振り返ってみるとNew BalanceのM1300CLを手に入れたのは2009年。ずいぶんと長いことお世話になった。
履き心地の素晴らしさに心奪われ大切に使ってきた。
長距離歩くとき、旅行、ランニング…
レトロなデザインながら、ニューバランスの中では比較的シャープな印象もある1300CLはなかなかカッコいい。
ラルフ・ローレン氏が「雲の上を歩いているようだ」と絶賛したと言う逸話は有名すぎるほど。
なお、5年ごとに復刻されるM1300Jはオリジナルに近いこともあり入手困難なほど人気。
ニューバランスの公式サイトでもその気合の入り具合が見て取れる。
https://www.newbalance.co.jp/products/M1300/
M1300CLはM1300から派生したモデルで、比較的入手しやすい。履き心地もすばらしく、細部にこだわらないなら大変素晴らしいスニーカーだ。
売れ続ける人気スニーカー。
しかし、そんなM1300 にも弱点が。。
M1300の弱点
M1300はミッドソールにENCAP(エンキャップ)構造を採用している。
エンキャップ
衝撃吸収性に優れたEVA素材を頑丈なPU素材に封入した構造。ハイレベルの安定性とクッション性を実現。
-New Balance ウェブサイト
PUはポリウレタンのことで、この素材は水分に弱く加水分解を起こしてしまう。
一般的には5年ほどの寿命と言われている。
M1300はENCAPミッドソールであるため、ソールが経年劣化とともにボロボロになってしまうことは避けられない。
いつか来ることは分かっていた。
M1300CLにもついにそのときがきてしまった。
通常5〜6年と言われているが、僕のM1300CLは8年目でこうなった。
靴箱に大切に保管していても5年経つと加水分解を起こしてしまうというが、履いている方が長持ちするという情報もある。
どうやら僕のM1300CLは、”定期的に履いたほうが長持ち”したケースに該当するのかも。
しかし足を支えるシューズのソールがここまで剥がれてしまってはもう履けない。
New Balance M1300の弱点。
それは抜群の履き心地を生み出すミッドソールの加水分解。
M1300が寿命を迎えたら?
ソールが剥がれてしまっても、New Balanceはソール張り替え修理も行ってくれるらしい。
直すかどうかすごく悩んだのだけど、全く新品状態に戻るわけではなく履き心地もどうなるか判らなかったのと、ニューバランスの違うモデルを試してみたかったというのもあって、修理はしないことにした。
結局僕はM1400を新規購入した。
でも今持っているM1400を履きつぶしたらまたM1300に戻るかな。
この記事を書いていたらあらためてM1300への愛着を思い出した。
なんか不思議な魅力があるんですよね。
すごくいいスニーカーだ思います。