2020年1月、Leica Q2を購入して2-3週間。周辺グッズも揃ってきた。
いよいよ外に持ち出すカメラはSony α7からLeica Q2へ変更。
僕は外出する際は1つしかカメラを持たない。
Sony α7を使う頻度が激減することは分かっているので、まだまだ使えるα7は誰かに使ってもらった方がいい、そう考えた。
ということで以下3つを買取に出してきた。
- Sony α7本体
- キットレンズ FE28-70mm F3.5-5.6 OSS (SEL2870)
- 単焦点レンズ Sonnar T* FE55mm F1.8 Z (SEL55F18Z)
お別れにあたって、このカメラと機材に感謝を綴る記事を書きたい。
Sony α7との出会いは2013年
2013年の秋頃、Sonyが世界で初のフルサイズミラーレスカメラを発売した。
僕は家電好きで、定期的に家電屋さんを散歩するのが趣味だった。最新の技術や製品のトレンドをみて回るのが楽しかったから。
そこで見かけたのがSonyのα7。
世界初のフルサイズミラーレスカメラという謳い文句。
一眼カメラとしてはコンパクト、でも描写力は素晴らしく、最先端を行くカメラと宣伝されていた。Sonyらしい尖った製品。デザインもカッコよかった。
調べれば調べるほど欲しくなる。
当時普通のコンデジしか使ったことがなかったが、直感的にこれだ!と感じ、購入した。
それから街を撮影しはじめ、写真の面白さに気づき、旅行の楽しさも増した。
国内旅行に行くときはもちろん、イタリアに行ったときも
オーストラリアに行ったときも持っていった。
動物との出会いもあった
最高の日の出を共にし、
最高の夕陽も共にした。
写真の面白さ、素晴らしさを教わったのがこのカメラだった。
最初はキットレンズのみで運用していたが、それはそれで使い勝手は悪くなかった。
ZEISSの単焦点レンズとの出会い
海外赴任から日本に帰国したのが2017年。
子供が生まれるにあたって、いいレンズが欲しいと思うようになった。
そこで購入したのが55mmの単焦点レンズ。
ZEISSのレンズでとても評判がよく、ポートレートにも使える。値段は10万円くらいだったが、レンズ沼の世界ではまだまだ序の口のようだった。
撮影してみたら驚きの連続。
そのキレのある素晴らしすぎる写りに感動。
レンズでこれほどまでに変わるのか、ということを学んだ。
この単焦点レンズを使った後にキットレンズを使ってみたが、もう戻れないことを悟った。それほどに撮れる写真のクオリティが違う。レンズ沼というものを少し理解した気がした。
そして、ブログには載せられないが、子供が生まれてから成長する過程で本当にステキな写真を撮れた。
僕にとって、10万円どころではない価値がこのレンズにはあった。
Sony α7 + ZEISSの55mm F1.8単焦点レンズだけで。
55mm単焦点しばりで運用していたけど、それはそれで楽しかった。
いいカメラとレンズはその場の雰囲気まで切り取る。そう実感した。
自分の足を使って構図を整えるというのはカメラの勉強にもいいらしい。
ポートレイトから景色まで、55mmのみでやりくりしようと試みた。
ベトナム旅行とグアム旅行を55mm単焦点レンズで乗り切ろうとした話はブログの記事にもなっている。
でももう少し広角のカメラが欲しくなった
しかし人間は色々と足りないものが気になってしまう。もう少し広角側をカバーするレンズが欲しくなった。ZEISSの広角レンズもチェックした。これがレンズ沼の入り口というやつかと思ったが、僕が見出したソリューションは別だった。
最終的に、28mm f1.7の単焦点レンズを搭載したライカのQ2というレンズ一体型カメラを購入し、それ1つでやりくりすることにした。描写力と画素数、クロップ機能で28mmだけでなく35mm, 50mm, 75mmで切り取ることもできる。
これからはこのカメラと共にシーンを切り取っていくことになる。
感謝
いいカメラは人生を変える。
本当にそう思わせてくれるカメラだった。6年経ってもSony α7の実力に不足があるとは思わない。相変わらず素晴らしいシーンを切り取ってくれる。
単体としてのかっこよさも色あせるものではない。
α7とZeissのレンズの組み合わせも最高。
僕はLeica Q2に惹かれカメラを変更するに至ったが、Sonyのミラーレスは今も一番だと思っている。
いつかまたSonyにお世話になる日が来るかもしれない。いいカメラを作りつづけてほしい。
今は感謝を述べ、一時的にSonyとはお別れ。
ありがとう、Sony α7、そしてZEISSの55mm単焦点レンズ。