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COVID-19について考えたこと、2021/8時点。

2021-08-15    View
品川駅

新型コロナウイルス(COVID-19)について思ったこと、考えたことを記録に残しておこう。そう思ってこれまでいくつか記事を書いてきた。

このタイミングでも、また何か書いておきたいと思う。

冒頭の写真は品川駅。2021年8月14日、お盆期間中の平日の朝。

緊急事態宣言中、お盆、コロナ禍、という状況でもさすがは品川駅。通勤で使われている人も多いのだと思う。

将来、写真だけ見て、いつ撮られたものか想像できるだろうか。

人通りは多いようには見える。緊急事態宣言中とは思えないだろう。

柱をよく見るとオリンピック・パラリンピックの表記がある。オリンピックの年であることも見てとれる。

オリンピックは無観客で試合が行われた。

開催期間中(7/23〜8/8)にも感染者数は急増し、東京は8/13に過去最多を更新し5773人/Day。検査が追いついてないという話もあり、もっといるだろう、と。数百人で大変だーと言ってたときが懐かしい。

それでもオリンピックは最後まで実施された。

選手の皆さんからオリンピック開催してもらって良かったという声もあるそうだ。

自分の中で何に賛成で何に反対なのか整理がついていない。

一人の国民として、今更だけど、結果論でしかないけれど、しっかり考えておいた方がいいかなと。

このオリンピックは無観客で開催された。日本のプロ野球やサッカー、街中のイベントには人が集まっていて、電車に乗ってる人たちはたくさんいて、なんでオリンピックの大きなスタジアムに観客が一人もいないのか、そこも疑問ではあった。

何が正しいのか?オリンピック中止すべきだったのか?無観客で開催すべきだったのか?

いろんな意見があるだけに、自分なりに考えておきたいと思った。書くことで理解が深まることもあるので、まとまりがないけど、書き出してみる。

交通事故があるから車に乗らないのか、理論

COVID-19と交通事故を比較する話をちょくちょく聞く。

「交通事故が起きても車に乗るのやめませんよね、制限もしないし車販売停止もしないですよね、コロナはどうしてここまで厳しい規制をしようとするんですか」と。コロナ感染と交通事故の比較だ。

コロナ影響を抑えるために、緊急事態宣言を発し、飲食店には制限を設け、酒類は提供を停止、オリンピックの開催は無観客で行う。国民の生活はかなり窮屈なものになっている。

COVID-19による死者数は一日あたり数十人。多いときで100人を超えていたようだが、8/13は25人の方が亡くなってしまったとされている。

厚労省ウェブサイト コロナ 死亡者数 20210813
厚労省ウェブサイト

8/13時点の死亡者数は累計で15,376人。大体1年半くらいでの累計だろうか。

一方、交通事故による死者数は年間3000人程度。一日あたり10人くらい。

なるほど、コロナはすでに交通事故を超えている。

交通事故による死傷者数は問題ではあれど、医療が崩壊するほどではない。そういう意味で、医療切迫状況を作っているCOVID-19は交通事故よりもタチが悪く、みんなで対策を考えないといけない対象だと考える。

以前ゼロコロナを提唱した政党もあるようだが、ゼロコロナは交通事故をゼロにしましょうというようなものなのだろうか。否定する意見もあるようだが、シンガポールとかオーストラリアとか徹底的に規制して感染者数を抑え込む(ゼロを目指してるように見える)国もある。

COVID-19の厄介なところは、一気に広まってしまうとコントロールできなくなること。

国として何を目指すのか、そこの整理も日本は明確じゃないように思う。コントロールできてたらOKとするのか。ゼロを目指すのか。

感染者数とその他の指標

厚労省のウェブサイトのデータをもう一つ。

厚労省ウェブサイト コロナ 感染者数 20210813
厚労省ウェブサイト

感染者数の一年トレンド(左)。最近いかに悪化しているのかがよくわかる。

そして右のグラフは入院治療等を要する人数の推移。今14万人くらいらしい。桁が一つ多くて、こんなにいるのかーという印象。こちらも最近急増中。感染者数が一日2万人で重傷者数が一日に1500人とすれば、きっと入院する方は数千人/dayで、回復するまで入院とすると入院治療を要する人が結構な数に膨らんでいくってことなのだろうか。グラフの見方に自信がないが、とにかく医療が切迫している理由がよくわかった気がする。

