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「2030年アパレルの未来−日本企業が半分になる日」を読んで。世界で勝負し、生き残るために腕を磨いていかないと。

2020-05-02    Book, Fashion
2030年アパレルの未来

日本のアパレル業界の未来はどのように予測されているか。

「2030年アパレルの未来」という本を興味深く読み終えた。

過去から未来にかけて、日本という国の特徴を踏まえつつ未来のアパレル業界の見通しを解説してくれている。

この本でも、ITやAIがこの業界を変えていく(既に変えている)ことが強調されている。アパレルビジネスが大きな変化の中にある事を理解できる。

この本から学べること

先日「アパレルサバイバル」という書籍を読んだが、そちらの方がファッションのあり方やサービスの提供の方に軸を置いているイメージで、「2030年アパレルの未来」の方がアパレル産業の方に軸を置いているイメージ。

もちろんどちらも将来のファッション業界についての見通しを述べている。

僕は両方買ったが、飽きることなくどちらも最後まで読むことができた。

世界から見た日本

本書から、世界を俯瞰しながらの日本の立ち位置や強み・弱みを知ることができる。

日本はおしゃれで綺麗な街がたくさんある。

45Rという日本古来の藍染のデニムやアイテムを活用しているブランドの紹介もあったが、日本にはハイクオリティの素材を作る技術や伝統がある。

禅やわびさびなど独特の世界観も持ち、文化的にも強みを発揮できるものはたくさんある。

ところが最終製品をデザインしうまくアピールすることが苦手。世界的なファッションブランドは少ない。

なんか惜しいよね、と。

日本人に対する洞察

買い手側として、まず一つ日本人には特徴があるという。

日本は海外と比較して、中間価格帯の「トレンド市場」が非常に大きいという特徴がある。その背景にあるのは、「フォロアー層」と呼ばれる、自らの価値観が希薄で世の中のトレンドに流されやすい中間層の存在である。

同調圧力が強く、集団制や調和が重視される日本。おしゃれをしたいと思いつつ、流行のファッションなどみんなが乗っているトレンドに流されやすい部分もある。

作り手としてもその文化がよくない方に現れる。

独自性や個性が起点となるファッションビジネスは、日本人には向いていない。ファッションブランドというものは、どんなジャンルのものであっても、創業者やデザイナーの強烈な個性、主観が中心となって形成される。

なるほど、確かに。

就職活動など皆同じ格好をしてイベントや面接に臨む。入社式も然り。

そうやって入った企業で、年功序列で昇格していくような企業から素晴らしいデザイナーが登場するだろうか、と。

独自性や個性なんてなくなるよね、と。

海外ではデザインスキルとともにコミュニケーション力・プレゼンテーション力を積む機会も多いらしい。それが日本の企業だと少ない。

そしてそういった人が経営者になり、一番高い報酬をもらうわけだから。

これからの時代にうまくいくのだろうか、と。

これはアパレル業界だけの話じゃないなぁと思いながら本書を読み進めた。日本の企業のあり方は2020年代を生き抜くにはあまりにも古すぎるように思う、改めて。

この本を読んで感じたこと

価値が曖昧なアパレルは淘汰されていくだろう、と、本書は言う。

これ、僕らも同じだと思う。

自分の「価値」を磨く

ここの重要性。これは企業だけではない、個人も自分の「価値」を磨いていく必要がある。それがしいては所属する企業の価値向上にもつながる。

じゃないと淘汰されていってしまう。

ただ社会や会社の悪い状況を嘆いても自分が救われるわけではない。自分のスキルは自分で向上させ、自分の価値を上げ、世の中に貢献することでいい循環が回っていく。

2030年。

ここまで生き抜くために自分を磨いていこう。

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Yo
30代エンジニア。日々の生活や読書、仕事や海外での経験から学んだことをまとめるブログ。
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