いつも身につけるモノには良いモノを。
本当に気に入ったモノを身につけていると気分も高まるというもの。
目が悪い僕はコンタクトレンズか眼鏡が欠かせない。
これまで「掌 tana-gokoro」(金子眼鏡が制作するハンドメイドブランド)のメガネを7年くらい使い続けてきた。
頻繁に使ってきたにも関わらず、一度も壊れることなく、生活を支えてくれたメガネ。
でも子供ができて、遊んでいるときに壊れかねないケースに多々出会うようになった。突然頭突きされたり…寝ている間に触られたり…
もうひとつメガネが必要だな、そう思い立って新しいメガネを購入することにした。
いいものづくりをしている金子眼鏡店のメガネにしよう、と決め羽田空港国際線ターミナル店にて購入してきたので、注文して受け取るまでと購入したメガネのレビューをお届けします。
金子眼鏡店 羽田空港国際線ターミナル店
羽田空港国際線ターミナル4Fには、江戸小路が存在感を放っている。ここでは、日本・東京の魅力を伝えるため、文化と伝統の技を伝える店舗が厳選されている。
金子眼鏡店の店舗は上の写真の提灯の向こう側すぐ、江戸小路沿いにあり、メイドインジャパンの製品を売るには絶好のロケーションのように思われる。
店内には数多くのメガネが陳列されており、お気に入りのフレームを選ぶだけでもかなり時間がかかるほど。
検眼から購入まで
店舗に到着してしばらくは、どのフレームが合うか試着しては鏡を見ることの繰り返し。
フレームを決めたらスタッフの方に声をかける。
視力ももちろんチェックしてくれるのだけど、その他にも細かくみてくれる。
購入時に着用していた眼鏡の度数を確認し、コンタクトの度数も確認して、どうするといいか選択肢を提示してくれた。
考えてみれば、そのあたりまで考えてくれるのは普通なのかもしれないけど、過去そこまできいてもらったことはなかった。
また、さまざまな検査をして色々なことを聞かれる。
どうやら僕の目はあまり度を強くすると疲れやすいらしい。そんなこともわかるのか…
あと、利き目っていうのがあるらしく、僕は左目だったのだけど、左の方が視力がいいのでそういったことも考慮しながら左右の視力矯正のバランスもみるらしい。
とても丁寧に眼鏡作りに取り組んでいるのかなぁという印象。
レンズも数種類から選ぶことができる。在庫があるレンズなら30分ほどで仕上げてくれる。ない場合は完成まで何日か待つことになる。
メガネが完成したら、装着した状態での微調整もしてくれた上で引き渡してくれる。
とても丁寧で好感度が高い。
かかった時間
検眼 20分、作成30分、調整5分ほど。フレームを選ぶ時間も含めて2時間くらいだったかな。
購入した眼鏡のレビュー
Package View
紙袋の横には眼鏡産地「鯖江」の歴史が書かれている。
世界の眼鏡産地として名高い福井県鯖江市。
実直で勤勉な県民性と眼鏡製造は相性が良く、機能と品質に重点を置いた製品は世界中に評価されている。国内の約95%、世界の約20%のシェアを持つほどらしい。
紙袋を封を切り、中身をのぞくとそこには….
木製の箱。
凜とたたずむ木箱。
その箱を開けると「金子眼鏡」の文字とメガネケース。
同梱されていたのは取扱説明書や証明カードなど。
艶のある革のケースも高級感有り。
そしてケースを開けると…
メガネにたどり着くまでにここまでこだわりを感じさせるメーカーはあるだろうか?
丁寧さ、日本の良さ、ものづくりへのこだわり、これらが詰まったパッケージングにリスペクトをしたい。
Glasses Review
続いて眼鏡本体のレビュー。
僕が購入したのはKC-35というモデル。
繊細なフレームワークが魅力のモデル。
右のフレームには小さく「金子眼鏡」と「CELLULOID」と打たれている。
左のフレームには「創業昭和三十三年」。
鼻のパッドのパーツには「金子」の文字がある。
おわりに
スマートで美しさを感じさせるデザインに心打たれ、この眼鏡を購入した。
毎日つけるものだからこそ、良いものを選び使い続けたい。
金子眼鏡のウェブサイトをのぞくと、ものづくりへのこだわりが見て取れる。
お店で実際のモノをみて、そして作ってみて、その素晴らしさをあらためて実感。
羽田空港国際線ターミナルから世界へ。日本のメガネを発信し続けてほしい。
お値段ははるかもしれないけど、毎日、そして長く使うモノだからこそ妥協したくない。
そんな方々に金子眼鏡店のメガネはいい選択肢となると思う。
(ちなみに、今回購入したものはフレーム36,720円, レンズ11,880円(税込))
さいごに、新しく僕のところへ来たメガネによろしくを伝えつつ、一緒にいい時間を共に過ごしていきたい。