以前のオーバーホールから数年経過したので、今年PAM00048を再びオーバーホールに出した。
次は2030年頃にオーバーホールにする計画で、そこから5-7年を逆算して今年。という理屈。
前回の記事を読むと、時計ボディのポリッシュもお願いしていたようだ。ピカピカになってフレッシュになったと感想を書いている。
今年、外面ポリッシュは頼まなかった。
傷は残っていて欲しい、と思ったから。
それこそが自分が愛用してきた歴史の一部であり、むしろ傷だらけの方が風格も出るのではないか。
ヴィンテージ加工風のデザインに人気が出ることもあるが、自分で数十年使ったとき、そんな雰囲気になったらいいなと。
使い込んだモノには独特の風格が出てくるもの。靴も、デニムも、大事にメンテしながら着用し続けることで自分に馴染んでくる。カメラもキズだらけのモノは魅力がある気がする。
一生モノに憧れ、10年くらいかけて徐々に身の回りのものを入れ替えてきた。
時計、眼鏡、カメラのレンズ、スーツケース、etc.
長く使っても飽きないような、シンプルなデザインで、丈夫で、本質的な価値を持ち、機能性にも優れたものを。
一つ一つは高価なため、一度に全てを揃えることはできない。
長期計画で、Less is Moreの考えでモノの数を減らしながら、自分にとって必要で、本当に欲しいと思えるものを調べ、探し、手に取り、使ってみて、を実行する。
だいぶ揃ってきたので、引き続き丁寧に使い、メンテし、を繰り返すフェーズ。
キズだらけの愛用品についてまとめる本をいつか書きたいなと思っている。このブログは、その材料をメモしておくベースになるだろう。