PMPを受験するにあたって、ウェブ情報を参考に問題集選びを実施。
そこで見つけたのがこちら:
『PMP EXAM PREP: QUESTION, ANSWERS & EXPLANATIONS』
調べる限り、評判が非常に良い。英語版のみだが言語にこだわりがなければ選択肢になるだろう。
全問解いてみて、感じた特徴としては以下:
- 内容は全て英語
- 十分な問題数(Amazonで調べるとタイトルに1000+とあるが、実際は帯に記載の通り1100問)
- 20~50問ずつ、同カテゴリーの問題が続く。何度も似たような問題を続けるので、知識を習得しやすい。
- いろんなパターンの質問があるので、練習問題を通じ自分の間違える傾向を掴める
ただ、ところどころ句読点が抜けていたり文法がおかしかったり、図の挿入位置が1問ずれていたり。完成度に疑問の残る部分もあった。勉強そのものには影響しないので気にしなければ問題ない範囲。
PredictiveよりもAgileに関する問題の比率が多い印象。印象だけど。Agileもしっかり勉強しておかないと合格は難しいということだろう。
問題を解いてみての気づき
解いていて、結構悩ましい問題も多かった。ケースバイケースで答えが変わる気がする場合、複数の選択肢が正解に見える。
これは、PMBOKやAgile Practice Guideの趣旨・内容を知らないと解けない。問題集を通じて、アラインしていく感覚だった。ああ、そうやって考えてそっちが正解になるのね、テキストにはそう書いてあるのね、と。
この辺りPMP廻りの基本的考え方をよく理解する必要があって、答えを暗記というよりも問題を解きながら考え方を理解することに注力すると良いと考える。本書は、解説とともにPMBOKとAgile Practice Guideの参照箇所が明記されているので、それを追いかけながら解き進めると良いだろう。
おわりに
この問題集を通じ、何度も似た条件の問題文に遭遇し、最後の質問が違うパターンを経験した。これにより、曖昧な理解の部分が明確になり、何よりProject Managementに関する知識の習得につながった。
一通りテキストを読んだ状態で、大体正解率は6-7割程度。2週目は全部やったわけではないが8割以上といった感じ。実際のテストを受けた感想として、本番の方が難しいと感じたが、ここの感じ方は人それぞれの模様。
本書をKindleに入れ、隙間時間を見つけては数問ずつでも勉強した。隙間時間が数分だとしても、数問は解ける。iPhoneでは画面が小さいが勉強できないほどではない。勉強しようと思うかどうか。大きな本だったらあっちこっちに持ち運ぶのに躊躇するかもしれないが、今はいい時代になった。
これからPMP試験を受ける方にこの記事が少しでも参考になれば幸いです。
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