2020年8月、豪雨の影響で中国の三峡ダムの水位が高くて…というニュースがあった。大きな事態にならないことを祈るばかり。
日本も水災害が増えている。
九州、関西方面も深刻なダメージを受けたのは記憶に新しいし、昨年は東京の武蔵小杉の浸水がニュースになったりした。2019年、台風が立て続けに千葉方面を襲い多大な被害も出た。今も完全な復旧はまだという情報も流れる。
住む場所によるとはいえ、広範囲に影響がでており、ここ数年で台風の危険を感じた人は多いのではないだろうか。
そして2020年も台風の季節がやってきた。この記事を書いているタイミングでは台風10号が発生し、日本に向かっている。強烈らしい。
機械エンジニア的には、最大風速の設計とか、プラントエンジニア的には降雨量の設計とか、そのあたりも気になるところだけど、そもそも何より生活がままならない、そんなリスクを感じる。
これがこのまま悪化していくのか、それともたまたまなのか。
企業に就職して、家族を持って、持ち家を持って、という価値観はいつからあるのかわからないけど、サラリーマンとして価値観だとするなら、所詮はまだ数十年の歴史でしかないように思う。
長い人類の歴史から考えれば、気候の合わせて移動もしてきただろうし、そう考えるとずっと同じ場所に住むことが自然ということはないはず。
僕はもともと引っ越しが多くて、これまで10回以上引っ越しをして住む場所を変えてきた。それは勤務地変更によるものとか、結婚して住む場所を変えたとか、いろんな理由がある。海外に2.5年ほど住む機会もあった。おかげでちょっと普通とは違う価値観を持つに至った。
「ずっと同じところに住むよりもいろんなところに住みたい。将来引退しても、数ヶ月ごろに気候の良い場所に住んで常にいい環境に身をおきたい。」
そうなるといつも持ち運べるものは多くない。だから荷物は少ない方がいいと思うし、厳選して必要なモノだけを買おうとする。
お洒落を楽しむアイテムだけは別枠って感じ。今を楽しむためにそう言ったものも持つけど、いざまた移動するとなったら全ては持ち運ばないだろう。
最近の自然災害の増加はこの方向が間違ってないかなと思うに十分ではある。
身軽でいた方が、リスクは少ない気がする。
簡単にその街を離れられない人もいると思う。そう考えると僕は身軽かもしれない。
いろいろリスクを書いてきたが、だからといってマイホームは夢、というのも否定されるものではない。ただ、もしそこにずっと住むことを考えるなら、ハザードマップ等のチェックは欠かしてはいけないと思う。そもそもずっと住むことすら叶わなくなってしまっては意味がないので。
そこにずっと住めなくなる、そんなリスクすら感じた2020年。今日の記事はそれをブログに残しておくものです。
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