めっきりライカの虜というか、魅せられてしまったというか。ライカQ2を買ってからというもの、深そうな沼の入り口に立っていて、更なる深みにはまりそうになっている。
おそらくApo-Summicron-M F2/35mmというレンズを知ってしまったからと思う。すごく惹かれるものがあった。買えるのかどうかもわからないけど。
そんな経緯もあり、何冊か本を購入してLeicaについて勉強している。今日は読んだ本の紹介したい。
ちなみに、学んだことは、例えばLeicaという名前の由来。
Leitz社のCameraでLeica。
そんなことも僕は知らなかった。
例えばM3の由来。M3は3つのMということらしい。
- More Rapid
- More Convenient
- More Reliable
なるほど、だからモデル名は歴史的にM3からなのか。
何冊か購入した本の紹介
ライカについてとにかく情報を入れたいと思い、Kindleで買った3冊を紹介します。
『M型ライカヒストリーブック(2013.1.31発行)』
500円程度ながらボリュームのある本。ライカM3初期の頃からM7までM型ライカの歴史とディテールが解説されている。なのでデジタルの前の時代のものが中心。
デジタルカメラ登場の前はフィルムカメラであったわけで、機械的な構造の解説が多い。
正直ザーッとページをめくった感じでは理解しきれなかった。でもライカのカメラがなぜその形をしているのか、理解できた気がする。
レンジファインダーの仕組み。ブライトフレームとは。こういったものを学べたのも大きい。ライカQ2を買ったとき、画角を28mm,35mm, 50mmと切り替えた際のファインダー表示に最初は違和感ばかりだった。でも今はどうしてああいう仕様にしたのかよく理解できる。
歴史があるのだ。
なぜそういう形をしているのか?なぜそういう機能なのか?知って使うのと知らずになんとなく使うのとでは違うと思う。
また、形や仕組みだけでなく、本体のカラーもシルバークローム、ブラックペイント、ブラッククロームとあって、これらの歴史も勉強になった。
『pen 2019/3/1号 ライカで撮る理由。』
ライカを使用してる人のライカというカメラについてのコメント。ライカは特別な何かがあるんだなと伝わってくる。
内容はそれだけでなく、ライカM10の製造現場の記事もあれば、ライカという会社の歴史や基礎知識のページもあり、参考になった。
『M型ライカの教科書』
Kindleでも2500円くらいする日本カメラ社の本。
M型ライカシステムの特徴、M型ライカカメラ各モデルの特徴、レンジファインダーカメラの使い方、各種ボタンや設定詳細などまでカバー範囲が広く深い。
特に持ち方・構え方は勉強になった。左右どっちの目を使っても正解。僕は利き目は左と思ってて、いつも左目を使ってるけど合ってるのかなと思ってたので。
また、カメラ本体だけでなく、レンズについても情報がまとまっている。レンズの名前の意味だったり、Mマウントレンズ図鑑があって一覧でラインナップを眺めることができたり。
高価だけど情報量はそれなりなので、もう欲しくてしょうがない人、ライカにハマっている人ならお金を出してもいいんじゃないかなと思う。カメラを買う前・買った後どちらも楽しめる本かなと。
おわりに
今日紹介した本だけでなく、ウェブサイトでも英語日本語問わず多数のページを読んだ。
そして学んだのは、Leicaという会社は徹底的にクオリティやスタイルにこだわるということ。そして機能を増やすのではなく、引くことによって完璧を求める思想であるということ。
ライカMシリーズのデザインはシンプル極まりない。「写真を撮ること」に徹底的にフォーカスしている。カメラは写真を撮る道具。使い勝手のところも含めて、徹底的に。
Less is More.
これは僕の好きな言葉だが、まさにこんな思想でものづくりをしている会社であることが改めてわかった。
何が言いたいかというと、欲しさがさらに増してしまったということ。
人生を楽しめるのなら、自分への投資を惜しむべきではない。早く投資すればするほど回収する期間は長くなる。
究極のカメラ・レンズを買えば、それ以上はない。ライカQ2を買ったとき、LeicaがPerfectと謳うカメラを手に入れこれ以上何か欲しくなるなんて思わなかった。
しかし、さらに究極のカメラを知ってしまった。
うんうん唸る日々は続くだろう。実物を見てみたい。。(見たらおしまいかもしれないが)