忙しいビジネスパーソンが資産形成を考えているのなら、積立投資が絶対にオススメだ。
もしまだネット証券会社で毎月の積立設定をしていないのなら、多少時間を使ってでも頑張って設定してしまおう。
一度資産が積み上がる仕組みを作ってしまえば、あとはどんなに忙しくても放っておくだけで資産形成がなされていく。
そしてたまに見直しをかけてリバランスすればいい。
最初の仕組みづくりが大切な理由
理想論を言えば、株価が下がったときに株をたくさん買い、円が高いときに海外資産をたくさん購入すれば効率が高まる。
でも自分の仕事をしながら常にマーケットを監視しておくのは本当に難しい。
ちょっと忙しくなれば優先順位が変わる。市場の流れなんて見きれなくなってしまう。
あー、下がったときに買うのを逃してしまったー!
という経験を僕は何度もしている。
そんなときもあるので、毎月一定額をドルコスト平均法で購入する仕組みを作っておく。
最低限の額は自動的に購入され積み上がっていくので、買えなかったという後悔も少ない。
また、ドルコスト平均法で毎月一定額(円)で購入する場合、安いときには多めに、高いときには少なめの数量で買われるので、効果的な積立が可能となる。
過去に猛烈に忙しい時期があって、全く資産形成を考えることができない時期もあった。
でも積立投資を設定したおかげで一定金額のベースで資産を積み上げ続けることができている。
リーマンショック後の2009年からかれこれ10年この方針で投資してきた。今は株価が高いことと比較的円安なこともあって、円ベースで資産を見るとかなりプラスになっている。(売らない限り利益確定にはならないけど、今売ったら利益になるという話)
以下の記事でもまとめたように、円と円以外の資産をバランスよく持つことが僕の方針なので、持ってる株や投資信託、外貨や金を売却して円に戻すつもりはない。
投資・資産形成にあたっての方針を定めよう。知っておくべき格言と考え方
今後も淡々と積立続ける。
忙しいときも、放っといても資産が積み上がる。これが積立投資の仕組みを最初に作るべき理由である。
自動で口座から引き落とされる仕組み
僕はカブドットコム証券を使用中。
積み立てる資金をどこから出すか、であるが、僕は銀行口座から自動引き落としにしている。
給料振込み口座から勝手に引き落とされるので、強制的に残ったお金で生活するようになる。
購入する日を指定できるので、毎月給料日直後に設定しておけば良いだろう。
ついつい使いすぎてしまい悩んでいる人へもオススメの投資方法だ。
いくら積み立てるか?
ここは人それぞれの余剰資金によって異なる。
月数千円からでもやったほうがいい。数万円積み立てられるならそれもあり。
日本円もある程度持っておいたほうがいいので、自分で適切なバランスを考えること。マーケットが大きく動いたときに目減りするリスクもあるので、そこは考慮しておきたい。
何を積み立てるか?
銘柄は把握しきれないほどある。
初心者のうちは手数料がなく(ノーロードファンド)及び信託報酬率が低いインデックスファンドをお勧めする。
長期で見たときに複利の効果が大きいので、毎月コンマ数パーセントの手数料は大きくきいてくるからだ。
限られた銘柄のみを選ぶと、その会社が傾いたときに資産を一気に失う可能性がある。だから広い範囲で投資してくれるバランスファンドや、世界株式や日本株のインデックスファンドを活用するといいだろう。
定期的に新しい商品がリリースされるので、投資対象銘柄の入れ替えも意識する。
僕が最近投資対象を変更した記事はこちら:
投資信託の積立対象を定期的に見直すべき理由。次々と新しい商品が投入されるからアンテナを張っておこう
まとめ
積立の効果は思いの外大きい。千里の道も一日からというが、一歩目を踏み出さなければ何もなしえない。
少しだけ投資について勉強し、まずはとっかかってみよう。忙しい人にほど、自動で積み立てる仕組みをトライする価値がある。
少額からでも積立できる良い時代なので活用しない手はない。
人生を豊かなものにするために、行動しよう。