エンジニアが学んだことをお伝えします

中村俊輔式 サッカー観戦術

「中村俊輔式サッカー観戦術」から学ぶ、一流選手のサッカーの見方、競争に対する姿勢、世界で生き抜くためのヒント

2019-05-04Book

ふと本屋で見かけて、思わず手に取った。

「中村俊輔式サッカー観戦術」。現役の選手が語るサッカー観戦術とはどういうものか?

とても興味があって、衝動買いしてしまった。

僕は30代後半で、日本がW杯に出場しはじめた頃くらいからサッカーを見始めた。サッカーについては素人。だけど、ずっと見続けてきて、これまで観戦術に関する本を読んだり、たまにスタジアムにまで観戦にいったりと、サッカーを観る側として楽しんでいる一人。

30代でサッカー好きな人で中村俊輔選手を知らない人はいないだろう。横浜マリノスからセリエAのレッジーナに移籍し、その後スコットランドリーグのセルティックで大活躍。スペインリーグにも移籍し、今は日本のJリーグでプレーしている。日本代表としてW杯にも出場、Aマッチ98試合24得点。

長きにわたり日本代表のMFとしてもプレーを続けてきたスーパースター。現在40歳となっても現役でプレーを続ける。

その左足から繰り出されるキックは一級品。

YouTubeで「中村俊輔 ゴール」検索すればたくさん映像がでてくる。

そんな選手が語る観戦術とは?。とても読みやすく1日で読み終えてしまった。
本書をおススメの人、本書から何を学んだかについて、今日はメモを書いていきます。

この本がオススメな人

読み終えての感想

中村俊輔式サッカー観戦術 セットプレーはパッケージで楽しむ

各章ごとにテーマを変え、中村選手の考え方が述べられていく。読みやすいので、各章次へ次へと読み進めてしまった。

「トップ下」というポジション

最初は「トップ下」というポジションでの立場から戦術について語っていく。

以前「トップ下」の選手は特に重要視され、そこをプレーする選手でチームの攻撃力に大きな影響を及ぼすほどだった。

そのトップ下というポジションにこだわりをもつ中村選手。しかしそのポジションが時代とともになくなりつつあり、そんな中現在のサッカーのトレンドなんかも学べる。

時代の流れを感じることができるパートとなっている。

稀代のキッカーが語るFKやCKの観戦術

数多くのセットプレー(FK・CK)を蹴ってきた中村俊輔選手。やはり彼が語る観戦の仕方はとても勉強になる。スタジアムに行ったらこういうところを見てみよう、読後はそんな風に思うことだろう。

相手チームとの駆け引き、守り方、各選手がその瞬間何を狙っているのか、etc..

新しい視点をたくさんもらえる。

この本から学んだこと

なぜ今回サッカーの本について記事を書いたのか?

いつも別ジャンルの本も読むようにしていて、全然違う世界から学ぶことも多いからだ。

本書を読んで感じたのは、トッププレーヤーですらいつも変化に対応するために考え続け、そして努力し続けているということ。

サッカーの世界の変化のスピードはとても早い。

一度成功したからといって天狗になっていたら、すぐに周りに追い抜かれ置いていかれてしまう。

そして、自分の希望するプレースタイルがチームに求められていないとき、どうしたらチームの勝利に貢献できるのか、そんな葛藤を一流のプレーヤーでも抱えることがある。

希望するポジションでプレーできないことへのアドバイス

当時は代表でもトップ下でのプレーをめざしていた中村選手。しかし日本代表には中田英寿選手や森島選手もいる。希望するポジションを与えらえるかどうかは競争次第。そんななか、彼がもらったアドバイス。

そんな最中、マリノスの指揮を執っていたアルディレス監督は「11人のうちのひとりとしてピッチに立っていることが重要だ。与えられたポジションを自分色に染めればいい」とアドバイスしてくれた。

どんな境遇でも考え抜き、貢献できる人。そしてそこで自分の強みを発揮しつつ、自らを成長させられる人。こういう人が戦い抜いていけるのかなと思わされた。それはプロの厳しいサッカーの世界もいわゆる一般的な企業も一緒に違いない。

今後プロサッカー選手のようにチームを何回も移籍して、という時代が来るかもしれない。海外ではそれは一般的で、何回も転職してキャリアアップしていく人も多い。

そんな世界で生き抜くためのヒントももらえた、「中村俊輔式サッカー観戦術」。

たまには別のジャンルで一流の方の本を読むのもよい。本屋にふらっと立ち寄らなければ出会わなかったので、引き続き、本屋巡りは継続していこう。では。

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Yo
エンジニア(Mechanical)。日々の生活や読書、仕事などから学んだことをまとめます。
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