夕飯を食べながら、子どもから質問が出た。
「なんでコンロの火は青いの?」
….
温度によって違うんじゃなかったっけ。とか。
空気のバランスによって違うんじゃなかったっけ。とか。
Googleで「コンロ 炎 なぜ青」とかで調べると、そういった表面的な説明がよく見つかる。
ただ、それらは青か赤かの状態が変わる理由でしかなくて、「青く見える」理由になっていない。
なぜ青いのか?
色の話をすると、そもそも見る人や動物、虫によって色が違う問題も考えないといけない。
スズメバチはモノクロの世界を見ているらしいから、コンロの炎は青くないのだろう。
サングラスをかけている人が見たら同じ青に見えないだろう。
すると、「青く見える」の説明は、その光がどのような性質か、にフォーカスするのが正しいように思われる。
青く見える特徴を持った光がコンロの火から出ている、ということなのではないか。
ということで、「ガスの炎 波長 青」で調べ直してみる。
少し違うサイトが見つかるようになる。
色々読むと、外炎での反応でCOが燃焼してCO2になる際に発する300-450nmの青色が主な理由という記事もあれば、CH4とO2の反応でラジカルという不安定なエネルギーを発しそれが青だとか、諸説見かけた。不完全燃焼だと赤で完全燃焼だと青という事象に鑑みるに、前者が感覚とは合致する。ちなみにプロパンでも炎は青、と。英語でも調べたけどあんまりしっくりくる記事がすぐに見つからず。
調べ方が悪いのかもしれないけど、これだけ不明瞭な答えしか見つからないとすると、世界で全会一致の見解がないと言うことかもしれない。
炎検知器の研究をしている人が一番知ってそうだな、とか思いつつ、もやもやしたまま調査は一旦終了。
いつか子どもに説明できるだけの知識を得たら、また記事を書きたい(忘れてそうだけど)。
知らないことはたくさんあるな、という記事でした。