僕は写真の程よい周辺減光が気に入っていて。被写体を引き立てるというか、雰囲気を増すことが多いので。
Leicaのカメラを買ってからCOVID-19が流行してしまい、ほとんどの写真が子どもか生活圏内のもの。なので景色よりも、特定の被写体をカメラで捉えることの方が多い。だから周辺減光があった方がいい写真に思うシーンも多いのかもしれない。
何かの雑誌で、「被写界深度をコントロールするとき以外はぜひ絞らずに開放で使ってほしい。ライカは絞り開放で性能が発揮されるように作られている。」とのライカのコメントを読んだこともある。
とはいえ、開放で撮影すると仕組み上どうしても周辺光量落ちは発生しやすい。
ということで(?)、どのくらい周辺減光があるのか、は気になるところ。
僕はJPEGで撮影することが多くて、カメラメーカーの設定頼りなわけだが、ある意味そのメーカーの色が出るともいえる。
ライカM10-RとSummilux-M f1.4/50mm ASPH.で、JPEGモード、設定は全てStandard、ホワイトバランスもオートで暗めの空を撮るテストをしてみた。
F1.4だと周辺光量落ちが起きていることが明確にわかる。f2.0も残ってて、f4.0だとなくなっている。
これをどう捉えるかだけど、僕は気に入っていて。
ただ月や雲を撮っただけなんだけど、中心に据えた何か、に主役になってもらえるというか。
ちょっとこれらの写真は落ちすぎかな、という気もするけれど。気になるなら少し絞ればいい。
被写体を引き立たせる効果があると思う。
一方で、十分に光があるところでは目立たない。
ライカQ2ではあまり気にしてなかった周辺減光。M10-RとSummicron-M 50mm 3rdを使ってから特に気にするようになった。いい雰囲気が出る一方で、レンズの特性を理解してコントロールしないと思ったような写真にならないことも多い。
Summilux-M 50mm ASPH.はまだ使い始めたばかりなので、写真をたくさん撮りながらこのレンズとカメラについて理解していきたい。