマリスト肘さん
先ほど紹介した書籍「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」の最初に紹介されているミニマリストさん。
部屋の様子が写真付きで紹介されているが、まさしくミニマリストな部屋を体現されていた。
ブログも運営されているが、現在は更新されていないのが残念。
ぼくは肘さんのブログの記事である日みかけた「もう家もいらないかな」という発言に強く衝撃を受けたことを覚えている。
そうか家も持ち物か、と気づいたのは肘さんのおかげ。
ミニマリスト以外にも多岐にわたる内容の記事があって、素直に更新が楽しみなブログだった。復活しないかしら。。。
3.高城剛さん
高城さんはミニマリストというカテゴリーでくくられることは少ないかもしれない。常に時代の先端を走り、ものを減らして世界を飛び回るぶっ飛んだその生き方は憧れ。
高城さんがテレビで語っている動画はいくつも見た。本もたくさん読んだ。
本当に影響されたし、モノを減らして世界を飛び回りたいと思った。実現できていないけど、まだそう思っている。
全ては人生を楽しむため。
お金を持っているということと人生を楽しむということは別ですよね。
新しいライフスタイルをつくるということがクリエイターの未来な気がしている。
「モノを捨てよ、世界へ出よう」などの書籍も過去に出されているが、僕が好きなのはLife Packingという本。
Life Packingでは高城さんがどのような持ち物で世界を飛び回っているか紹介されている。参考になるところと、ぶっ飛びすぎて参考にならないところとあって面白い。
99%のモノを捨て、苦労の末に厳選した「残りの1%のモノ」たちが紹介されている本なので、興味がある方はぜひ手に取ってみてほしい。最新版は2020。
当初ぼくは少ないもので生きるという考え方に影響された。でも今はどちらかというと高城剛さんの考え方や生き方、世界のニュースの理解のしかたなどを教わっている。
今このグローバルな世界でどう生きていくのか、本質は何か、そういったことを学ばせてもらっている。
4.近藤麻理恵さん
ときめき片付け術で一躍有名になり、グローバルにも活躍されているこんまりさん。自分だけではなく他の人にまで片付けを指導する、という人は少ない。片付けのプロ。
もちろん書籍は読ませていただいた。
ときめくかどうか、という基準で部屋にあるものを一度スクリーニングしたのは言うまでもない。
片付けのメソッドはもちろん、考え方も明確に記されている。
この本を手にとったのも、必ず理由があるはずです。片づけをすることで、いったい何を手に入れたいのだと思いますか。
つまり、片づけをする目的を考えること。モノを捨てはじめる前に、一度じっくり、片づけの目的を考えることに取り組んでみてください。これは「理想の暮らしを考える」とも言い換えられます。
なんのために片づけをするのか。
そして何を残すのか、という視点。
「捨てる」ことだけを考えて片づけをすると、不幸になります。なぜなら、本来片づけで選ぶべきはなのは、「捨てるモノ」ではなくて「残すモノ」だからです。
あらためて本を読み直すと、気づかされることがたくさんある。
でも、私は、部屋の片づけなんてさっさと終わらせたほうがいいと思っています。なぜなら、片づけは人生の目的ではないからです。
5.丸山和訓さん
本職はセラピスト。iPadの活用や、ミニマルなデザインのブログ、そして何よりとてもセンスあふれる文章・コラムがステキな方。
僕が驚いたのは、そのブログデザイン。とにかくシンプル。
BLOG 丸山和訓のブログ(2021年時点閉鎖されてしまってます…)
各々の記事はタイトル、文章、最低限の写真のみ。投稿日時すら断捨離されているのだ(投稿日はパーマリンクを表示すると確認できる)。2020/4に移転され、現在内容がほとんど削除されてしまっているのが残念…(2021時点ではもう閉鎖されてしまっているようです…)