今の状況がどうなのか、のポイントはここなんだと思う。医療でなんとか防げる範囲ならアンダーコントロールと言えるのかもしれないが、日本はここが許容値を超えつつある。

これを評価するのに病床使用率という言葉があるが、こちらは大変ややこしい。表面だけ調べても調査が足りないと思った。入院患者病床使用率、とか重症患者病床使用率、とか複数ある上に、分母の数字の定義も複雑。

stopcovid19.jpというサイトに数字がまとまっているが、8/11時点、東京・神奈川・沖縄が特に切迫してるのがよくわかる。ここからさらに感染者数増加の勢いが止まってないのが怖い。

新型コロナウイルス感染症 病床使用率
stopcovid19.jp
病床使用率 重症患者
Stopcovid19.jp

この数字がいくつになったら何が起きるのか。どこに本当にアウトなラインがあるのか。ここがわからないことが怖い。わかったらみんながどこかでストップかけると思うのだけど、ブレーキ踏むタイミングが分からないから緊急事態宣言の効果が出ないのではないだろうか。

アメリカやヨーロッパなど、日本より感染者数が多い国もある。感染者数だけの比較ではきっと意味がなくて、それが医療体制とみたときに許容範囲にあるのかどうかなのではないだろうか。

日本は今、許容範囲なのか。ニュースを見る限り許容範囲ではないように思われる。よって海外と比較してもしょうがないと理解。

考えてみて。

「アンダーコントロール」にあるかどうか。

自分なりに色々考えたけど、これをどう捉えるかだと思った。

アンダーコントロールにない、と言ってしまうと大混乱になるので、政府や行政はそういうことは言いたがらないはず。けれども実際は危うい状況。どこかのタイミングで完全にアウトオブコントロールになった。

感染者数が増えれば増えるほど拡散拡散速度も上がり重傷者数も増える。無症状者もいるのが難しいところ。

よく不要不急の外出というが、マスクして人と距離を取ってたらまず感染しないはずで、首都圏の電車を止めてない時点でそこは大きな問題じゃないんだと理解する。公園歩くのだって問題ないはず。

問題なのは、マスク外して集まってしゃべったりして感染が広まってしまうこと。ここをどう防ぐか。「不要不急の外出をやめてください」ではメッセージとして伝わらない。2020年の4月頃のような雰囲気を作らないと感染は止められないだろうけれど、イベント開催を許容したりしてる時点で難しいと思う。何を言ったって人々がどこにも行かないわけがない。だってイベントが開催されてるのだから。

そういう意味で、今回のオリンピック開催は個人的にはよくなかったと考える。オリンピックやる以上は他のイベント(各種スポーツ)も開催される。ムードとしてどうしても緩くなる。いっときの盛り上がりはあったかもしれないけど、今後非常に暗い未来が訪れる可能性がある。日本の人々の生活や経済トータルでの収支±をみたときに、大幅マイナスに触れる可能性がある。

じゃあオリンピックの試合全く見なかったのか、と言われれば見たので何も言えないのだけど。今、全体を俯瞰したときに、日本が追うダメージは相当なものだろうなと思うと、どこかのタイミングで止める必要があったんだろうなと。。ただ、その判断は超絶難しかっただろうなと。本当はワクチン接種率を上げて医療体制を強化して対応したかったんだろうなと。色々あってうまく行かなかったけどオリンピック開催は止められなかった、と。

ただ、国内のサッカーや野球の試合には観客いれて、オリンピックに人数限定でも入れない理屈はよく分からなかった。ここまで調べ切ってないけれど、やるなら入れても良かったのかなと思うけど、人数制限したらそれをマネージする仕組みづくりがおっつかなかったのかしら。違う理由かしら。

品川駅 人の動き

とある一日のあるタイミングで撮影した品川駅の写真。

人それぞれ生活がある。

COVID-19をアンダーコントロールと言える日は来るのだろうか。

ワクチン接種率が徐々に上がる一方で、新種のウイルスが発生したりして、今後どうなっていくのか全く予想がつかない。

健康を損ねないようにしなければ。感染しないようにして広めないようにしなければ。個人ではそれくらいしかできることがない。

そんなことを考えた数日。何年か経って、これを読んでどう思うだろうか。

今日の長い独り言おしまい。

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