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歴史や地理、政治を学ぶ理由

2024-01-16Less is More,View

学生時代、数学と物理は得意だったが、記憶力を問われる社会系の科目は苦手だった。

なんで覚えなきゃ行けないのか。なんの役に立つのか。

30を過ぎ、40歳くらいになるとよくわかる。

様々な面でつながりつつある国際社会を生きる上で重要である。

そこは安全な国なのか。どういう歴史があって、どういう政治の仕組みでその国は動いているのか。話す言語は何か。どういう人たちが住んでいるか。どのような宗教があるのか。そこに住む人たちの構成は。未来の人口構成は。国の経済の状況は。産業は何があるか。通貨は安定しているのか。気候はどうか、災害は多いか。

それらの国と比較して日本はどうなのか。その国に住むのは良い選択か。

これらを覚えることに意味はない。どうしてそういう国になっているのか、歴史と仕組みを学び一旦理解することに意味があると考える。そうすると様々な情報が自分のアンテナに引っかかりやすくなる。

島国の日本と陸続きのヨーロッパではそもそもの環境が違う。当然歴史も異なるし、仕組みも異なる。色んな視点があると思うが、今を理解する上で、背景を知ることは助けになる。

僕は数年前に海外赴任の機会を得たが、それ自体が貴重な経験だった上に、外から日本を見るという視点も得られた。海外に出るチャンスがあるなら出たほうがいいとアドバイスしたい。

日本は災害も多い上に、数十年今の国を維持する力はないと思われる。どこにでも住める準備はしておいて損はない。僕のミニマリスト思考の根底にこれがある。家も車も買わず、モノはできるだけ増やさない。身軽でいて、健康をできるだけ維持し、最低限の流動資金は確保しておく。もちろん安全でご飯も美味しい日本は最高の国の一つであり、今の状況が悪化しないことが一番だとは思っている。

いつからこういう発想になっただろうと思い出すと、10年前くらいに橘玲さんの小説『タックスヘイブン』『マネーロンダリング』『永遠の旅行者』あたりを読んでからかも。

あれは小説としても面白かったが、そのバックグラウンドが新鮮だった。税金の話と、どの国にも属さないという生き方。今は情報としては古くなってしまっているけど。

その後本屋で『ぼくたちに、もうモノは必要ない』を見つけ、高城剛さんの本を見つけ、禅やLess is More.の本を読み漁り、今に至る。

最近は政治と個人情報の本を読んでいるが、ChatGPTに関する本も読みたい。時代とともに自分自身のアップデートも重要。読みたい本リストには他にも数十のタイトルが並び、増える一方。

僕自身が「仕組みを知ること」に興味があるタイプなので、楽しみながら勉強できてるのかもしれない。前述のように小説から学ぶことも多かったりするので、どういう形であれ読書はおすすめ。

今を楽しみつつ未来を明るく生き抜くために。

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Yo
エンジニア(Mechanical)。日々の生活や読書、仕事などから学んだことをまとめます。
好きなものはApple製品、コーヒー、革製品、デニム。旅とカメラも。Less is More.な生活に憧れる。
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