エンジニアが学んだことをお伝えします

Summilux-M f1.4 50mm ASPH 正面

Summilux-M 50mm f1.4 ASPH.。ポートレートならこれ、というレンズに出会う。

2022-05-01Camera

ライカM型レンズSummilux-M 50mm ASPH.の魅力にはまっている。

1月に購入し、ファーストインプレッションの記事は以下に書いている:
Leica Summilux 50mm f1.4 ASPH.を購入。ファーストインプレッション。

ここまで数ヶ月、Leica M10-R+SummiluxM 50mm ASPH.の組み合わせで家族を中心に写真をたくさん撮ってきた。F1.4のライカレンズは被写体を周囲から浮き上がらせる力がより強いと感じる。

人を撮ると、ときおりハッと息を飲むような描写をする。ずっと見ていたくなるような、額縁に入れて飾りたくなるような写真が生み出される。

現代レンズなだけあって、ピント面はシャープ。色も現代的。でも何枚も撮っているとなにかを感じる写真を生み出すことがある。

万能かどうかと言われれば、まだ外で使い込めてないので良くわからない。ただ、ロマン溢れるレンズであることは確か。

Leica Q2も4730万画素でSummilux 28mm f1.7を搭載するが、レンズが違うとやっぱり描写も違う。画角も28mmと50mmとで全然違うわけだけども。Q2の方がクリアでシャープな印象。

レンズのスペックを語るなら色々あるだろう。解像度がどうとか、隅まで甘さがないとかあるとか、etc.

でもこのズミルックスM50mmのレンズで撮るとそういう世界とは違うところで、「なんかすごくいい」写真が撮れる。気がする。

Sony α7を買ってから10年ほど経ち、何本かレンズを使ってきたけれど、ポートレート写真で自分の感性にこれほど訴えかけてくるレンズはなかった。日の丸構図、ないし中央エリアに被写体を置いて、シャッターを押す。おお、と声が出るような写真が出てくる。

ただよく撮れるカメラやiPhoneのカメラでは写せない何かがライカにはある。ライカの哲学というか、撮れる写真には言葉では表せない何か、が潜む気がする。目玉が飛び出てどっかに行ってしまうのではないかと思うほどの値段がする道具なのに、買う人がいるのは、やっぱり「何か」あるのだと思う。

レンジファインダーカメラでマニュアルフォーカスで子供にピントを合わせるのは難しい。

ましてやF1.4はピントの合う面が非常に薄い。ちょっとでも子どもが動いたらフォーカスから外れるほど。

それでも僕はこのレンズとカメラを使い続ける気がする。日常にある家族との瞬間瞬間を残すために。

「このレンズ、なんか良い。すごくいい。」というボキャブラリのかけらもない感想だからこそ、他のレンズに取って代わられることがない気がする。

このレンズを使って家族の写真を3か月ほど撮っての感想。外で使った場合の印象はまた言葉にしてみたいと思う。いい季節になってきたので、外に出ていろんな場所に行き、その瞬間瞬間を切り取っていきたい。

HOME

Related Posts

Category



Yo
エンジニア(Mechanical)。日々の生活や読書、仕事などから学んだことをまとめます。
好きなものはApple製品、コーヒー、革製品、デニム。旅とカメラも。Less is More.な生活に憧れる。
Profile詳細

© Yo 2017-2024