「この前あそこで買ったアレさー…あれどこいったっけ?」
「アレなんていうんだっけ?ほら○○でよく使うヤツ….」
僕は会話の中で圧倒的に「あれ」を使う頻度が多い。
家族に呆れられるほど。
毎日一緒にいる家族ですら「あれ、それ、あそこ」で文章作られても判らん、と言うが、おっしゃる通り。。。
不明確な内容が多すぎて予想すらできないとのこと。
たまにファンタスティックな推測で「○○のこと?」と当ててくれる。
「それよ!」と感謝感激するも、それに頼ってはいけない。
僕の記憶力低下は年を増すごとに進むばかりである。
良くなる気配はない。
実は結構自分自身でも心配で、何かいい対策はないものかと考えていた。
そんな中出会った本が「ボケない人がやっている 脳のシミを消す生活習慣」。
著者は本間良子さん(スクエアクリニック院長)と本間龍介(同副院長、医学博士)さん。
クリニックは予約がいっぱいで初診の場合は半年以上待つほどに人気があるらしい。
この本は、まずタイトルが気をひく。
ボケない人がやっている生活習慣とは!?
気になる。
気になって一気に読み終えたので、熱の熱いうちにレビューと気になったことをまとめておきます。
脳をキレイに
脳にシミを残さない、という言葉は聞きなれないけど、言い換えればゴミや毒素を脳に溜めないようにする、とのこと。
Less is Moreとか整理整頓とかミニマリストとか生活で意識しているが、なんと脳もお掃除が大切らしい。
本書ではアメリカ抗加齢医学会の最新の報告に基づき、これまでほとんど言われることがなかった、
「なぜ、シミ成分(ゴミ・毒素)がたまってしまうのか」
「なぜ、シミ成分(ゴミ・毒素)を出せないのか」
にアプローチします。
そして、たまらない体、出せる体になる実践的な方法をわかりやすく紹介していきます。
これにより頭をクリアにしていく。
この本に記載の食事や日常生活を送っていれば脳をきれいにできる、と。
また、脳がきれいな人は認知症にならないとのこと。もうこれは読んで実行するしかない。
脳を守るために腸の調子を整える
読み進めていくと、副腎疲労(アドレナルファティーグ)や腸の話から、リーキーブレイン(脳もれ)の話に移っていく。
細かい内容はぜひ本を読んで欲しいが、この脳もれというのがよろしくなくて、これを防ぐために腸の調子を整えることからスタートしていく。
そしてでてくるのが、以下の3つ。
- グルテン(小麦に含まれているたんぱく質)を避ける
- カゼイン(乳に含まれているたんぱく質)を避ける
- 甘いもの(糖質)を減らす。
グルテンフリーという食事のスタイルがあることは知っていたが、その理由は今までちゃんとわかっていなかった。
健康、それも腸や脳の健康に大切だから、ということだったのか!!
これを2週間試すと腸内環境が劇的に変わるとのこと。
パン、パスタ、うどん、カレーのルーなどの加工食品etc.はみんなグルテンが含まれている。
クロワッサンが大好物の僕にとって人生路頭に迷いそうな指示だが、これはちょっとやってみようと思う。
食生活を変えたらどのくらい変わるのか、頭の中は綺麗になり記憶力が改善されるのか、とても気になる。
その他にも多数の食事・生活に対するアドバイスに溢れている。
睡眠不足やストレスはもちろんよくないようで、僕の今の生活は完全に脳をいじめている状態。
健康あっての人生、色々考えちゃうな。
心に残ったシンプルな暮らし3か条
本書に出てくる「シンプル・イズ・ヘルシー」という言葉。それと以下の3か条:
シンプルな暮らし3か条
❶腐るものを食べる
❷人の手が加わっていないものを食べる
❸化学物質に頼らず生活をシンプルに
これはとてもわかりやすかった。
人の手が加わったものは「自然じゃない」、と。
僕らそんなものばかり食べている気がする。
シンプル生活とか、Less is More.とか言ってるけど、食生活にもそれを当てはめる。
Simple is Healthy.
いや、いいこと聞いたな。
読後の感想
多くの企業の宣伝に溢れる現代。
スポーツドリンクやカップ麺などさまざまな食料や飲料の広告が目・耳に入ってくる。
この本を読んでいると「え、それもダメなの!?」の連続だが、それを信じて行動するかどうかは自分次第。
いくつも意識するのは大変なので、僕はまずグルテンフリーな生活を意識したいと思う。
今度乗る飛行機の機内食は早速「低グルテン」の食事を選択。
日常生活でグルテンなしの食事にするのは正直準備が必要。食べられるものをリストアップしておかないと、アレもダメこれもダメで困ってしまうから。
基本的に和食は健康にいいようで、朝はパンからご飯にすることは確定。
試してみてみるのはお金もかからないので、色々変化や学びがあればまた記事にしたい。
自分の健康は自分で守る。よし行動しよう。
この本をオススメしたい人
僕は面白くてこの本を一気に読んでしまった。以下の人はとても興味深く読めると思う。
- 物忘れが多く困っている
- 頭がクリアじゃない状態をなんとかしたい
- 上記の原因はわからないがとにかく何か始めたい(本書の進める食生活の改善なら実行しやすい)
- グルテンフリーやカゼインフリーに興味がある
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