ブログの文章は余計な装飾はせず、余白を意識し、文章のパラグラフの行数バランスまで配慮して文章を作成されているようにみえた。欧米の文章の体裁の整え方を意識しているのだろうか。
そのシンプルなブログ構成は僕にとって憧れであり、僕が自分のブログをデザインをしたときも多少なりとも影響を受けた。
かっこよかったっす。
6.Steve Jobsさん
「Think Simple」という本にもまとめられているが、禅の考え方にも影響され、シンプルさでもって世界を変えたスティーブ・ジョブズ氏。
その製品のミニマルなデザイン、シンプルな使いやすさだけではなく、広告や組織や小売店舗にいたるまで徹底的に考え抜き無駄を削ぎ落とし、Appleという企業価値を高めた。
新製品のプレゼンテーションをする際など、いつも同じ服装で登場していた。これは「洋服を選ぶ」ということにパワーを使いたくないからだったそう。
シンプルでミニマルで美しいデザインの素晴らしさを教えていただいたし、考え方、生き方、あらゆる面であこがれる人物。
僕はアップルやスティーブジョブズさんに関わる本は片っ端から読んできた。そのなかでやはり一貫している思想は「シンプルであること」であると思う。
シンプルであることは、
Steve Jobs
複雑であることよりもむずかしい。
物事をシンプルにするためには、
懸命に努力して思考を明瞭にしなければならないからだ。
だが、それだけの価値はある。
なぜなら、ひとたびそこに到達できれば、
山をも動かせるからだ。
リスペクトします。
7.枡野俊明さん
「禅、シンプル片づけ術」の著者。禅の考えを解説しながら片付け術だけではなく「シンプルに豊かに生活するために、こうしたらいいですよ」ということを説明してくれている。
モノを減らすことが目的ではなく、どう生きるか、それを教えてくれる。
掃除とは、「心を磨く」ことです
人生が豊かになる、禅、シンプル片付け術
すべての物は、100人の手を経て届きます
自分を律すると、顔つきが変わってきます
台所は、命をつなぐ食事を作る大切な場所です
手に入った物に執着することなく、どんどん捨てていくと、また新しく別の物がやってくるという循環が生まれます
人生を変えるには、日々の積み重ねが問われます。
関連記事:
その他にも怒らない禅の作法だったり、迷わない禅の作法だったりと、僕は多方面でお世話になっている。
8.ミニマリストしぶさん
明確にミニマリストと名乗り、活動されている若手ミニマリストのエースとして活躍されている。ブログも書き、書籍も出し、動画でもミニマリストとしての生き方を発信している。さらに財布やバッグなどもデザインし販売している。
クリエイティブな仕事ってこういうことなのかな、と僕は最近思う。高城さんも言っていたように。これからのクリエイターはライフスタイルや生き方みたいなものを発信していく、的な。
ミニマリストしぶさんはそれを体現している。ちょっと憧れます。僕もいつか自分でデザインした何かを世に出したい。
まとめ
僕が影響されている人たち、そしてオススメの書籍やブログを紹介してきた。
生き方は人それぞれ。何が正解か、答えはない。ただ、ここで挙げた人たちは「何をしたいのか」考え抜き、それを形にして発信している。
iPhoneのようにシンプルで美しいデザインの製品を世に送り出す人もいれば、世界を飛び回り常に先をみて行動し発信する人もいれば、ミニマリスト用の財布を企画して製品として販売するまでに至った人もいる。禅の庭をデザインする方が本を書いたりもしている。世界で片づけをレクチャーしている人もいる。
生き方そのものを発信して多くの人に影響を与えている人も多い。
もちろん、ここで紹介していない人でもミニマルさをシンプルさを愛する人たちはたくさんいる。
視点や観点が違っても、本質はどこかでつながっているのではないか。僕はそう考えている。
それをうまく言葉で表すことはできないけれど、それを腹落ちするまで理解するために今日も僕は本を読み、考え、モノを減らし、幸せに生きるコツを探しているのかも。
いつか何か悟ることができたなら、それを発信していきたい。
では。