先日本屋をぶらぶらしていたときに見つけた「英単語の語源図鑑」。
本の帯をみると、どうやらテレビでも取り上げられ反響があった本らしい。
僕はこの本をみて「これだ」!と思った。
なぜなら、これこそ僕が英語の勉強をしている途中で、最も効果的だった単語の覚え方だったから。
以下のリンクは2017年の4月に書いた記事:
僕も昔からこの方法で語彙力を強化していた。
この方法のいいところは、語源を理解してその組み合わせで単語の意味を想像すること。これにより単語の意味をイメージすることができるようになる。そうすると頭に残りやすい。
これは記憶力がとても悪い僕にとって、非常に効果のある方法だった。わからない単語に出会っては辞書をひき、単語を構成するパーツについても調べるようになった。これによって語彙力を伸ばすことができた。
それを一冊の本にまとめてくれた方がいらっしゃる。どうやら著者の方はもともと本書のアイデアを持っていたそうだが、大量のイラスト作成のコスト等の課題もあって実現していなかったこと。
しかし共著者の協力もあって2018年に発行にいたったらしい。
これは買うしかない!ということで購入。そして先日読み終えたので紹介したい。
この本がオススメな人
- 英語の勉強を始めたばかりの人
- 英単語が覚えられず苦労していて、いい方法を探している人
本書の構成
単語を構成するパーツにはさまざまなものがある。
例えば「con」には「共に」という意味あり、それに「tract(引く)」というパーツがくっつくと、引き合うというイメージになる。ここから「contract」という単語に「契約」や「収縮する」といった意味がつく。
こういった各パーツの持つ意味を解説し、そのパーツが使われている単語をいくつか挙げながら意味を説明してくれる(下の写真参照)。
一通り本書を読み終えると、英単語を構成する小さなパーツの意味が頭に残る。
その後に新しい単語を覚える際に、この効果が実感できるだろう。単語の意味をイメージしやすくなっているがゆえに効率的な英単語習得にもつながる。
電子書籍で読む場合
本書はスケッチが多く、文章だけではなくイメージで意味を伝える構成となっている。
こういった場合、電子書籍で読むなら画面が大きい方がいい。
ちなみにiPad Pro11インチとiPhone Xでどのように表示されるかというとこんな感じ。
ちなみに使用アプリはKindle。
iPadなら見開きで表示されるのに対し、iPhoneなら片ページのみ。
ただ、僕はiPhoneでも十分読むことができた。ちょっとした隙間時間に英語を勉強することも難しくない。
おわりに
英語の辞書によっては、単語を構成するパーツについて解説してくれているものもある。適宜辞書をひいて単語を覚えることも重要。どんどん語彙力を高めよう。
この本のいいところは英単語を構成する各パーツの持つ意味を体系的に学べるところ。英語勉強初期に特におすすめ。
また、英単語をどのように覚えたらいいか悩んでいる人はぜひ一度手にとって見てほしい。素晴らしい本だと思います。
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