先日、と言うかだいぶ前、久々に映画を見た。
最近は2時間もじっと見てられないのだが、この映画はとても興味深い内容で、飽きることなく最後まで釘付けになった。
ソフトウェアを作ってそれが悪用された場合、ソフトウェアを作った人に罰が下されるのか。
ステーキを切るナイフで誰かが誰かを傷つけた場合、ナイフを作った人が罰せられるのか。そのナイフで人を切れないような安全装置を追加しなければならないのか。しかし切れないナイフはナイフではない。
極めて重要な倫理の問題。
日本ではこれが裁判になり、Winny開発者が無罪になるまで7年かかった。これが有罪になれば、良かれと思って作ったソフトウェアが悪用された場合を考えソフトを簡単に開発・公開できなくなってしまう。
そもそもなぜWinny開発者が捕まる必要があったのか、どのようなやりとりが法廷で繰り広げられたのか、この映画ではそのストーリーを追っていく。
ホントかよ、と思って視聴後にウェブを彷徨ったが、多数の記事や意見が見つかる。
逆の立場から見れば違う景色もあるのかな、とも。この映画はプログラム作成者の視点が中心。
さて、法律や倫理、大きなテーマが世の中にはあると学べるこの映画。
自分自身、Winnyがニュースになったときは20代だったが、今思うと何も本質を理解していなかったなと。
久々に映画を見てよかった思わされた。ニュースを見るときにもっと本質を考えて頭に入れるよう意識したい。