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2017-08-11 Money

投資・資産形成にあたっての方針を定めよう

investment stocks

投資・資産形成という言葉を聞いてもなかなか何をどうやってよいか判らない人も多いのではないだろうか。

この分野は勉強を始めたら本当に奥の深い世界であるし、答えのない問題かつ人それぞれ置かれた状況によって方向性が変わるという難しいものである。

やみくもに手を出してもうまくいかない。まず資産形成に関する書籍も何冊か読むと良い。著者によって考え方も違うから複数冊を読むことをお勧めする。

そして、最初は少額でいくつかお試しで投資をやってみること。いきなり大きな金額を動かすのはリスキーだ。

それではここから僕の経験談と投資に対する考え方・方針を記載していく。

 

トレードに対する自分の実力とセンスを把握する

巷では投資に関する色々なサイトや本があふれていて、いかにも簡単に資産が増やせるように勘違いしかねない。

しかし、簡単に資産が増やせるなら、投資をしている人はみんなお金持ちになっているはずだ。

でも実際そうじゃないよね、という話。

失敗談

僕が初めて株やFXに手を出したのは2006年頃。当時研究室の後輩が株の売買をやっていて興味を持ったことがきっかけだった。

当時はアルバイトをしながら生活していたので、せいぜい10万円程度しか余剰資金がなくて、それでちまちまFXの取引をしていた。

日々変化する為替の情報をチェックしながら売ったり買ったりを繰り返すのは面白かった。一瞬で数千円の損失が出たり利益になったり。

僕は大きな損失を出すことなく学生生活を終え社会人になった。今思えばただ単に景気が安定していただけだったのだけど。社会人になると使えるお金も増える。調子に乗って株やらリスクの高い通貨(南アフリカランドやトルコリラ)にも手を出した。

しかし調子に乗っていた時に、大きな変化が訪れる。

2008年からリーマンショックや世界連鎖株安が発生したのだ。

目の前のモニター上では赤字の損失額が膨らんでいく。でもどうしたらいいかわからない。損切りをしなきゃいけないという理屈は知ってはいたが、すぐに動くことはできなかった。

ここから反転したら。。。という悪魔の囁き負けてしまうのである。

しかし一向に株安や急激な一方向への為替の変動は回復しなかった。

最終的には60-70万円ほどの損失額になったところで一回損切りをした。

悟ったこと

社会人になってそんなに年数が経ってない人間にとって数十万円の損失は大きすぎる。受けたダメージは小さくなかった。

負けず嫌いの僕は、相場の損失は相場で取り返してやる、と意気込み猛烈に勉強した。

株・為替に関わる本はたくさん読んだし、色々なウェブサイトを周ったりもした。勉強になった本はたくさんあるので、いつか紹介したい。

ただひとつ、それらの勉強から学んだことは、

僕は相場のプロに勝てるレベルにはならないだろう

ということだった。仕事も忙しくて100%の情熱を注ぎ込めない状況もあった、しかし、何よりもトレードで勝つセンスがないことを悟った。これは長い人生の中で本当に大きな発見だった。

僕はまだ社会人になってすぐくらいにリーマン・ショックに出会えたことに感謝している。自分の実力を過信してもっと多額の金額を突っ込んでいたら、取り返しのつかない損失額になっていただろう。

実力がないのに相場の厳しい世界に乗り込むのは危険すぎる。猛者たちに根こそぎ財産を奪われるだけだ。

次の章からは、今の僕の投資に対する考え方を紹介したい。

 

投資と投機

まず、投資と投機について簡単に解釈を述べる。

投資は「資本に投じる」、投機は「機会に投じる」、と漢字から理解される。投機の方は短期のトレードに近いイメージと解釈できる。

投機についての考え方

investment stocks

相場の世界には、トレードによって利益を生み出さなければいけないプロがひしめいている。そしてさらに今の時代はコンピュータの自動売買が幅をきかせる時代である。

素人が「投機」、例えばデイトレード、で勝負してもまず勝てないと思うのが安全側の考え方だろう。

野球に例えるなら、素人が160km/hのスピードボールを打ち返せるか。もしかしたらラッキーなヒットが生まれる可能性もあるが、シーズン通じて戦えるといったら答えはNoである。

