PMP(Project Management Professional)と言う資格の教科書的な役割のPMBOK。現時点の最新版は7th edition。
PMI会員に登録すると(有料)、追加コストなしでPDFをダウンロードすることができる。
PDFで369ページほどのボリュームだが、時間を見つけながら3週間ほどで読み終えた。
一文一文丁寧に読んだわけではないが、色々と勉強になったので以下メモ。
前半
最初からPDFのP.90くらいまでThe Standard for Project Managementの項が続く。
前半はPJとはどういうものか、どういう仕組みか、PJの目的・ステークホルダーとの関係、何をなすべきか、重要な点は何か、が解説される。
ここは一般論で、重要でありつつも、とっつきにくく、20年弱仕事してきてわかっていることもある中で、どこまで真面目に読むか悩みながら、深く入り込まず目を通すにとどめた。試験で問われるポイントが何か、は練習問題を解きながら読み直した方が頭に入る。もう一度見に行くだろうと。
用語がどのように使われているか、どのような文脈でその単語があるのか、はここで理解するように努めた。ポートフォリオとか。
あの辺にこれが書いてあったなーがわかる程度の理解度でざーっと目を通した感じ。
中盤
PDF P.96から、A Guide to The Project Management Body of Knowledgeの項。
ドメインの概念がわかりにくく、読んだはいいが、いまいち理解しきれず。
リーダーシップは一般論として勉強になった。
PDF P.248から4章Models, Methods, Artifacts。ここではUdemyの講座で出てきた用語が多く登場。その定義、PJ業務における位置付けが説明される。
とにかく用語の勉強になった。海外のPJ業務に携わったことがある人なら、ああこの言葉はPMPに関連する用語だったのか、と思うだろう。これから携わる方は、ここで各用語に触れておくと、PJ業務で何がどのように実施されるのかイメージがつくようになるだろう。
後半
後半は近年のトレンドやProject Managementのあり方の変遷などが語れている。
変化の激しい時代、マネジメント手法がそのままではいけない。いっといつかまた遠くないうちに8th editionが出るのだろう。こちらもアップデートしていかなくてはならない。
おわりに
毎回そうだが、資格の勉強は実務を別の観点から眺めるチャンスでもある。PMPは幅広い仕事に役立つと思う。海外で仕事をしたいのなら、英語で勉強することをおすすめする。
このテキストを読み終え、問題集に手をつけたところ、Agile Project Guideという冊子にも目を通した方が良いらしい、と気づいた(こちらもPMI会員ならPDFは無料)。この試験、なかなか勉強しなきゃいけない範囲が広い。
また気づきがあればメモを残したいと思う。