子どもを抱っこで寝かしつけ、ちょっとお昼寝だから30分でいい、というとき。降ろすと起きちゃうので30分くらい抱っこしっぱなし、ということがよくある。
その間にYouTubeでレンズやらカメラに関する動画を見るようになった。
最初は国内の公式やマップカメラさんの動画などをみていたが、そのうち海外の方々の動画も見るように。
いろんな聞き慣れない単語が出てきて勉強になるが、一つすごく心に残ったものがある。
“Dreamy Lens”
LeicaのSummilux35mmとApo-Summicron35mmを比較しての動画で、Summiluxのボケ味について語っていたときに出てきたと思う。
Dreamyは辞書で調べると、夢見心地な、幻想的な、魅力的な、といった意味がある。
動画の中では“Dreamy Bokeh”という表現ももあったかな。
すごくいい言葉だなと。
僕にとって、Summilux-M 50mm/f1.4 ASPH.はDreamy Lensだ。
被写体を浮かび上がらせる立体感、背景のとろけるようなボケ感、それでいて合焦部はシャープ。
50mmの画角も良くて、とても印象的な写真が撮れる。
家族を撮るのに大活躍している。
日の丸構図で、ど真ん中に我が子をおいて、シャッターを切る。この撮り方だと周辺部なんて気にならない。
絞り開放でのピント面は薄く、マニュアルフォーカスでは失敗も多い。パープルフリンジも気になることが多い。
しかし、野球で言うならど真ん中のストレートは見事な放物線を描きホームランにするSummilux。アーチスト。
外角低めのスライダーみたいな被写体は苦手。三振も増える。
手元でククッと変化するボールも苦手。芯を外される。
それでもなお、息を呑むような写真を期待して、ホームランを夢を見て、日々シャッターを切る。
Dreamy Lens。
僕にとってはSummilux-M 50mm f1.4 ASPH.がそれ。
おそらく、NoctiluxというレンズはよりDreamy度が高いと思うが、重さとお値段から、実用として使うにはちょっと遠い位置にある。憧れちゃうけど。
今日は英単語を使っての紹介でした。おわり。