デジタル一眼カメラにはズームが可能なレンズや単焦点レンズ、広角レンズなど様々なジャンルのレンズが用意されている。
単焦点レンズは描写力が優れる代わりにズームができず、自分の足を使って構図を整える必要がある。特に焦点距離が比較的長めのレンズは広角な撮影が苦手。
旅行中は色々な場所を訪れ、さまざまな制限がある。広大な自然や、建築物にように内部に入る場合は広角レンズじゃないと撮れない写真がある。
一方、いちいちレンズを変えるのはめんどうだし、治安の悪い地域では危険を増やすリスクがある。何より重くてかさばる。
今回の旅では55mmの単焦点レンズのみをベトナム・ホーチミンに持っていくことにしたので、行ってみての感想をまとめる。
ちなみに、使用しているレンズはこれ。
街中をSony α7×55mm単焦点レンズで撮影
街中は結構イケる。ただ、じっくり構図を決めて設定をセットして、という時間が取れないことも多かったので、上手く撮れてない写真も多数。
バイクの写真ももっと迫力あるものを撮りたかったんだけど、縦横無尽に走るバイクにひかれるリスクもあるし( ゚д゚)
でも街中では55mm単焦点レンズに問題は感じなかった。ホーチミンであまり建築物や寺院の中にあまり入らなかったのもある。でも55mmのレンズで撮れると思う場面を切り取るのであまり不自由を感じなかった。
55mm単焦点レンズは被写体が近いものやポートレートに強い。
ホーチミンでは背の低い椅子や机を頻繁に見かけたので、それにフォーカスしてみたり。
すごい密度の人と熱気にカメラを向けてみたり。
路地裏のバイク感の表現にトライしてみたり。
雰囲気あるレストランへの入り口を撮ってみたり。
結構楽しめた。写真の技術はないのだけど、楽しみながら学んでいきたい。
広大なメコン川や小さい船の上では無理があった
メコン川はだだっ広い。
この広大さを55mmで表現することは難しいことを改めて思い知らされた。広角レンズが欲しくなる。
小さいボートに乗ってジャングルクルーズした時も、狭い場所では距離を稼げないので写したい対象物が入らないことを実感。
55mm単焦点レンズで撮ったものとiPhone 6で撮ったものを比べてみよう。
最初の写真が55mm単焦点、下の写真がiPhone 6で撮った写真。画角の違いが一目瞭然。
こういう場面に遭遇したらお手上げとなる。スマートフォンで撮るしかない。
まとめ
ホーチミンでは単焦点1本+iPhoneでのやりくりで十分いけた。
後悔もないし、アジアの旅行は今後もこれでいこうかなと思っている。
ただ、イタリア旅行やオーストラリア旅行となると違うという思いだ。
町並み全体や広大な自然を移すには広角なレンズが欲しい。(以下の写真はどちらもα7のキットレンズ24mm-70mmで撮影したもの)
悩みはつきない。
でもそれも趣味の楽しみの一部でしょう。
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