この夏、子どもの夏休み期間、ポケモンスタンプラリーを楽しんだ。
JR東日本さん主催の企画、夏休み期間とほぼ同じ7月12日- 9月1日まで。
全部で36駅に異なるポケモンスタンプが用意されていて、ステージ1でまず6匹集める。そうすると次のステージのシートがもらえる。
ポケモンスタンプラリーのスタンプ台は改札の外にある。したがって駅のホームから降りて、移動して、が基本動作となる。お母さんと下の子はベビーカーにつき別行動となることが多い。
駅に到着するやいなや、お父さんと上の子でさっと降り、スタンプ台を探す。パンフレットに大体の場所は書いてあるのでそっちに向かいつつ、矢印のついた紙が駅のところどころに貼ってあるので、最後はそれを目印に動く。
「あっちだ!」とか、「どこだろうねぇ」と言いながらヒントをもとに探す。
ポケモンスタンプを見つけたら「リザードンいた!」とか言いながらスタンプを押し、また駅のホームに戻る。
電車で移動中は、次の駅や経路について路線図を見ながら話をする。
現実世界でのゲーム感というか、都会での冒険感があって楽しい。
スタンプ押しを焦ってはいけない。スタンプが薄くなったり、ずれたりしたら悲しいので、そこはゆっくりやる。基本は子どもに自分で押してもらう。お父さんは紙の位置がずれないようにサポートする。
隙を見てその場での写真も撮るが、駅によっては人も多いしスタンプ台の列に並んでる人もいるしじっくりピントを合わせている時間はないので、AF付きのカメラかiPhoneでさっと撮る。
スタンプを見るたびに、ああ、あの駅に行ったねぇ、という思い出になる。何かのお出かけのついでに寄った駅ならその思い出も蘇る。
JRさんの罠にまんまとはまっているわけであるが、なかなか素晴らしい企画で、むしろ感謝。
我が子はポケモンの名前とその駅の名前を結びつけて覚えていて、「リザードンはどの駅?」「大宮!(即答)」といった感じ、少し地理や社会の勉強にもなったと思う。
2ndステージもクリアして、金色のスタンプも押せたけど。
我が子はその瞬間はそこまで嬉しそうではなかった。どちらかというと終わってしまうことの寂しさのようなものが出ていた。
旅はゴールだけが目的じゃなくて、旅そのものが大事なのだ。
親子の時間。特にお父さんと上の子との貴重な時間。
お父さんにもポケモン覚えて欲しい、と言われてポケモンゲームを導入したのは今年の1月。
8月はどの駅でどのポケモンのスタンプを押して、という感じで話題に事欠かなかった。
イベント等で訪れた埼玉、以前住んでいたエリアに再訪した横浜、船に乗るために常磐線をひたすら乗っていった茨城、東京のみならずあちこちに行けたのも良かった。
子どもの夏休みの宿題の一つ、絵日記にはポケモンスタンプラリーが選ばれた(1テーマ分だけ書く)。
楽しかったようで何より。
お父さんが体調を崩し、最後の土日でまだ行けてなかった駅にいくつか行けなかったことは心残り。
またいつか。