僕がアコースティックギターを始めたのは高校1年生のとき。
一生物の趣味がほしくて、YAMAHAの1.5万円くらいの入門ギターを手に入れた。
ある程度続けているともっといいギターが欲しくなる。入門ギターではすぐに満足できなくなった。
確か高校3年性くらいのときに貯めたお年玉で買ったのがこのTakamine(タカミネ)のギター。
小ぶりで落ち着いたたたずまいのギターは身体の小さい僕にはちょうどよかった。当時はまだ音に対するこだわりもなくて、直感で選んだ記憶がある。
そんなTakamineのギターをかれこれ20年くらい所有していたことになる。
実は大学四年生くらいのときにGibsonのギターを中古で手に入れてから出番が減った状況が続いていた。しばらく実家にあったりして、あるときからほとんど弾いていなかった。でも手放さずにおいておいた。
そんなギターを今回の引っ越しを機に手放すことにした。
使わないよりも、誰かに使ってもらった方がギターにとっても絶対にいい。あらためてそう思ったから。
実は手放す前にギター全体をながめてみたら、それなりにキズやダメージがあることがわかった。それらは全て僕がつけたもの。やっぱりそれなりに思い入れもあるから少し手放すこともためらった。
だけど、使うものだけを身の回りにおいておき一つ一つのものを愛情を持って使ってあげるべきで、それができないなら大切に使ってもらえる人のところへ行った方がいい。
そう思いなおして手放した。
おそらく僕の生活はそれほど変わらないだろう。
むしろまた所有しているモノが1つ少なくなって身が軽くなった。
過去に買って使っていたもの。振り返れば色々と思い出もある。けれども、今、そしてこれからの方が大切。使わないものは手放し、持っている大切なものへの愛情を増す方がいい。
Less is More.のマインドで今後も引き続き所有しているモノについて考えていきたい。