春に購入したホワイツのセミドレスのクオリティと履き心地に心奪われ、よりセミフォーマル気味に、幅広く使えるものをもう一足、と考えた。
昨今のインフレを考えると、20年履くと思えば、早く買ってしまって長く使った方がいい。
そんな背景で入手したのがこちら。

基本コンセプト
コンセプトは、セミフォーマルにも使えつつ雨でも気にせず履けるタフな一足。海外出張もこれ一足あれば、というシューズとしたかった。
以下のベース仕様とした。
- レザーは水牛(Water Buffalo)。水に強く、見た目が比較的フォーマル寄りと考えた。
- レザーもソールもオールブラック。セミフォーマル寄りで違和感なく履けるのは黒。
- ソールステッチはダブルステッチ。丈夫というのとWhite’sならではの仕様。ステッチはオプションで黒染めいただいた。
- ソールは薄めかつ黒とするため#269。
- 型はセミドレスラストを選定。C461等細めの型はあったが、王道を選択。
サイズについては、先日購入したセミドレス6.0D+インソール4mmは少し踵に余裕がない印象のため、ハーフサイズ上げ&ワイズ1つ下げで6.5Cとした。ハーフサイズ上げ&ワイズ1下げだと幅が若干狭くなるとのことで、インソールは薄めのものを選択(2.5mm)


このサイジングがドンピシャで、まさに自分のための靴、と言うほどのフィット感。足を通してみて感動。
以下最終Spec(参考)
- WHITE’S SEMI-DRESS
- 55 SEMI DRESS LAST
- シングルセラスティックトゥBOX
- レザーカラー:Black Buffalo
- 269ソール
- シングルレザーミッドソール
- ブラック仕上げ
- セミドレス・ヒール
- ブラックソールステッチ染め
- ダブルソールステッチ
- プルループなし
- ブラックアイレット&フック
- レザーライニング追加
- サイズ:6.5インチ、幅:C
- サフィールシープレザーインソール追加


メンテナンスの時は、バッファローレザーの細かいシボに、保湿クリームなどが残らないよう、豚毛ブラシを使用しよく馴染ませて行くことが大切、とのこと。
履いてみての初期印象
ウォーターバッファローは革が柔らかく、即、足に馴染む感じ。

この写真は履き始めて数時間。すでにこの馴染み方。
ドレスレザーの方は10時間以上歩いて馴染ませたが、こちらはそれがいらないと感じるほど。
ウォーターバッファローレザーは、ブーツの初期の硬さが苦手な方にはおすすめ。
ドレスレザーと比べて革は薄いのでどのくらいタフかは長期使用してみていつかまたレポートしたい。
おわりに

これで一生ものクラスのブーツが2足揃った。
今履いている黒の革靴は10年以上ものが多いが、メンテしながら現役で履けている。もう10-20年は買わなくても良いはず。
スニーカーやブーツにこだわり始めて20年、ようやく最終地点に辿り着いた実感がある。
見た目、セミオーダーでジャストな履き心地、活躍範囲の広さ。Less is Moreで靴を減らす際、最後に残るのはこれになるだろう。

















