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2019-09-13    View
   

台風15号を経験して。危機において適切な判断ができるか。

台風 15号

関東を直撃した強烈な台風15号。

千葉のエリアにおいては停電とともに水道も止まり、物資の供給もままならず、でも暑い日が続く、そんな深刻な状況に陥り今も完全復旧していない。

Twitterをするようになってから、自分で欲しいと思わない情報も流れてくるようになった。それを眺めてみると、台風直撃後にこんなときは会社が休みであることをすぐに決めるべき、とか、それでも会社に行く人たちはどうなんだ、とか、いつ復旧するんだ、とかいろんな意見が出ていた。

ここについて個人的に思うことを書きたい。

休める人もいれば、大事な仕事がある人もいる

その日なんの仕事をしなくても問題ないなら、休むべきだと思う。それくらいの災害だった。

しかし休めない人たちもたくさんいる。

みなさんの生活を支えている仕事となると休めない。

どのような影響が出ているのかはすぐにはわからないものだ。徐々に情報が集まってくるから。

場合によっては現地に行かなければわからないこともあったはず。

だから会社を休みにしてよいかどうかをすぐに判断するというのは、仕事によっては難しかったはずだ。

もちろん、迷うことなく休みにできた会社もあると思うけど。

休めない仕事もたくさん

例えばだが電力会社をはじめとするユーティリティ企業、鉄道各社の皆さんはもちろんなんとかしなきゃいけないから休めない。

病院、医療関係でサービスを止めることができない会社に勤める方々もいる。定期的に病院に通う必要がある方を送るタクシードライバーさんは、この状況でも車を出したと聞いた。

道路に横たわる倒木を撤去する方、それを手配する方、食料を販売するスーパー、飲食店、そこに物資を届ける運送会社、食品を製造する食品メーカーのみなさん、ガソリンを販売する石油会社、ガソリンを運ぶドライバー、ガソリンスタンドの店員さん、トラックの配車を担当する方々、…etc.。

挙げたらいくらでもでてくる。

被害の大きさがわからないから、どんな仕事が今あるのか、会社に行ってみないとわからない。使命感を持って出社した人もいたと思う。

台風が来たからみんな会社を休みにします、としたら、困る人がたくさんいるし当然復旧が遅れるわけなので。(もちろん暴風雨の中外を歩くのは危ないので、それは避けるべきと思うけど。)

また、1社だけ頑張ればなんとかなる問題ではない。

倒れた鉄塔の復旧や瓦礫の撤去など、重機や足場が必要なら多くの企業の方の力が必要。一つの主要産業を支える多くの方々がいる。思っている以上に裾野は広いと考えている。

何がいいたいかというと、必要な仕事、そこへの貢献が求められる人はたくさんいたはずだ、ということ。

いくべきかどうかわからなくて、自らの判断で会社にたどり着くべく努力した人もいるんじゃないかということ。

そういう人達が今の日本のいいところ(災害時にすぐに復旧するとか)を支えていると思う。

もちろん働きすぎ、まじめすぎ、という問題もある。そこが議論の対象になっているところもある。

けれど、どんな問題にも二面性があって、どちらかだけ語られるのは違うかなと思っている。

状況に応じた適切な判断をするしかない

ものごとは白か黒だけで片付けられることばかりではない。状況に応じて判断も異なる。

出社すべきかどうか、その判断が難しい会社もたくさんあったはず。

本当に出社する必要があったのか、もしくは逆に本当はあらゆる手段を考えて出社する方法を模索しなければならなかったのか、しっかりと反省することが大事かなと思う

管理者は管理者の立場としてそういった判断を求められるし、そういったときこそ上位者の腕の見せ所になる。今回の件が落ち着いたら色々反省点を洗い出して改善していければいいのかな、と。

なぜ出社してしまうのか

日本人が真面目ということは大きいと思う。今日のYahooにもそんな記事を見かけた。

あと、日本人の村社会的なところが原因の一つとしてあるんじゃないかと思う。これはあくまで推測だけど。

みんなは出社していて、実は出社してなかったのは自分だけ….みたいな状況を日本人は嫌がる傾向にあるかなーと。

自分で判断して、「外にでるのは危ないから、電車が動く見込みがないから、会社に連絡した上で自宅で待機していた」というのはOKなはず。会社が本当に来て欲しければ、車でもなんでもあらゆる手段で来てくれ、と連絡するはずだ。

周りに出社する人がいたら、出社した人が偉いになってしまう可能性がある。連絡するのもどうかな、、、と思い連絡しない。だから周りを気にして出社してしまうんじゃないかなぁ。違うかな。電話はある程度通じたので、連絡つかなかった、というケースはそう多くないんじゃないかと思うのだけど。

そういう人達からすると、会社や上司の「今日は自宅待機」という指示が大事になる。

今できる限りの手段で情報を収集し、自分で行くか行かないか判断する、判断できないなら上司に相談する。そうすれば悩まないと思うのだけど。悩むのは上位者でいいんじゃないかな、と。

自分の判断で会社までたどり着いて、みんな来てなかったから行かなきゃよかった、と思うなら、自分で行くという判断をしなきゃよかったわけで。自分で行くと判断したのなら、周りがいようがいまいが、仕事をすればいいわけで。

危機のときは、みんな自分のことでいっぱいいっぱいになる。最後に自分の身を守るのは自分。どう行動するか判断するのも自分。


この考えを押し付けるつもりはありませんが、僕はそう考えて行動しています。

ちなみに、僕は台風が来る前の日曜夕方に職場の近くに前日入りした人間です。もちろん全力で仕事しました。

多くを学ばせていただいた数日間でした。

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Yo
30代エンジニア。日々の生活や読書、仕事や海外での経験から学んだことをまとめるブログ。
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