人気若手フォトグラファーが一枚のポートレート写真を見て、とある写真館に弟子入り。そこから始まる物語。
映画『明日を綴る写真館』を観た。
以下、内容を全く知りたくない人はお控えいただければ。
感想
家族の写真を撮る理由、を改めて感じる前半。
一枚の写真の価値。
その後どのような展開になるのだろうかと思ったが、途中から想像もしない、写真をめぐった展開になる。
「写真は何を撮っているのか。何を写すのか」。
映画を通じて、このテーマに対するメッセージを感じられる。
目に見えているものを切り取っているわけではない。
写真は自分自身も映し出すもの。
写真を撮るということは、その人を知り、自分自身を知ること。
素晴らしい映画だった。写真を自分でよく撮る人、写真について考えたことがある人にはドンピシャな映画では。
ぜひ多くの人に観てほしい。とおすすめしたいところだが、今スマホが当たり前の世代の若い人がどう思うのかは予想がつかない。
スマートフォンで無意識に、簡単に、写真が撮れる時代だからこそ、写真とは何かをより考えさせられる映画だとは思う。
この映画を見た後、改めて言いたいのは、写真はいいぞ、ということだ。
その他
Nikonのカメラがたくさん登場するが、やっぱりNikonかっこいいし、Theカメラという出立ち、それを操作するカメラマンの手、まさにこの映画を成立させるためには欠かせないピースになっていた。
今も好調だが、Nikonさんには引き続き頑張ってほしい。
Nikon Zfでそうやって撮るのかー、とか、別に撮り方は自由と思いつつ、カメラ普段使う人はそういうところにも目がいってしまうのは職業病?的なものか…