カナダのP.Eng.(Professional Engineer)に挑戦するにあたり、申請や試験を受けるなどのステップを経た。
一旦登録は数ヶ月前に終わっていたのだが(= P.Eng.を名乗れる)、フルライセンスを得るには必要な試験をPassする必要があった。その試験に先日無事合格。英語で2.5hrの試験を受けるのは消耗するので一発でPassできてよかった。
今回の試験勉強を通じて、だいぶカナダのエンジニアリングに対する考え方、公共の安全をどう確保するかの原則を理解できた。
日本だと、例えば圧力容器の設計をするなら強制4法規と呼ばれるものがあったりする(電気事業法、ガス事業法、高圧ガス保安法、労働安全衛生法)。資格の勉強や実務を通じて、その法構造だったり、技術面の知識を身につける。
これまでの米国P.E.、カナダP.Eng.のライセンス取得を通じて、北米でも国が違えば考え方もルールも違うんだなと学んだ。カナダが日本と大きく違うのはわかっていたが、アメリカとも想像以上に違ってて、勉強してて面白かった。
また、カナダで必要な試験であるNPPE(National Professional Practice Examination)では、EngineerやGeoscientistに求められる倫理だけでなく、契約や法律について問われる問題も多い。
Tort Lawとか、Common lawとか、聞き慣れない用語も多かったが、こういった側面もエンジニアとして理解の上で業務に当たりなさい、ということなのだろう。米国P.E.ライセンス取得の過程では問われない分野だった。
一方、違いがあるといっても、米国P.E.を持ってるとカナダP.Eng.の申請がスムースだったり、連携されている部分もある。自分で米国P.E.からカナダのP.Eng.にトライしてみて、仕組みや考え方みたいなものに触れることができたのも良かった。何事も経験に勝るものはない。
米国P.E.ライセンスを保有するメリットを今回感じることができたし、チャレンジしたい人はまず米国P.E.にトライしてもらいたいと思う。勉強になるし、海外で勝負する上で少なくとも一定レベルの実力があることを示すことができるライセンスである。
国際感覚を得る機会になるだろう。
過去の受験記録は、以下のタグで記事一覧を出せる。参考になればと思う。
カナダのP.Eng.をUS P.E.ルートで取る日本人なんてあまりいない。ニーズもほぼないと思うので、細かい手順とかここには記載しない。
もし詳細を聞きたい人がいたら、本ブログプロフィール欄に記載のアドレスにメールいただければと思う。

















