本屋をぶらぶらしたときに目に入った本。
『フィンランド人が教えるほんとうのシンプル』著者:モニカ・ルーッコネン
パラパラとめくっていい雰囲気だったので、Kindleで購入。コンパクトなボリュームですぐに読了、あっという間に読めた。
いわゆるミニマリストとかシンプルなスタイルとかそういった表層的な言葉についてではなく、「何を大切にするの?」といった内容を著者の視点から語ってくれる。
簡単に本書について紹介したい。
この本がおすすめの人
- さらっとシンプルな生き方の一例を読みたい人
- 都会での生活に慣れきってしまったが、何か違うと物足りなさを感じてる人
- フィンランドでのシンプルな生活に興味がある人
- 何を大切にしたらいいか、ヒントを貰いたい場合
って感じだろうか。
読んでみての感想、感じたこと
章ごとに短くまとまっているので読みやすい。
それぞれの章は「フィンランドでは…」から始まることが多い。情景が浮かぶ。
所々で入る写真もいい。
ああ、そういう時間を過ごしてみたいな、と思える過ごし方がたくさん紹介されている。
湖があって、そこに座って瞑想する、坐禅をする、そんな場に身を置いて過ごしてみたいなと思った。
ともすると「フィンランドいいなぁ」で終わってしまいそうだけど、そうではないのが本書。そこが本質ではない。必ずしもフィンランドに来る必要はないととく。日本には日本の素晴らしさがあるでしょう、と。
大事なことは何か、それに気づきのヒントを与えてもらえるかもしれない。
僕はそう感じた。
どこかの章でふれられた文言が僕にとっての一番のポイント。得たもの。
「ぜひ、近くの自然の中に神秘的な瞬間を見つけてみてください。それが、ただの赤く染まった近所のモミジの葉でもいいのです。」