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サッカー, スコルジャ監督

組織での仕事をサッカーに例えてみる【監督編】

2026-06-02Engineer-Work

僕はサッカーを観るのが好きで、よくスタジアムに行くし、WEB観戦もする。もうすぐW杯が始まる。楽しみである。

サッカーはグローバルにプレーされるスポーツ。ピッチ上のプレー以外にも、人が集まる組織としての観点、監督・コーチとプレーヤー、クラブの経営、地理、その国の文化といった様々な要素を観察できる。

以前、オシムさんの本を読んでの記事を書いたが、スポーツから学ぶことは本当に多い。

記事:『オシムの言葉』。偉大なる指導者から学ぶ。

日常でも仕事に関することをよくサッカーに例えるのだが、今回は監督編をまとめたい。

自分は仕事をする上で、どういう監督(マネージャー)を目指したいか、編。

監督のタイプ

サッカーの監督と言っても色んな人がいる。

Jリーグを指揮した実績のあるオシム監督とミハイロ・ペトロビッチ監督を例に挙げたい。

ミハイロ・ペトロビッチ監督は、サンフレッチェ広島、浦和レッズ、コンサドーレ札幌、名古屋グランパスと渡り歩き、Jリーグで外国人監督として通算勝利数最多だとか。

美しく勝つ攻撃サッカーを掲げ、常にゴールを狙う。撃ち合いになる試合も多い。

ゴールが多く生まれ、優勝争いに加わることも多い。

選手も監督を慕う。

一方、監督の明確なサッカースタイルがあるがゆえに、選手の立ち位置や攻撃パターンも監督が決める(選手からいいアイデアがあれば採用する)。監督が立てるギリギリまでピッチに近づき指示を出しているシーンをよく見かけた。

また、監督の求めるプレースタイルに合わない選手は輝けずスタメンに入れなくなってしまうケースが多め。各ポジションの役割が明確だからだ。

攻撃時はいくつかあるパターンから各ポジション決まった立ち位置を取り、そこから繰り出されるコンビネーションプレーは美しく、チームとして流動的に動きながら多くのゴールを決めてきた。あらかじめ指示があり、選手はそれを体現する。それをピッチに落とし込む監督のスキルが素晴らしいのもあるだろうが、日本人に向いているスタイルなのだと思う。この監督のもとで上手くなれた、という選手も多い。複数パターンが身につくと選択肢が増え、選手の判断で色々なプレーができるようになる。

一方、「自分のサッカーを貫く」という面が強く、相手を分析して対策を取ることが少ない。ここぞという試合では相手はこちらを徹底的に分析し潰しにくる。そういう試合でなかなか勝てない苦しさもあった。

とはいえ確かな実績と攻撃的なサッカーを求めるチームは常にいて、ずいぶん長くJリーグで監督を続けており、慕う選手も多い偉大な監督である。

オシム監督は、「考えろ」というタイプ。試合中どの瞬間も全く同じ状況はなく、ピッチにいる選手が常に走りながら考え続けることを求める。

練習ではいつも違うルールでメニューをこなすようで、選手たちも大変だとか。

練習中にルール通りにプレーしたら止められて「なんでルール通りやるんだ、試合でその状況があってもそうプレーしたのか?」とコメントされるらしい。まじめすぎる日本人に気づいてほしいことがあったのだろう。

相手の分析に基づき対策も練るイメージで、プレーのベースは与えるが、試合ごとに戦術はアレンジするタイプだったのかもしれない。もっとオシム監督のサッカーをよくみておけばよかった。

「もっと走れ」「考え続けろ」と練習中から言われ続け、それをこなし続けた選手たちはそれが普通になる。試合では次から次へと選手が後ろから出て来て躍動、相手を圧倒していく。

さて

どちらも偉大な監督だが、あなたはどちらを目指したいだろうか。

どちらが正解とかはない。勝ったチームが強い。アプローチが違えどどちらもサッカーであり、人がプレーする以上、ちょっとしたところで勝負がついたりするもの。

僕はオシムさんの方を目指したいと思っている。

仕事は自分で考えて行動した方がパワーが出るし、応用が効く。

一方、若手ばかりのチームならどうだろうか。「考えろ」と言っても経験も少ないし自信を得られるほど実績もない。型が決まっている方が伸び伸びプレーできるだろう。

型の決まった仕事があればそこから始めてもらう。なければ指示をしながら動いてもらう。ある程度仕事をこなせば感覚もわかるし自信もついてくる。そうなったら応用業務をやってもらえばいい。

だからオシムさん流だけでもいけないとも考える。使い分け。アレンジ。

「考え続けろ」、それは監督・コーチへのメッセージでもあるのかもしれない。

でも最終的には、皆が自分で考えて動くスタイルを目指したい。皆が動きやすいようなポジション・戦術を考えるのは監督の仕事。

おわりに

僕が見たり本を読んだりして得た情報をもとに書いているので、違う部分もあるかもしれない。

ただ、伝えたいのはディテールの部分ではなくて。

スタイルの違いに正解はないということ。

どうありたいか。その組織では何がベストか。これらを考えながら引き出しを増やしていくことだと思う。

いくら理想や戦術が素晴らしくても、プレーヤーが体現できなくては試合に勝つことはできない。勝てるチームになって初めて監督は評価される。

サッカーを見ていると、仕事に通じる学びや気づきがたくさんある。

難しいし、なかなか上手くいかないが、スポーツから学ぶことは多い。

視野を広げ、さまざまなことから学び前に進み続けたい。

注記:冒頭のアイキャッチ画像はマチェイ・スコルジャ監督の写真です(これしか手持ちですぐ出てくるものがなく、またかっこよいシーンだったため。マチェイさんはアジアチャンピオンズリーグ決勝を指揮し、優勝を勝ち取った監督、ご参考。)

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Yo
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