持ち家か賃貸か、この議論はブログから本からあらゆる媒体で展開されている。
ある程度の年齢になったら考えないといけないテーマ。
僕は本件について2年以上考えてきたので、たどり着いた結論とともに、その考え方をまとめておく。
今日時点での結論
最初に結論を述べるが、僕は当面賃貸を継続する。
「今日時点」と書いたのは、また数年後・十数年後に環境変化があったとき、結論が変わる可能性もあるから。
賃貸を選択する理由
今日時点で上記の結論を導くに至った主な理由6つは以下のとおり。
- 変化の激しい時代、同じ場所に住み続けることを30代で決定するのはまだ早いと感じる
- 新しい土地に住むのは新鮮で発見も多く、これからも色々な街に住んでみたい
- 引越しの際に新しい技術やサービスを活用した部屋を選ぶこともできる
- いつまた海外赴任になるのかわからない
- 大きな災害や経済の崩壊に伴う治安の悪化からいつその土地が住めなくなるのか、今の日本では予想もつかないしリスクも見積もれない
- 家に資金を大半をつぎ込むことになり、資産形成上バランスが悪い
その他一般的な賃貸派の理由
- 家族の人数変化に応じて、必要十分な広さの家に適宜移り住める
- お金に困ることになったら、ダウングレードして家賃の安い部屋に移ることも可能
持ち家のメリット
- マイホームは憧れ
- 帰る家があるという安心感
- 自分の家なので、間取りの変更や改装は自由
マイホームは憧れという考えは住宅業界・建築業界の戦略によるものだという意見もある。
僕はそれは間違いではないと思う。
でもやっぱり自分の家というのは安心感もあって、夢の一つとしては悪くないはずだ。僕は家の間取りをデザインできるアプリまで買って、マイホームをどうするかを一生懸命考えた時期がある。
将来を夢見ながら考えるのってそれ自体が楽しい時間だったりする。
ただ、今の時代あまりにもリスクが高いと考えるので、いまは賃貸派。
子供ができて小学生くらいになったら、できれば引っ越しをしないで済むようにしてあげたいとは思うけど。
コストの比較について
Excelを駆使して、利子なども考慮して比較検討をしたことがあるが、条件の違いによって30年後、40年後の結果は大きく変わったりする。
日本の低金利が今後どうなるのかなんて、予想はできてもそれは予想でしかなくて、想定外なんて状況だって起こりうる。
大きな視点で考えれば、賃貸と持ち家で大幅な費用の差が発生することはないはずである。どちらかに大きなメリットがあれば人々はコストメリットの大きい方に流れるからだ。
賃貸の場合、貸し手が資金回収を行うため、未回収リスクを貸す側が負う。だからその分少し高くなるという考え方もあるかもしれない。それでもそんなに違うかというとそうではないと僕は思う。
おわりに
ということで、、
今の時代にリスクを取りたくないという理由と、色々なところに住んでみたいというポジティブな理由から僕は賃貸を選ぶ。海外に行くことになったら、迷いなく引っ越すことになるだろう。
なお、決して持ち家派を否定するつもりはないことは補足おきたいと思います。では。