SNSで紹介されていて手に取った本書。
繰り返しシンプルな言葉で重要なことを伝えてくれる一冊。
人生で大切なことはお金を貯めることではない。死ぬときに、お金をたくさん持っていて幸せか?と考えさせられる。
思い出、経験にもっとお金を使うべきではないか、と。
「資産を減らすポイント」が解説されるのだが、この観点は今まで聞いたことないものでとても新鮮だった。人生設計はその人生を充実させるために重要。歩けなくなってからお金を使おうと思っても遅い。
また、誰かにお金をあげたり寄付するにしても、死んだ後じゃなくていい、と。早い方が誰かのためにとっても良いのなら、早く寄付した方がいい。なるほど。
子どもと一緒にいろんな経験をすれば、子どもの人生にも良い影響を与えられる。お金を使うならタイミングを見計らった方がいい。この考え方は自分の今後の生き方にとても大きな影響を与える一冊になりそうである。
「タイムバケット」という考え方は初めて聞いた。
やりたいことリスト、は多くの人が作っている。しかしやりたいことリストには時間軸がない。
例えば、エベレストに登りたい、という目標があったとして。85歳になってからやろうとしてもできない。
何かをするなら適切な年齢タイミングがある。
なので年齢を区切って5−10年単位で何をやりたいか、を明確にする。
例えば、50-60歳のうちに子どもと〇〇を旅行する、など。
勉強になった。
死ぬ間際に後悔することは、もっと働きすぎなかったらよかった、が多いとのこと。一生懸命子育てしたことを後悔する人はいないそうだ。心に留めておきたい。
最後に。本書でも触れられていたのは「若いうちにチャレンジすべし」ということ。
失敗するなら若いうち。やり直しもききやすい。
この本を手に取ったタイミングは僕に取っては遅かったような気もする。いや、遅すぎないタイミングで出会えたというべきか。難しいことは書いてないし、メッセージもシンプルなので、若いうちに読むことをおすすめしたい一冊。