昨年末に2022年に撮った写真まとめ記事を投稿した(2022に撮った写真まとめ)。
ほぼ写真のみの記事。それはそれで良いと思うのだけど、なぜその写真をチョイスしたのか、気に入っているのかを言語化しておきたいな、と思ったので改めて解説記事も書いておく。
1枚目:日の出
最後の写真を日入りで締めることは決めていたので、日の出の意味も重ねて、中心に赤丸を据えた日の丸構図の写真を一枚目にしてスタートさせた。撮影した時期が2022年1月だったのもある。
仕事のストレスMAX期、どうしてもSummilux-M 50mm/f1.4 ASPH.が欲しくなって銀座のライカストアで購入。M10-Rブラックペイントにつけてもらってお店を出て撮影した一枚。写真熱の高い一年はここから始まったとも言える。
そういう一枚。
2枚目:春を待つ木
小田原城で撮影した一枚。Q2のモノクロモードで撮影。
撮影したのは2月。
春を待つ木のシャープさと存在感が気に入っている。
3枚目:光。
2月の羽田空港国際ターミナルで撮影した一枚。
光の差し込み方でわかるが、撮影した時間は日中。それなのに歩いてる人がほとんどいなくて、本当にガランとした雰囲気で異様な光景だった。
2022年の1-3月はCOVID-19の影響で緊急事態宣言が出されていた頃。そんな中でも海外出張できたのは幸運だった。
4枚目:帰りの便から
3月に日本に戻る飛行機から撮影。
コロナ禍ゆえ、出張先で7日間の隔離、日本帰国後は3日間の隔離。
トータルで約2週間家族から離れた出張だった。
帰国の飛行機から見る夕陽は格別だった。
5枚目:ガンダム
動きのあるガンダム、そしてそれを眺める人が左下に人が写ってて、迫力ある一枚になった。お気に入り。
ガンダムが大きすぎて50mmの単焦点レンズでは収めるのがギリギリだった記憶がある。逆にそれが良かったのかも。
構図をずらしてガンダムの視線、進む方向にもう少し余白を入れれば良かったかなとか。
しかしガンダムかっこよすぎ。ど真ん中に据えて撮りたかった当時の自分もわからなくはない。
6枚目:お父さんとお子さん
3月頃、飛鳥山公園で撮影。
ピントは桜に合わせてあるんだけど、お父さんと少年が歩いて行くシーンが印象的で遅れてシャッターを切った一枚。
7枚目:絵画的
Summilux-M 50mm f1.4 ASPH.を持って4月末に横浜のEnglish Gardenへ。
JPEGそのままなのだけど、立体的で、乾いてて、絵画的で、とても気に入っている一枚。
Summiluxの光の捉え方、好きです。
8枚目:時代が変わっても
5月。スカイツリーで撮った一枚。
おじいちゃんが遠くを指さしていたり、少年たちは何かを眺めて楽しそうにしていて。
きっと東京タワーができたときも一緒だったのかな、とか思ったり。
今も昔も変わらないもの。モノクロで撮りたくなったのは自分の中でそういう印象もあったのかもしれない。
ただ、おじいさんも少年もマスクをしているのがコロナ禍であることを示している。そんな2022年の一枚。
9枚目:東京タワー
アポズミクロンM 35mmを入手して初めて出かけて撮った一枚。6月。
これもJPEGそのままなのだけど、青の出方がすごく印象深く残った写真。
10枚目:アポ・ズミクロン
アポ・ズミクロン35mmを持って家の近くを歩きながら適当に撮った写真。
光のない天候だけど、立体感、湿度感、周辺光量落ちの作る雰囲気、背景のボケ感含め、日常を美しく記録してくれるレンズに感動した一枚。
11枚目:在宅勤務
いつも在宅勤務に使っている机の足元をみたら、この文字を発見。
コロナ禍な一年を物語る一枚。
結構気に入っている。
12枚目:グレー
建設中のビルのグレーと空のグレーがマッチしている中、オレンジが映えるなぁと思ってシャッターを切った。
Sigma fpLとSummilux-M50mm ASPH.の組み合わせで撮った写真では1番のお気に入り。
13枚目:光
コロナ禍でモヤモヤした気分もあった中、アポズミクロンを持ってみなとみらいへ。このレンズは光を美しく捉えてくれるのが好きで、この写真からもその力を感じる。
左上半分から美術館の水平直線が右肩上がりに斜めに走る。
左下から人と水たまりと木が作る線が右肩上がりに走る。その線上にいる人は皆違う方向に歩いていて、みんな違う人生を生きてるんだけど、一枚の写真に並ぶ偶然。
お気に入りの一枚。
14枚目:Landmark Tower
横浜ランドマークタワー。光の入り方が気に入った一枚。
この年は、スカイツリー、東京タワー、ランドマークタワーを子どもと制覇。
落ち着いた空間。また行きたい。
15枚目:江ノ島の空
夏の終わり、江の島で撮影。
座ってる人、海、夕方の光、雲の織りなす不思議な景色がお気に入り。
16枚目:コスモス
秋、な一枚。光を浴びる花と背景の綺麗な青空が気に入っている。
17枚目:皇居
都会の真ん中でこんなゆっくり時間が流れてる場所があるのかー、と思ってパシャリ。
18枚目:黄
代々木公園でイチョウの葉の絨毯が綺麗だったので。
秋は色が豊富。好きな季節。
19枚目:赤
同じく代々木公園。
赤も美し。
20枚目:東京駅廻り・秋
青と黄色が綺麗で好きな一枚。
Summilux-M 50mm ASPH.はJPEGそのままの色がよくて、とてもお気に入り。
21枚目:冬
アンダー気味に撮ったら凛とした冬の雰囲気が出た一枚。
22枚目:光の道
六本木ヒルズから西方面をながめた一枚。富士山と黄金の空、中央にのびる光の作る道が美しかった。
この写真の主役はそれを眺める人たちの方。
僕は人が入る写真が好きでよくこういうのを撮る。人々が暮らしていた記録、を撮りたいのかも。
23枚目:Sunset
大好物のサンセット。六本木ヒルズのスカイデッキから見た夕陽も美しかった。東京から見るならここが1番なんじゃないかと思った。
太陽に感謝。
おわりに
今年ならではの写真も多かった。このシリーズは毎年やりたい。
ちなみに写真はほとんどがJPEGそのまま。色味は全くいじっていない、カメラの出す色そのまま。1枚だけスカイツリーの写真は後からトリミングしている。
あと、ほぼ全部だと思うけど絞り開放で撮ってると思う。ライカさんが「今のレンズは開放で1番性能が出るようにしてるから、理由があるとき以外は開放で撮ってほしい」って言うのでそうしてるけど、うん、とてもいいんじゃないかと。
後半になるにつれて説明の文字数が減ってるのは偶然ではない、流石に息切れした。むしろ前半の文字数が多すぎる感がある。写真に思うことを添えるのって意外と難しい。スタイルを試行錯誤で構築していきたい。
ついつい機材の話題が多くなりがちだけど、レンズもカメラも写真を撮る道具であって、主役は写真じゃないとね、ということで。写真についてフォーカスした記事ももっと書いていきたい。では。