短期売買の世界においては、センスがある人、自分を律することができるひと、猛烈に勉強して戦える人、だけが乗り込んでいい世界だと考える。

投資についての考え方

限られた期間で結果を出さなければいけないプロトレーダーやファンドマネージャー達と違って、我々は長い視点で資産の運用を考えることができる。

長期的に成長が期待できる企業の株や、長期的な視点において価格上昇が見込める商品などが投資対象としてリストアップされる。

僕が一つの観点として常に持っているのは、世界的に見ればまだまだ人口は増え続ける、ということだ。

人口が増え続け、経済が成長を続ける限り世界全体の株価の上昇は期待できると考えている。だから人口増加の恩恵を受けられる投資対象に資金を投じ、長期間保有するというのが僕の基本方針だ。

忙しく仕事をしながらこまめに売買を実施するのは現実的ではない。じゃあどういったものに資金を投じているかというのはまた別記事で述べたい。

なおFXは基本的にはゼロサムのゲームで(誰かが得をすれば、その分だれかが損をする。金利差分は違うという意見もあると思うが)、僕の定義においては投資の対象にならない。

株については、もちろん投資対象になる。将来の成長が期待できる企業に投資する。(しかし将来の成長が期待できる、というのが本当に難しい。)

 

卵は一つのカゴに盛るな

そしてもう一つ僕の方針において重要な点を述べさせていただく。それは「卵は一つのカゴに盛るな」という格言である。

eggs in a basket

卵を一つのカゴに盛ると、そのカゴが落ちてしまったら、全部の卵が割れてしまう可能性がある。一方、複数のカゴに分けて卵を盛っておけば、一つのカゴを落としてしまっても他のカゴの卵は無事である。すなわち、資産形成をするにあたっては一つの資産だけに集中させるのではなく、複数の対象に分散投資してリスクを分散させましょうということだ。

僕は円だけで資産を持つのもリスクだと考える。

なぜなら日本という国が没落し価値がなくなってしまったら、日本銀行の発行する円の価値も下がってしまうからだ。今現在ではそんなことは考えられないけど、将来は判らない。

そういう意味で僕は日本の将来を信用していない。投資はリスクを伴う、という意見もあるが、僕に言わせれば円だけで資産を持つ方がリスクが高い。だからリスク回避という方針のもとに円以外の資産に投資する。(もちろん生活に困らない程度に円は持っておく)

なお、資産の価格変動によってバランスが崩れて来るので、思い立ったときにリバランスを行って株、外貨、不動産、金等々の資産の割合を整える。また、今後の成長が見込める分野の投資割合を増やすなど柔軟に対応する。

 

実際の売買の方法は?ドルコスト平均法

投資する際に一度に多額の売買をするのは得策といえるだろうか。もしかしたらそこから上昇して大きな利益が得られるかもしれない。しかし下落して資産価値を落としてしまう可能性もある。

ハイリスクで投資すればハイリターンを狙えるが、その分損失リスクも上昇する。

ローリスクであればリターンの期待値も低いが、損失リスクも抑えることができる。

理解しなければならないのは、ローリスクでハイリターンは基本ありえないということだ。おいしそうな話にはだいたい裏があったり落とし穴がある。甘い話なんてないと自分に言い聞かせることが極めて重要だ。

忙しい人は株や投資信託をちょくちょく購入するという手間は許容できないだろう。そんな人に素敵な積立方法がある。そう、それがドルコスト平均法だ。

ドルコスト平均法とは、株などを定期的に一定金額分を買う方法。 毎回一定金額分を買うことにより、高値のときは少しだけ、安値のときは多めに買うことになる。これを長期間続けることによって、安値のときにたくさん資産を買うことになるのでメリットがある。

したがって、証券会社の積立投資の設定において毎月◯万円ずつと決めて指定した株などを買い続けるのがおすすめである。

 

Yoの投資方針まとめ

先にも述べたが、リーマンショック&世界連鎖株安を経験して僕は短期トレードは行わないことを決めた。一方で「卵は一つのカゴに盛るな」という格言、ドルコスト平均法を考慮して資産形成を行っていく。

これらから導き出される方針は以下の通り。

なお、これらで長期の資産の増加が必ず見込めるか、というのは残念ながら保証できない。世の中何が起きるか判らないからだ。だけど、何が起きても大崩れせず対応できるようにはしておくべき。新しい金融商品が開発されたらまた将来の投資方針も変わるかもしれない。勉強し続けることが大切だと思っている。

投資について色々考えている人にこの記事が少しでも参考になれば幸いである。

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