UESの洋服は、長く穿いてもらうために経年変化も楽しめるよう作られている。生地・風合い・染色にまでこだわっているとのこと。
いつか穿いてみたい、次買うならUESのデニム、そう思っていた。
今回400STというモデルを買ったので、購入レポートを書きます。買い方から最初の洗濯まで、の記事です。
UES Official Online Storeから購入
今回はWeb上でデニムを購入(COIVID-19による緊急事態宣言を考慮して)。
UESの400STはタイトなジーンズで、できればジャストサイズでスッキリ穿きたいモデル。ウェストはジャストで、裾周りはクッションさせすぎずスッキリさせることを考えて購入した。
防縮加工してないジーンズはファーストウォッシュでかなり縮む。ノンウォッシュを買って自分で洗って縮ませて、というのも楽しい過程だけど、UESの400STはワンウォッシュでしか買えないようだった。これはこれで致し方なし。
サイズの決定
何インチにするか?これはとても難しい問題。
ウェブサイト上ではウェスト・股下長さ・股上長さ・各所幅が表示されている。しかし試着せずに買うのはリスクを伴うと思う。各々のジーンズによってシルエットは大きく違うため。
手持ちで様々なジーンズを持っている場合、それらの寸法と比較することができるのでリスクを低減できる。
僕は数本あるジーンズの寸法を計り直し、購入対象デニムの寸法を眺め、サイズを決定した。
裾上げ長さの指定
UESのOfficial Online Storeでデニムを購入する際、購入時に股下長さを指定すればカットして郵送してくれる(デニムブランドによってはしてもらえない)。
買って、届いて、穿いて、裾上げ長さ決めて、郵送して、カットしてもらって、また届けてもらう、という手間がないのが嬉しい。
一方、裾の長さ指定は悩ましい。万一短すぎたら後戻りできない。
股下長さで指定するわけだけど、デニムのシルエットや腰回りのフィット具合で最適な股下長さは変わってしまう。
手持ちのジーンズで股下を測ってみたところ、65cm〜72cmくらいまでとかなり幅があった。
腰回りゆったりめで穿いているジーンズほど股下が短い傾向にあった。なるほど、ジーンズの股下部分が下方に落てるからなんだなと理解。極端な例だと腰ばきをイメージしてもらえると分かるだろうか。
かなり悩んだが、71.5cmに決定。これはオーダースーツをFabric Tokyoで測定したときと一緒。また、タイトめに穿いてるSOMETジーンズも参考にした。UES400STの寸法上腰回りがタイトになることからそのように決定。
裾上げ長さは試着で決めるがベストだと思う。試着できるならそうしよう。できない場合、他のジーンズやスーツなどの股下長さを参考にすると長さを誤るリスクは減らせると思うが、リスクをよく考慮した上で決定すべし。
到着。開封レビュー。
購入手続き後、数日で到着。段ボール箱に入って届いた。
開封すると…
封筒とカード。これらをとると…
ベールに包まれたデニム。
いよいよUESのジーンズと初対面。
新しいデニムの質感。かっこいい。
裾はお願いした通りカットされ、切れ端の方も同梱されていた。
紙のスペースには手書きコメント。
こういうのは嬉しいもの。素敵な色落ちデニムに育てますよ。
裾のウネウネリセット問題
裾の色落ちも見所になる。洗濯して縮むことによってウネウネのあたりが出る。しかし、裾上げで切ったままだと、生地に縮みが出てないのでウネウネがない(上写真)。
裾部を改めて縮ませウネウネさせるには、もう一度洗うか、裾数cmだけ水につけて乾燥させるか。
今回UESの生地はかなり硬く感じたので、もう一度洗ってからはき込むこととした。下写真は洗濯後。
ちなみに、上二つの写真で色味が違うが同じデニム。下の写真は朝日を浴びさせて撮ったのでオレンジがかっている。
UES 400ST 全体
買った時点でワンウォッシュ、裾を馴染ませるためセカンドウォッシュ。ここからはきこみ。穿いて洗濯してを繰り返して色落ちしていく。
リジッドの状態からまだ2回洗っただけ。ほぼ穿いてない状態なので濃紺。
色落ちが進んだらまた色落ちレポートを書きたい。
400STのディテール
それではもう少し詳細を見ていく。UES 400STはいわゆるXXのディテールを備えていない。もう少し後ろの時代がモチーフなのだろうか。そもそもシルエットは完全オリジナルだろうし、生地以外でどこまで再現するかというのはさじ加減によるところと思うけども。
フロント周りはシンプルで余計な装飾もない。股上がかなり浅いのが写真でも見てとれる。
バックポケットにステッチはない。タブは白い。皮パッチははき込むうちにいい色になりそう。
股上がかなり浅いUES 400ST。ボタンは4つ。
隠しリベットはないし、Vステッチもない。
ボタンは経年変化するのだろうか。
ポケットの部分のパッカリング。縫製に挟まれた部分が盛り上がっている。
コインポケットの内側を覗く。チェーンステッチ、ウネウネが出るだろうか。
洗濯の際に裏返すと気づく、スレーキへの印字。
赤字でモデル名などが書かれててかっこいい。何度も洗濯を繰り返したらどうなるのか楽しみ。
タグをめくると日付を記載で切るようになっている。
最後に生地のアップ写真。
毛羽立ってるのがわかる。これから穿いて洗ってを繰り返し、いい塩梅になるだろう。14.9ozデニムはどのような色落ちをするだろうか。非常に楽しみ。
おわりに
以前からずっと気になっていたUESのデニム。
なかなか硬めで手強そうだが、馴染めば素晴らしい相棒になってくれそうな雰囲気。
裾上げは股下cmで指定したが、穿いてみてほぼ期待通りの仕上がり。
さぁこれから愛用していきます。次のレポートは数ヶ月後になるかと思います。ではまた。
その後の記事
UES(ウエス)400ST 色落ちレポート 2nd(2023.6.24)