本記事では英語の文法について、僕がどのように勉強をしたのか述べたい。
なお、当時僕が置かれていた環境は「上司が外国人、会話もメールも書類も会議も英語という状況に突っ込まれる!」であった。
そしてまず前提を書かせていただくが、中学・高校での授業は”なんとなく”一通り受け終わったものの結局よく判っていない状況。で、どうしたか?という内容である。
文法を勉強しなきゃ、と思わせてくれた本
僕が社会人になって改めて勉強する際に本屋で手に取った本は、
「ここがおかしい日本人の英文法」T. D. ミントン
いわゆる中高で使っていた文法の教科書は面白くなくて(面白いわけがないが。。。)、あまり頭に入ってこなかったのだが、この本は面白くて読み進むことができた。
「will」と「be going to」とのニュアンスの違いなど、意識して使い分けないといけないのか!ということを知っただけでも価値があった(そんなことすら知らないレベルだった)。
文法を勉強しなきゃ、と思わせてくれた本。
よくわからないけど勉強しないと!と思うのと、誤解を避けるために文法を学ばなければ!と思うのでは全然心の持ちようが違う。大事さに気づくのが第一歩かなと思っている。
文章の読み解き方を学んだ本
次に文法というより、構文に特化していると思うが、「基本からわかる英語リーディング教本」薬袋善郎を使った。
当時なんとなく他の本と比較して手に取っただけだが、僕には相性が良かった。(Amazon reviewを見ると結構読み手を選ぶようだ)
この本は文章の構造の読み解き方を説明し、どう文章を紐解いていくかを教えてくれる。一から文章の構造について学ぶにはオススメできると思う。
単語の勉強法と同じだが、僕の推奨勉強法は繰り返すこと。何周かして頭に残るくらいまで同じ本を使う。そのあとは実践あるのみだ。
あとはひたすら英語を読み、文章を書き、辞書で調べる
あと、参考書をしっかり読み切れば書いてあるのかもしれないが、単語特有の用法があって、それを知らないと文の構造がわかないときがある。そういったものは英語に触れる中で都度辞書を調べ、自分で使ってみて身につけていくしかないと思う。
例えばだが
Given the fact that ….
という表現があったとすると、なぜいきなりgivenから始まるのか?などと知らない時は悩んでしまう。辞書で“given”を調べると上記のケースは“….の事実を考慮すると”、という意味を作ることが判る。一度判ってしまえば次からgivenを文章の中で見たらなんとなく文構造を予測して読んでいくことができる。でも知らなかったら路頭に迷う。
他にも似たような形でprovidedという条件を与える用法がある
I accept your proposal, provided the following actions are implemented.
- xxx
- yyy
あなたの提案提案を承認するよ、以下の1 xxx ,2 yyyのアクションが実行されるならね。
といった意味になる。これも知らないとなぜいきなりprovidedという単語が出てくるのか理解できない。でもエンジニアの仕事をしているとよく出てくる表現で、一度覚えてしまうと使いやすい。
なんとなく基礎を学んだらひたすら実践の中で身につけていく。そして必要に応じて基礎に戻ることもある。それが僕が一番しっくりくる勉強方法だ。
いつまでも勉強だけしてても身に付かない。スポーツで例えるなら、サッカーだってひたすらボールの扱い方だけ学んでも試合での実力はまた別なはず。試合の中で学んでいくことも重要なことは皆さん理解していると思う。英語も一緒ではないだろうか?